プチ同窓会 その1


42歳になって、まさか当時の先輩達と

再び楽しい時間を過ごせるなんて

思ってもみなかった。

濃厚過ぎる春の兆しを感じたあの夜。

だけど私達の記憶は、時代を逆行して

10代にタイムスリップする。


あ、登場人物の事をちょっとまとめるね。

Mちゃん・・・Mちゃんは、化粧品屋。毎月会う。

Nさん・・・・・Mちゃんの旦那さん。

(Mちゃんは高校時代の後輩。Nさんは
私の直接の先輩ではないが、バンド活動で
いつも一緒だったので、N先輩と呼ばれていた。
二人は夫婦。)


Aさん・・・高校時代の先輩。ギターがメイン。
      中学時代からFさんとバンド活動をしている。
      別なバンドではベースを担当。

      学生時代は生徒会長、成績優秀。
 
   
Fさん・・・ Aさんと中学時代からバンド活動。ボーカル。
      私の直接の先輩ではないのだが、当時から
      A先輩繋がりで何かと会っていた。モテモテの人。
      私らはニックネームで「F先輩」と呼んでいる。


AさんとFさんは、Nさんの後輩。

その付き合いが今もあって、

私がMちゃんに「当時の先輩らに会いたい」と

言ったら、声掛けしてくれて

今回5名で会えた。


このメンバーで顔を合わせるのは

すごい久々!Mちゃんも

「Fさんにはラジオ番組の時に

飛び入りで入ってもらったけど

Aさんは、本当に25年ぶり位!」と

言っていた。


もう、この会話ですでに

高校時代からずっとバンド&

音楽活動をしている人を物語っている!

そして、同じようにバンドが好きな10代を

過ごしても、40歳ごろになっていると

各自の道を進んでいるなあと思った。

先輩らのように、極めている人も居れば

「その時だけ流行りに乗った」感じで

終了している私など。

あ、私の場合音楽活動と言うより

夜活でディスコで踊ると言う感じですが。

でも、方向性が違っても

基本、「踊る」と言うのが好き。


バンドでの活動も勿論だけど

私は観客として、踊っているのも

とっても楽しかった。

そこで出会った人達との思い出も

沢山あった。



こういう懐かしい顔ぶれで会うと

本当に自分がまだ16〜17の時に

戻れるね!(肉体的にはムリだけど。)

感覚がね。

今回、この夜で

「意外とそうだったの!?」と

言う出来事が

私の中で印象に残ったの。

それを書くね〜〜


みなさんご存じのように

バンドやっている人は、

男女ともモテます!

ハッキリ断言しましょう。

声、掛けられます!

さらにボーカルは目立ちがり屋です!

「私を見て!オレを見て!」アピールです!

バンドの顔だから、やっぱり

その人のイメージに

持って行かれるでしょう。

まあ、本当に歌が上手い人もいるけど

「ボーカルします!」と名乗りでる人は

歌に自信があるのは勿論だけど

地味は人はいません。

これが若いうちは、

キャーキャー楽しいね

で、済みます。

私は女目線なので、このノリだけで

青春時代が過ぎました。


さて。今回、彼らから

「モテたい」と言う話が

ここで聞く事が出来ました。

Nさん・・・「オレ、中学時代からドラムやって

      みんなに自分をアピールしてたんだ」

ええ!そうなの?あの力強いドラムの音は

アピールだったの?

「今、昔のドラムやった自分の音を聞くと

全然ダメだ〜と思う。(笑)でも

その当時は俺ドラム出来るんだぞ!て

思ってたよ」

趣味、特技がドラムなんだと思っていた。

「これをやったら、女にモテるだろう!と

思ってた」とNさん。

今になると、幾分個性的な髪型や

ファッションだったのも

モテたい!と言う現れだったと言う。



Fさん「いや〜。そう言われてみると

その点、
オレはモテるには

どうしたらいいか?て

悩まなかったっすね」

みんな大爆笑。


だって本気で言ってるようにも取れるし

ジョーダンみたいにも取れるんだもん。

だから私も言った。

「だってF先輩、本当にモテてましたもん」

「そう。だって俺の後輩たちの

半分は俺のファンだったし」

そう言うFさんの言葉にまた

みんな大爆笑!

「ナルシスト全開で面白い〜〜!」と

私もゲラゲラ笑って言った。


Aさんもそこで言う。

「俺もどうしたら、
女の人に

モテるのか考えた!

ギター出来たらモテるかなって

思った思った!」

あれ?以外と皆さんそんな感じなの?

「カッコいいって言われるには

容姿だけじゃない、他の事でも

自信が持てればいいと思った」

A先輩のギター姿がカッコいいと

思われたのは、そこか!


みなさん、音楽が好きで

始めたのかと思ったら


意外と動機は「モテたい」だったの?


Nさん「だって、学生の時って

モテたい!バレンタインのチョコ

もらいたい!って思ったもん」


ええ。それって小学生の時位かと

思ったけど、そうでもないの?

「中学生の時なんて

バレンタインの時に


どの人からチョコもらえるのかな?って

不安になったりしたよね〜」


この話を聞いて、やっぱり

男子と女子は違うんだなあと思った。


私ら女子は、「好きな人に手作りチョコを

作る!」(←と、言っても当時は

ガトーショコラなど作れるワケもなく

板チョコを溶かして、飾りを付けるだけ。)

と言う感じだった。

今思うと、隣の席に座っていた

あの男子も、チョコレートを

期待していた一人だったのかも!と

思えてきた。



さらにAさんの

「ギターの他にも勉強も頑張った」

とにかく、
何でもやれる事は

全力投球だったらしい。

全てが完璧に行くと

モテに繋がると言う解釈だったの

だろうか?

所が、最初はトップにいた成績も

バンドに熱中し過ぎて

トップから落ちた事もあったそう。

いや〜・・・それは意外だった。

朝から晩まで遊んで←いても

勉強はおろそかに

しない人なんだな。

頭いい人は違うなあと

思っていたから。

赤点毎回取って、

休みの時に学校に出て行く私とは

違うなあと思った。

あ、でも今思うと

バンド活動取り囲む先輩らも

「ほとんど赤点だった〜」と

騒いでいた人も

居たなあ。

良かった〜!

私だけじゃなかったんだ。


やっぱりね、あんなに楽しく過ごした

高校時代は、勉強より仲間だ!

音楽だ!楽しい毎日だ〜!だった。

放課後は、アンプから出る音に

毎日埋もれていて

ライブ状態だった。

10代なら10代なりの

悩みを抱えながらも

それも青春だったんだろうな。

「モテる、モテない」も。

結局、今みたいに生活かかって


ないでしょ?

だから悩める事が

「モテたい」なんだよね〜(笑)


・・・と、言う事をみんなで

面白おかしく話をして

思った事は

モテたい!と言う思いが

エネルギーになって

趣味や(この歳だと)仕事などに

一生懸命になれのかも!と言う事。

全力で向かう事については

結果が付いてくると言う事。


ノンアルで私が思った事は

男社会は、学生時代から

始まっているんだなあと言う事。

彼らは「家庭、家、

社会的立場」などと言った物を

背負うのに、

全力で頑張っているんなあと

言う事。



・・・みなさん、お疲れ様です!