ピアス


「ピアスを開けると、男運が良くなる」

そんなジンクスを昔

聞いた事はなかっただろうか?

「片耳よりも両耳でもいいけど


ピアスの数は奇数の方がいい」とか。

またそれとは逆に怖い路線で

「耳にピアスを開けたら白い糸が

出てきた」
とか。

(・・・白い糸と言うと、こないだの

私のパワーストーンにまとわりついた


悪いオバケみたい。バケラッタ。

耳から糸が出てきたのは

都市伝説だと思う。

私、2回開けたけど出てこなかったよ。

(↑生きた証人)



私は18歳の時に

両耳にピアスを開けた。

初めはピアスを選ぶのが楽しくて

仕方なかった。

耳の穴の形がしっかり出来たら

18Kを卒業して、シルバーも

出来るのだろう。(でも無理だった)

(金属アレルギーなので今でも

ピアスは18Kか、チタン)

鎖みたいな一本線みたいなのも

耳穴を通すと、耳の前と後ろにあって

2重になって綺麗。と思っていた。

念願叶ってこれは耳の穴が


完全に出来上がった、

半年後に出来た。

耳元を飾るのが嬉しかった。



私は耳の中にピッタリ入っている

ピアスよりも、

下に揺れるタイプが好きである。

初めは誕生石や、ダイヤ(安いの)など

欲しかったけど

どんどん、その気力がなくなってくる。

何故なら必ず片方失くすから。


ピアス10点セットで1万円と言うのを

20年前、雑誌のチラシか何かに

載っていて、それを注文した事もあった。

届いてその10点セットをみた時は

大半が好みで嬉しかった。


今ではあまり付けている人を

見かけない輪っかのゴールド
など

かなり気に入っていたんだけど

ピアスを付けたまま

コタツで寝てしまったり

どこかに引っ掛けたりして

痛い思いをした。

冬はセーター脱ごうとして

耳にピアス引っ掛けたりする。

終いには弟に

「姉ちゃん、そのピアスって


鼻にも出来そうだね」

言われる始末。


もぉ!!私は牛か!?

そして、いつのまにか

ピアスは片方が

行方不明になる結末。


あの頃は自分が

ピアスが好きだったからか

誕生日などには

ピアスをもらう事が多かった。

そして、どんどん

ストックが増えて行く。

毎日どれにしようかな?と

選ぶのが楽しかった。


しかし・・・30歳を過ぎた頃から

片方だけ残っているピアスよりも


両方とも無くなったピアスの方が

多くなってしまった。

昔は沢山あったんだけどなあ。

もしかしたら、

この「耳を飾る」アイテムは


外観上のエネルギーを

もらいたい!と言う

意識が強い時には自然と

集まってくるものなのか?と思った。


歳を重ねると、どんどん

メイクの事よりも下地。

下地よりも、顔の土台を支える筋肉!

こっちの方が重要視していく。

そうして変顔したり

美容液にこだわったりしているうちに

顔の外をカバーする物

(若い人で言うとカラコンやツケまつげ)


よりも、内面に意識が向かっている!と

思った。



その証拠に私もこの数年

ピアスを買った事も

もらった事もないです。

あまり自分も欲しいと

思わなかったしね。

今、手元に数点残っているピアスを

大事に付けてます。



その中でも、なんだか

失くさずにあるのは

10年前に女友達三人で沖縄に

行ったときに買ったピアス。

三人でお揃いの石で買ったの。

青い珊瑚礁の綺麗な石。

「Mちゃんのお土産にもこの石」と

女子4名でお揃いの石で作られた

ピアスやネックレスを持ったのです。

今でもそのピアスは私の元を

離れる事もなくあります。

Mちゃんもそのネックレスをしてます。

「思い出が多く詰まっている物だから

失くさないんじゃないかな?」


言ってくれました。



思い入れのある物しか残らない。

今の自分に合う物しかない。


私の耳を飾ってくれて

私にキラキラを

与えてくれるピアス。

最近、久々にピアスを買いました。

なんとなく、外から美のエネルギーを

もらえそうな気がして。

相変わらず18Kのままだけど

パールとゴールドのコンビ。

パッと見、花みたいなの。


すごくお気に入り。

ピアスをしなくても

穴がふさがる事もなく


白い糸が出てくる事もなく

毎日、耳を飾る事で

日常が潤ってます。



P.S 男運は変わりません。

相変わらず悪いです。