おまじない
「おまじない」と言うのは、念じる力が現実を動かす物だと思う。
私が中学1年生だった頃、やっていた恥ずかしい「おまじない」について
ぶっちゃけたいと思う。
☆彡その1「ストロー袋の おまじない」
今や懐かしの給食!私はヤセの大食いなので男子が居ようが
お構いなしに、御代わりをしていた。時には男子とフルーツサラダの
奪い合いにもなった。「良く食うなあ」と捨て台詞を吐かれた事もある。
しかし!こんな私でも食後の「ストロー袋おまじない」は
御代わりの次の、お楽しみであった。
それは、牛乳に付いてきたストローの袋で「玉」を10個作ると言う物である。
ダブらずに見事に10個玉が作れたら、両思いになれると言う、おまじないである。
私らは、真剣な顔をしてストローの袋の作業をしている。
みんな授業では見れない顔をしている。しかし私はいつも7個までしか作れなかった。
☆彡その2「プロミス リング」
ご存知のお友達もいると思うが、これはカラフルな糸を使って輪を作り、
ブレスレット感覚で身に付けると言う物である。
リングの輪が自然に切れたら、願いが叶うと言う物である。
肩身離さずしていないと、いけないものなので
いつまでも輪がほつれないと、リングの端が薄汚れて黒ずむのだ。
私は、このリングを友達に作ってもらい50円で売ってもらった。
つけたその日に、リングが自然と切れた!わ〜い、お願い叶う!と思ったら
作りがあまくて、すぐにほつれただけだったのだ。
私のプロミス リングは、50円分の役割しかしなかったのだろうか?
☆彡その3「好きな人の靴を履く」
好きな人の靴を履いて、3歩 歩くと両思いになれる!と誰かが言い出した。
当時の私は、好きな先輩が帰宅したのを見計らって
放課後、靴箱に友人らと向かった。
友人らも、勿論「靴のおまじない」実行委員の一員である。
先輩の靴を発見!「これは効果がありそう!」誰もがそう思っていた。
何故なら、好きな人の身に付けている物だからである。
私は、先輩の上靴を早速履き、三歩どころか10歩も歩いた。
薄汚れた26.5センチの靴。歩く度、私の足のサイズには大きすぎて
バタバタと音がする。「きゃ〜!!1、2、3歩。もうちょっと歩いちゃえ〜!」
はしゃぎながら歩く私に釣られ、友人らもお目当ての先輩の靴を履いた。
もう、これだけで嬉しかった。そして、一ヵ月後、おまじないは効いたのである。
私は、念願叶って、好きな先輩の彼女になれたのである。
あの時は、嬉しくて泣いた。おまじないが効いて良かった。
しかし!ただ一つ、このおまじないには副作用があったのである。
それは、おまじないを実行した後、私のあんよの裏が、かゆくなったのだ。
この事は、私と貴方だけの秘密にしていて欲しい。
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