オカルト★サークル


こないだまたAさん親子に会った。

Aさんのお母様は霊感バリバリなので

オカルト好きの私には

お母様のお話が楽しくてワクワクしてた。

晴れた日曜日。今日は

どんな不思議な体験の話が聞けるのだろう?



Aさんのお母様の家に到着。

腰を悪くされた事もあり

相変わらずのベッド生活。

「こんにちは〜」と挨拶をした。

思ったより元気そうな顔を見て

私もAさんも「良かったね」と言う。

・・・と、言うのも先日来た時は

介護用で用意されたベッドに

邪悪なモノが憑いているとの事で

塩盛りをしておいてあったから。

どうやらオバケ、消えてなくなったみたい。

良かったね。バケラッタ。



2回目に会って、私はお母様から

「みかりん、
おでこのボコ、

前より大きくなったね」と言わる。


あああ!やっぱり。私もなんか

ボコっとしてきたなあと思っていたの。

「うちの母ちゃんに会ったから

なにかもらったのかもよ!?」とAさん。

いや〜、なにも霊気みたいなのは

もらってないような気がするんだけど・・

あ!でもそう言われてみると!

ちょっと邪悪な事を思ったりした!

もしかしてそれ!?

「いや、それは
疲れた(=憑かれた)んじゃ

ないの?」

あ。うん。この際、そうしておこう。

私はちょっと「なにかを感じる」と言う程度で

オバケが見えるとか、

透視出来るわけじゃないけど

霊感強い人といると

感化されるって本当なのかしらね?


それを証明するかのように

オデコの「ボコ」!

まあ、いいか。



今回聞いた不思議な話は!

Aさんの家族に、なにか不吉な事が

起こると、亡くなったご先祖様が

Aさんのお母様の前に現れると言う事。

ええ!そんな事あるんですか?

「うん。こないだは死んだ旦那が

枕元に立った」

「えええ!」

「母も一緒に立つ時(Aさんのおばあちゃん)

もある」


「2パターンの警告があるのですか?」

「もう一人息子(Aさんのお兄さん)も


現れて、3人と言う時もある」

まあ!三人!今日の

ミステリー★サークルみたい!

Aさんは言う。

「でも、いつも家の事に限っての警告とも

限らないの。今回はお母さんの事だったの!」

「そうなんですか?」

「そうだよ。だって腰悪くしたし。」

「なるほど・・・。」

「でも、もっと分かりやすいサインの方が

いいですよね」

だけど、そんな話を聞いていると

ご先祖様はちゃんと見守って

くれているのだなあと思う。


また、Aさんはお寺や神社が大好きで

こないだ行ったお寺の資料を

見せてくれた。

私はあまり興味がないのと

漢文みたいに、縦に漢字が並んでいて

なんの事を言っているのか

分からないので

チラっとしか見なかった。

だけど、Aさんのお母様は

老眼鏡を掛け、さらに

拡大鏡ルーペを手にして


じっくりと見ている。

「これは悲しそうな顔しているわ」

ええ?人の顔なんて映っている??

そう言われて私もその資料を

見せてもらったら

縦に積み重ねた石5〜6個。

人間の立ち姿っぽくなるよう

一つずつ置いてある。

そしてその石に漢字一文字が

書いてある。

それしか見えないけど?

Aさんは言う。

「あ!お母さん、

表情読んでいたね!?」

うそ〜〜!

確かに、この積み重ねた石は

人間っぽい姿に積み重ねたのだろうな

思えては来たが

目も鼻も口も描いてないのに

どうして!?

6人くらいいるその石たちを

左からどんな想いをしているか

感情を読み取っている。

「こちらは
悲しい

「その隣は 
もう限界

「こっちは 
苛立ち

ええ!私には何も見えないですが!?

Aさんも言う。

「その悲しいって言った石ね

結婚を引き裂かれたお姫様の姿

なんだよ。
やっぱり悲しいって

思っていたんだね」


ドヒャーーー!!

私はビックリしてしまった。

もしかして、これって霊視!?


私の事も色々見えて

いるんだろうなあ。

「うん。視えるよ。」

ドヒャー!!目ん玉ぶっ飛びそう。

「邪気はない。」

あ、そうなんだ。

でも、私の未来の事とか

今後どうなる運命なのかと

言った事は言われなかった。

・・・しかしAさんのお母様は

目の中が病気で

視界も狭く、

ほとんど見えないらしいのだが

「こっちの石は悲しそう」と言った。


心で読むんですかね!?