おフロへGO!


私はお風呂が好きだ。

どの位好きかと言うと、


ドラえもんのしずかちゃんがお風呂好きなのと

同じ位好きだ。


お湯に使って、全身を清めるのが心地よい。

このままボーと過ごすのが最高。

だがしかし!

家をリフォームする為に、お風呂が使えなくなった。

簡易的なお風呂を用意してもらったのだが

これは有難いのだが、ハッキリ言って

使いにくい。



震災の頃の思いをしたら、お風呂に入れて

温かいお湯に浸かれて幸せなんだけどね。

とにかく狭くて、服を脱ぐ時に腕をぶつける。

脱衣所とお風呂を仕切るドアがあるのですが

そこをオープンにしないと、腕も足も

伸ばせません。

また、簡易的なお風呂は、家の外にあります。

窓を開けて、3歩だけですぐお風呂です。

「歩いて3分」じゃないのですよ、

「3歩でお風呂」ですよ、奥さん!


所が、雪の降るこの時期に

3歩でお風呂でも、外は0℃で寒いです。

お風呂後は、電気を消し

ドアに鍵を掛けたりすると

たった15秒くらいでも寒いのです。

家の中にあるお風呂って、有難かったのですね。

でもまあ、一週間位だけの辛抱と思って

お風呂タイムを楽しんでいたのですが

このお風呂、すごいんです。


なにが凄いのかって、それはもう

外観が四角い箱なのですが

お風呂に入っていると、天井に付いている

緑色のセンサーが、蛍光色に輝くのですよ!

寒い冬、綺麗な夜空に光る星と

同化して夜を彩ます。

まるでクリスマスのよう。←

さらに中に入ると、

お風呂にお湯が溜まり、熱気で埋もれると

低い天井には、蒸留水が出来るのです。

これがお風呂に入っている時に

ポタッと落ちてくるのです。

まるで
雨音はショパンの調べ。←

これが、髪を洗っている時に

背中にひんやりと冷たい水が

落ちてくると、オカルト現象!?と

錯覚したくなるのです。

まるで後ろから冷たい手で

触られたような気分。←こえ〜よ。

そして思わず、上を見上げると

四角い天井に沢山の水滴の集まりが!

今にも落ちそうな水滴は

プクプクと横に揺れて、大きくなった瞬間に

真っ逆さまに落ちてデザイアー。

炎のように燃えてデザイアー。


(炎のように燃えたら、

お風呂ガス爆発じゃない?)

私は、お風呂で髪を洗っている時に

「誰かが上から見てる気がする」と思って

振り返って見る時って、

あれって本当に誰か見れるんだって!と

友人に言われた事があった。(学生時代)

簡易お風呂にオバケがいるとは

思えないけど

家の庭、すぐ道路だから

覗こうとしたら覗けるか?

でも窓ないから、大丈夫だね。

さて。この簡易お風呂でさらに

ボディーを洗う。

すると、またポタッと水滴が落ちてくる。

私は、思い切って背伸びをして

タオルで天井を拭いた。

すると、今度は束になって水滴の嵐が

私を襲った。

うそ!なにこれ!

水滴の逆襲!?冷たいっす。

拭いただけでしょう!?

ちょっとムカついたが、こんな所で

余計なエネルギーを使うだけ損!


私は再び湯船に入り

体操座り状態も苦痛なので

さっさとお風呂を出る。

2歩先がすぐに脱衣所。

ここでもドアを開けておかないと

手足を伸ばせして着替えられない。

私が、腕のヒジをぶつけるのは

毎回、ブラのホックを止める時と

外す時!←


ボディークリームも塗りたいのだけど

手足をぶつけるのと

時々、床が水で湿っているので

(お風呂用のマットを置いてみたが

あまり効果なし)

一刻も早く、基礎化粧品を顔に塗り

パジャマに着替えて脱出する。

お風呂のドアを開けて外に出る。

・・・さ・・さむい。

だけど、目の前はすぐに家。

この窓を開けたら、3歩先は暖かい部屋。

お風呂に外からかける鍵を引っ掛け

新聞紙を引いた道を3歩歩く。



無事に家に戻ったはいいが

脱衣所に忘れ物をした!

美容液を忘れてしまった!

と言う時は、滅入る。

たった3歩でも、また通るのか

と思うと「別に明日でもいいか」と言う

気持ちの方が勝ってしまう。

また、ある日は

持っていったつもりの

毛糸のパンツを忘れたとか。

ドア一つ越える事が

こんなに面倒だとは。

体験するまで知らなかった。


普通に家の中にお風呂があるのが

当たり前のように思っていた。

震災の頃を思えば

この簡易お風呂だってどんなに

有難いか・・贅沢言ってられないと

思うけどね。感謝してますよ。はい。

実際に色々言いたくなるのって

いかに日頃快適な暮らしを

してきたかを物語っているよね。



今の私の一番の願いは

長風呂に使ってボーとしたい。

1日のお清めの時間を

快適に過ごしたい。

人間だもの。(あいだみつを)