ニーハイブーツ風にしてみた


夜、お会いする姉さん達は

冬になると決まってミニスカートに

ニーハイブーツと言うスタイルである。

「ニーハイブーツ」と言うモノを良く知らない

男性の為にあえて

簡単に言うと、

ロングブーツの事である。

しかし、その長さが

同じロングブーツの中でも

膝が隠れるブーツ。

要は太ももの部分まで覆っているのを

ニーハイブーツと言うのだ。

★長いブーツで膝が見える⇒ロングブーツ

★長いブーツで膝の上まである⇒ニーハイブーツ




世間一般では

「ニーハイは22歳くらいまで」と

言われいるらしい。

私も「ニーハイブーツ いくつまで」と

検索した一人である。

ニーハイブーツは若人だけのものか?

しかし、若い人だけの特権と思われたが

「スタイル良くないと履きこなせない」と言う声も

聞くと、20代前半の女子の中でも

さらにキラリと光るファッションセンスの

持ち主でないと、履きこなせない、

至難のアイテムなのだ。



私も20歳の頃は

寒さ対策で雪の降った日は

ミニスカート&ロングブーツだった。

ロングブーツの方が雪に触れる部分が

少なくて済むからである。

そして、ミニスカートで合わせたのは

ロングブーツに長いスカートだと

ブーツにスカートの裾が絡まり

歩きにくいからである。

完全な寒さ対策&歩きやすさだったが

「おしゃれですね」と褒められ

冬の寒さ対策も、見せようによっては

楽しめると思ったものだった。

しかし・・あれから20年(きみまろさん風)!

ミニスカートにニーハイブーツと言う

スタイルの姉さん達を夜、

ディスコで見ると

私もやってみたいと思っていた。

しかし!もしかしたら姉さん達は

履きこなしているから

あの細すぎるヒールになった部分でも

平気で踊れるのだ。

私は、ニーハイブーツのあの細すぎるヒールが


苦手である。

何度か靴屋で履いてみたが

3歩歩いて膝が出る。

歩くのにも必死なのに

ましてや踊るなんて無理!

でも、ミニスカートには

普通のロングブーツを

合わせるより

ニーハイブーツの方が

バランスが良く見える。

何がそうさせるかと言うと

要は、ニーハイブーツの方が

太ももの長さが短くなるので

足がより長く見えるのだ。

ミニスカートにロングブーツだと

その太ももまでの長さが目立ち

アンバランスに見えるのだ。

「ニーハイブーツは、40代以上でも

似合う人ならOK」らしい。



私もニーハイブーツが欲しい。

だけど、あの
ほっそいヒールで

歩くのはムリ。

じゃあ諦めるか?

そう思った時、あるサイトで

「足を長く見せるには

ニーハイブーツを履いて

さらにショーパンで、

ニーハイソックスで合わせると

より長く見える」と書いているアラフォーの

女の人のサイトをみた。

おお!これか!と手を打った。


※ニーハイソックスとは、膝の上まである
靴下の事である。


普通のロングブーツに

ミニスカートを合わせてみる。

そして、ブーツと同じ色の黒の

ニーハイソックスを合わせる。

そして私もやってみた。

あ!本当だ。

ニーハイブーツ風に見える。

なかなかいいではないか。

あの通りすがりのサイトの女性よ。

ありがとう。

ただ残念なのは、

ブーツとソックスの差が出る事。

これは昼間は

「なんちゃってニーハイブーツ」だな。

夜ならいけるか?

夜なら、この差の溝を

暗闇の錯覚で埋められるか?

私は一か八か、このスタイルで

とりあえず、昼間、世の中に出て

世の中の人の反応を見る事にした。


本来なら、仙台の街中を

この格好で歩くべきなのだろう。

しかし。私は肉体年齢44歳。

ミニスカートを履いたはいいが

気温は0℃。

寒さが身に染みるお年頃である。

しかも、
現役ニーハイブーツを履く層に

直接会うのが怖いのである。


冷ややかな目で見られるのが

恐怖なのである。

これはまるで、いきがっている

自称ヤンキーが

街中に出るのが怖くて


コンビニで一般ピープルより

ちょっと目立って頑張るのと同様である。

話を戻そう。

私は今日も、スカートの下に腹巻用の

スカートを履いているのだが

そこにカイロを貼った。

おお。暖かい。

もうこの時点でBBA決定である。

(いきがっているヤンキーには

無縁なアイテムである。)

肌色の少し厚手の、

ストッキングに足を通す。

ニーハイソックスをさらに合わせる。

ロングブーツを履く。

お気に入りのヴィトンを持って

丈の短いコートを着て

気分上々あげあげ。

おお・・なんだかワクワクしてきた。

これから気合を入れて

ローカル地帯のイオンに行く!!←

このイオンで、通行人に

「なに!?あれ!」と指を差されたり

変な意味で振り返られたら

このスタイルは止めた方がいいと言う事。

よし。この際サングラスでも掛けるか?←バカ


私は「なんちゃってニーハイブーツ」

と言うか
「なんちゃって若人」「コスプレ」

イオンに愛車を走らせた。

車の中は暖かい。しかし

駐車場から歩くと

又付近が寒い。風が来る。

通常よりも短いスカート。

せめてあと10センチ丈が長ければ

もう少し暖かいのに。


でも、ロングブーツなので

足は暖かい。

さて。私は買い物かごを持ち

店内を歩く。

サングラスはしていないが

普通に野菜コーナーを歩く44歳。

同世代らしい女性はいない。

どちらかと言うと後期高齢の人の多い

このイオンで、颯爽と歩く私。

老人夫婦は私を見てもスルー。

うん。そんな反応であろう。

同世代くらいの主婦のような女性から

視線を感じた。

しかし通り過ぎた後に私が感じたのは

「あ、この人は

こういう人なのね」と言う感じ。

そんなものか。

そして、お菓子コーナーで

ポテチを見ていたら

お子さんを連れた20代後半位の

女性と目がバチっと合った。


おお。。一瞬構える私。←

ニーハイブーツ層(?)キター!!である。

私は一瞬、唾を飲んだ。

しかし、すぐに私と目をそらしたその女性。

似たようなスカート&

ロングブーツスタイルだった。

この女性の目にもどうやら


「こういう恰好が好きな人なんだな」

思われた感じがした。

後は「水商売の人?」と思われて

はい、終了。

・・・と言う事で、イオンで感じた事は

「似合わないから止めた方がいい」と

言うものは感じなかった。

そして確定したのは

「どんな格好をしても、

どんなスタイルをしても

この人は、こうなんだろう」と


肯定されると言う事。


よっぽど、「そのキャラ」と

「そのモノ」が波長にズレがない限り

「それなりに似合う」と周りに

思われるのだと感じた。

私がマイメロが好きでも

マイメロのイメージと、私のイメージが

かけ離れているから

マイメロのエコバッグを持っても

笑われるのだ。


そんなの分かり切っているのだ。

要は、好きなモノと

自分が合うかどうか?

ただそれだけである。

それのみである。

私はとりあえず、

ニーハイブーツ風にしてみて

これでもなんとかイケる!と

勝手に思ってみた。


ついでにミニスカートも。


だけど、イオンから帰宅して

ポテチを食べて思った。

ミニスカートに、カイロを張ってまで

真冬に歩きたいか!?と。


そして、厚手のタイツに

ロングスカートに履き替えて

ぬくぬくと部屋で過ごして思った。

「腹が冷えたら損する。

生理痛がひどくなったら損する。」と。

ニーハイブーツを買うかどうかは

あのほっそいヒールで歩けるかどうか?

そちらを重視して考えようと思った。