響いた言葉


コロナ禍の今、

私は中年のお年頃で良かった。と本気で思う。

だってだって、一番楽しい10〜20代を

コロナ禍で過ごすなんて無理!!

一番友達が多く、青春真っ只中を

コロナ禍で、閉じこもってヒッキ―で過ごすのは

耐えられないと思う。

ライブもディスコも、

一番楽しい人の多い時代がいい。

ああ・・でも私はバブル世代じゃないから

生まれてくるのは遅かったかも!!

2022年の今、私は9月で48歳の

四捨五入したら50歳。


お金が飛び交う時代には青春は

出来なかったけど、(その時中学・高校生だった)

私らは私らの時代で、楽しい事が多かった。

人と人を通しての・・ね。

あ〜良かった。

・・と言う事を感じておりました。

コロナ禍も2年過ぎたんだね。

今年の夏もまたマスクで過ごすんだよ。

嫌だね。これが10〜20代じゃ

確かに色々と我慢できないよね。

やっぱり、オカルト好きの私は

「人間界に生きる時、

コロナ禍は人生の半ばを過ぎた事で」と

時代背景も選んできたんだな〜と実感。

中年になると、若いころ程の

パワーもないし

何かあっても、若さで何とかなる!とか

体力もあるから、社会に負けない!と言うのが

だんだん無くなっていくでしょ。

いちいち目くじら立てるのも

バカらしくなるし、疲れるし。


自分のエネルギーを

ストレスや怒りに使うのではなく

どうしたら自分のスキルになるか?を

考える事にした。今更だけど。



なので、私、このコロナ禍の中

今までになかった位、

勉強する時間ありました。

あまり遊んでないから。←

だけど、しっかり一番受からないといけない

資格試験が落ちました。実技で。

でもでも!販売士2級は受かりましたよ。

勉強する時間が沢山あったから。

コロナ禍で、踊りに行けないストレスから

自分の内側にエネルギーが生き

頭に使われ、さらにお金も溜まると言う。

あら。ヒッキ―もたまにいいかも。

しかも、あまり集中力のない私ですが

勉強を覚えた事で、仕事で役立つ姿勢もあり

底辺ならではの思考回路も

少し改善されたのです。


もしかしたらコロナ禍じゃなかったら

私は今の自分に出逢えてなかったのではないか・・

そんな事を思いました。


そして、そんなある日

何気にテレビのリモコンを回したら

NHKで「コロナ禍」を生きる10代の声

みたいな番組がやってました。

10代の大学生くらいの男女と

YOU、カンニング竹山などが

大人の意見みたいな感じで

10代の人達の意見について

話しをする・・と言う感じだったのです。

なんだか「10代の主張」っぽい感じで

一生懸命訴えているから

ちょっと目が離せなくなり

私もその番組を見入ってしまったのです。



彼らの訴えは

「今、大人の人達(40〜50代)の人達だって

自分らと同じ10代の時期はあったでしょう?

大人たちは、その10代の頃

思いっきり色んな事が出来た。

コロナ禍なんてなかったから。

だけど、大人も10代の頃を思い出してみて!

「あれもダメ」「これもダメ」と言われたら

イヤだったでしょう?」
と。

・・・おお・・おお。私はその少年の言う事が

確かに間違っていないので

「うんうん」とうなづいた。

その少年は大学1年の頃、

学校のエントランス(と言うのか?)

みたいな所にグランドピアノがあって、

内気な少年は、そこでピアノを弾く事で

1日で40人も友達が出来たのが嬉しかったそう。

所が、コロナが流行りだした事で

ピアノも鍵が付けられてしまい、

少年の居場所も無くなったと。

リアル友達が作れなくなったので

元々自分から友達を作る性格でもないと言う事もあり

ユーチューブ上げて(さすがこういう所が現代人だね)

そこから友達の輪を増やしているらしい。

それで、今時の人だからそういう友達作り・・と

言う話ではなく、「学校で今まで通りピアノを

弾かせて欲しいのに、先生たちは

コロナだからダメ!」と言うだけで

自分たちの話しを聞いてくれないと。


なんでもかんでも「子供だから」とか

「教えてあげてる目線」と言うのがイヤだと。

ほほう。なるほど。

まあね、確かに40〜50代になれば

「大人の事情」と言う事をスーッと呑み込めることが

多くなってくるよね。


あと、いろいろ変に突っかかって

面倒になると分かったら「そうですね」の一言や

無言で笑顔でうなづいて

その場から離れるとか。


色んなスルー力なども身に着いて行く。

気が付けば、大人になるほど

面倒な思い巡らせをしなくなる。

「なんでよ!どうしてよ!」と言ってる

彼氏と連絡取れない(彼氏は別れたいだけなのに)

面倒な女子みたいな事って、少なくなるでしょ。

あ、ちなみに
女子の思考回路って

若ければ若いほど、複雑ですよね。


勝手にドーンと落ち込んで
沼る(←若者用語使ってみた。)

そういうのが、大人になると短縮化されると言うか

いつまでもそこにばかり焦点を合わせている程

暇じゃね〜よと言うか。

とにかく、何事に置いても「それは仕方ないか」と

割り切れてくる事が増えていくんですよね。

要は時間があまりない!色々考えるのが

面倒!と言うのもありますよね。

あとは歳を重ねて、1日が早い。

1年が早い。20代よりも30代の方が早い。

さらに30代よりも40代の方が早い・・と言うように

時間の長さを感じるのも年齢によって

違うのかも。これって誰かが言ったんだけど

「子供の頃は体の代謝が早いせいで

毎日の時間が長い。だけど、大人になると

代謝が遅くなるから、生活の時間も早く感じる」と。

要するに、体の基礎代謝と時間の関係が

反比例との事を言っていた。

まあ、それもあると思うけど

経験値を積んで対人間で

色んな所で過ごすと、自然と身に付くんだろうね。

人との距離の取り方もしかり。


・・と、本題ね。

「大人は、何をしてもダメ」

「あれもダメ、これもダメ」と言う。

これは親目線で、注意しがちな言葉だと言う。

確かにそうだ。大人目線で観たら

「まだ世の中を知らない若者は

これから先、大変な目に遭う。

それを避けさせよう」と大人目線での

警告や忠告はこの歳になると分かる。

だけどね、バカは体験するまで

理解出来ないから

やりたければやればいいのよ。

痛い目に遭わないと分からない人は

痛い目に遭ってみるといいよ!!

是非、お勧めする!!

だってそれが40過ぎてからじゃ

立ち直る気力も若さもないもの。

世の中や仕事や人間関係に

潰される可能性、あるもの。


どうせなら、若いうちに苦労でも痛い目にでも

遭った方が、後半の人生ラクよ〜と

アホな私は思ってるのでした。

あ、頭のいい「人の言った事がスーッと

入って行く人」は別ね。

私、こういう人の思考回路してないから

TOPで生きてる人の気持ち、理解できないの。

アホは困るね。


そして、話は元に戻るんだけど

「大人がダメダメ」言う事で落ち込んだ

そのテレビの大学生男子には

救いの手が現れました。

大学の先生が彼の前で

「ピアノ弾けなくて辛いね。大丈夫?」と。

さらに「どうしたらまたピアノを

みんなの前で弾ける環境になるかな?」と

一緒に考えてくれたとの事。

少年は、「自分の気持ちや考えを

分かってくれる大人が居た」と希望が出たと言う。

自分と同じ目線に立ってくれて

どうしたらいいか、一緒に考えてくれて

それを先生方にも相談してくれたとの事。

1年後に、アルコール消毒など

換気をすると言う方法、後は決められた時間だけ

ピアノを演奏していいと言う事で解決した。との事。

この対策は勿論とは思うけど

何よりも「先生が向かい合ってくれた」

その事が嬉しかったと。

「まだ若いから、分からないでしょう?」とか

「社会にも出てないのだか

世の中の事も分からないでしょう?」と言った事で

接しない大人って、若者の心には響くんですね。

私もそうだったんだと思うけど

だんだん歳を重ねたら(BBAになったら)


そのような気持ちを忘れていたの。


そしてこの番組を見て思ったのが

コメンテーターの人も

「これは向き合うと言うよりも

一人の人間として、
横で一緒に歩く、

そんな感じだと思うよ
」と言っていた事。

おお!私もその言葉はスーと入ってきた。

これはコロナ禍だから、と言う背景や

大人だから、学生だから・・と言う年齢じゃなく

一個人として、どんな立場にある人にも

共通する「人間関係の解決法」じゃないか?と

思ったよ。

「横で一緒に歩く」!!

今日はこの言葉を聞くために


この番組を観たんだな。


それと、忘れかけてた事を

思い出させてもらえたよ。

「今の大人だって、10代の頃

あれしちゃダメ、これしちゃダメって

言われたでしょう?」



「一番楽しい時期を過ごせたんでしょう?」

「コロナ禍じゃない時代だったから。」



ごめんよ。