初 マンモグラフィー体験


「女性は付属品が多い」と言われて

それは持ち物などの事ではなく

ボディーの事を言っていたのに

気付いたのが20代。

20代の頃は健康なのが当たり前で

将来自分が色んな検査をする事なんて

想像がつかない。



35歳を過ぎた頃から健康面に

敏感になり、ちゃんと乳がん検診や

子宮検診を受けている自分。

今年もやってきたわ、乳がん検査。

でも今回の検査は今までの

超音波検査とは違い


噂に聞くと「すごく痛い」と言う。


「胸を挟んで、板で潰されるの!」

みんな言う。胸が挟まれるのか。

私は貧乳なのであまり痛くないかも?

「大きい人より、小さい人の方が

イタイって言うよ!?」

うそ〜!そうなの?でも

痛さって個人差ない?

どんなに予備知識として

話を聞かされても、

自分が体験を

してみないと分からない。


とりあえず、マンモグラフィーを

やってみる事にした。



バスタオルを持って会場に行く。

もうすでに沢山の人が

受け付けをしている。

誰か知り合いに会わないかな〜?と

周りを見渡してみたが、

それらしい人もいない。

私も順番に並んで待っていた。

しかし。。見渡す限り

女性しかいない空間。

年齢層も幅広く、30代から80代まで。

大半がマンモグラフィーなんだろうな。


今までは超音波で

呼ばれた個室のベッドで

寝ていての検査だった。

でも今回は、

あのバスの中に入っていくのか。

バスの中に入る検査って

レントゲンとバリウムしか

体験した事ないけど

今回はどんな検査を体験するのか。

受付が終わると、問診になる。

すでに記入済みの内容を見られる。

身長体重、妊娠出産の経験が

あるかどうか?初潮の年齢など。

聞かれたのは

今回の検査の結果の連絡先を

確認される位。

その後、名前を呼ばれたら

上半身は裸になり、


バスタオルを羽織って

ストーブのあるスペースで待機。


ドキドキする!一体どうなるの?

そう思っていると名前を呼ばれた。

バスの中に入っていく。

左側のドアを開くと

マンモグラフィーの機械があった。

初めてみた。


なんか、顕微鏡の台の

大きなバージョンって

言う感じ。


ナース(?)みたいな女性が

「では、まず正面を向いて

この板の上に胸を置いてください」と言う。

正面を向いているのはいいのだが

顔の前にあるガラスケースみたいなの、

これ、ほっぺたぶつかりますが!?

レントゲンみたいにアゴを置く場所が

あるとラクなんじゃないかな?

こういうもんなの?

とりあえず、胸を乗せてみた。


「膝を曲げて

そのままにしててください」と言われる。

ええ!膝も曲げるの?顔も当ってるよ。

するとナースが近寄ってきて

今度は胸の上にある板みたいなのを

グーっと下げてきた。


おお!ギューと胸が圧縮される!

これは漬物をつけられる気分なのでは?

石を置かれて

上から押されている気分なのでは?

あ〜〜押される。

漬物の気分になった後

さらに思った事がある。

この圧縮刊は

テレフォンショッピングでやっている

布団のCMみたいな感じにされた。


あの、小さいビニールに布団が

押されてどんどん萎んでいくの。

同じようにされた。

漬物より、こっちの布団の表現の方が

正しいかもしれない。

ううう・・確かに痛い。

どの位痛いかと言うと。

洗濯バサミで耳とか口を

挟まれた気分。

これが顔じゃなく

乳首挟まれたら痛いだろうよ。

きっとここまでの↑難度では

ないと思うけど、イタイっす。

イタイのと、中腰なのでキツイのと

顔がプラスチック製?の

ケースに当たって

総合的評価は、

苦しくて痛いである。


「はい。ではそのまま

待っててくださいね」と言い

ナースが場所移動。

ええ!?今なんと?

ちょっと待ってよねえ〜♪

なんて言ったの今〜?♪

私はビックリしてしまった。

だってもうこれで

終わるのかと思ったのに

今までの事はスタンバイ中で、

これから本番っすか!?


今、選曲されらたカラオケの曲を

探してますから待っててくださいね、

そういうノリかよ!←いや、違うと思う。

撮影する為にナースは

場所を動いたのだが

この間が、また長く感じる。

瞬間移動くらいの間なんだろうけど

(↑三次元で生きているから

そうじゃないと思う)

私にとっては長い。

「ハイ撮れました」

そしてまた瞬間移動でナースが

帰ってきた。

右の胸、解放。

元の位置に戻る。

今度は左胸。

「あの〜・・・今のをもう一回やったら

検査終わりですか?」


私が聞いてみた。

するとナースは

「ええっと、まず正面から

右胸、左胸を撮影します。

その後、今度は左右また別に

斜め方向から撮ります。


なので合計4回撮影します」と言った。

しかも笑顔で言った。

笑顔は有難いのだが

その裏には痛みに耐えてくださいねの

気持ちもしっかり見えている。

(オカルトではなくて!)

うそ〜!この顔面押し付け&

胸を布団圧縮状態、おまけに

中腰の体制、これを4回セットで?

それも胸はセットして

はい、終了〜!ではなく

間が開くのが今回の検査の

ポイントか!


婦人科検診だったら

そんな間もなく、
金具挿入

はい。終了〜!の一瞬で

終わるのに


今回の検査は余計な時間が

発生する事を身を持って体験した。


おまけに顔押し付けているから

ガラスケースみたいなのに

私の顔後映っているし。

ここで口開けたりしたら

口紅の跡残るんだろうね。

目の位置と口の位置が分かって

オバケ映っているみたいに見えるね。


正面からの胸を撮影後、

今度は斜めの角度から撮影。

斜めになるのは機械じゃなく


自分本体。

人間の私が斜めになるのだ。

顔を押しつけていたガラスケース、

今度は横顔がベッタリ付く。

呼吸が苦しい。

でもいいわ。毎日じゃないから。

♪女なら耐えられる痛みなのでしょお〜〜

おお♪



4ショット乳がん検診の

撮影会は終了した。

イタイ事はイタイが

耐えたてる痛みだと思った。

だってWOMANだも〜ん。