「毎度おさわがせします」を見た


ミポリンが亡くなって、ミポリンの歌を

聴きたくなったと同時に

デビュー作「毎度おさわがせします」を

見たくなった。

同世代の貴方もきっとそうでしょう?

もう一度、あの多感な青春ドラマ見たいでしょ?

昭和時代だから許された下着シーンなど

令和の今では無理だもんね。

あの頃、テレビが楽しかったのは制限が

なかったからだって本当だね。

だって「毎度おさわがせします」って

小学5年生のの私にとっては

ほぼエロドラマと思ってたもの。

あ!でも、「毎度〜」より


「夏体験物語」の方がエロドラマか!

なんか、「毎度〜」の方がまだ

「お父さんと息子」のお風呂での

語り合いがあり、

家族愛っぽい部分もあったね。



今から、約40年前のドラマ。

50歳の今では、もうドラマの内容なんて

事細かいは覚えてないのに

インパクトは大だった。

ダンプ松本やクラッシュギャルズが出てて

ドラマには直接出ないけど、

C-C-Bが歌っていていたり

ドラマはいつも何かと騒いで

走っていたり、ハチャメチャになったりして

面白いなあと思っていた。


もしかして私、「毎度〜」と「夏体験〜」の話

ごっちゃにしてる部分、あるかも!


このドラマがリアルタイムでやってた

昭和59年。1985年頃だね。

テレビは家に1台しかなく、

ちょっと親の居るところで

見るのが難しかったのです!

夜9時だと、親はまだ寝ていないし。

でも、見たい!思春期の性について

興味がある、第二次成長期の女子にとっては

「エロ本」ではなく、立派な「性教育」のマニュアル。

これから大人になるに従って

大変、勉強になるドラマ!と思っていました。

いつか素敵な彼氏が出来たら

ムフフ(鼻の穴を広げる)と思いながら

小学5年生の私は

もう、この番組だけは絶対に外せない!と

思い、毎週楽しみにしてました。


あれから約40年が経ち、

私も立派な中年になり、

「毎度おさわがせします」の第一話だけ

全部見れました。タイトルは

「ポ〇チ〇 元気です」だった!!

ぎゃはははは!!そのタイトルよ!おい。

これを伏字にせずに、

モロに書かれているドラマって

凄いよね。しかも最初っからミポリン

下着姿になるし。ベッドに誘うし。

きゃ〜!肉食系女子
のどか!(←ミポリンの役)

このドラマを

改めて見てみたら・・・

情報量盛りだくさん。突っ込みどころ満載。

中学生男子の「トイレの覗き」

「女子更衣室の覗き」とか(笑)

バレて、追いかけられて叩かれるシーンなんて

コントに見える。

もう、この歳でこのドラマを見ると

小学5年生だった自分がそのまま

昭和にタイムスリップじゃなく

50歳の中年の今の私が

昭和時代に紛れ込んでこんだ・・みたいな

錯覚を起こしたわ。(オカルト女)



このドラマの設定、のどか(ミポリン)達が

中学生で、ご両親はアラフォーくらいらしい。

のどかが14歳くらいで、

のどかの母親が37歳だって。うわああ!

50歳の今の私よりも、母親は若いのね?


「家庭内暴力が流行っているから

プロレスを習った」と言う
のどかママ。

さすが当時の設定だね。

そして、そのプロレスの技を掛けられて

のどかが倒されてるシーンなどあるのよ。

こんなシーンあったんだね?

さらに、プロレスの練習の様子などもあって

この50歳の私が見ると

「腹の上に乗られて、大丈夫?」とか

「床に叩き落とされたら、腰は大丈夫なの?」とか

「骨、大丈夫?」と本気で思ったわ!

もう、体を第一に思うところから

見てる視点がBBAなのよ、50歳の私。



さらに、「ママさんたちの会話」で

「家のローンが旦那の給料では

払えない」とか

「お隣さんは課長になったんですって」とか

そういう所は時代背景が違っても

同じなんだね。

私、このお父さんたちの社会で色々

思ってる気持ち、だんだん理解できる

年頃になったよ。

仕事で、面白くない理不尽な事があっても

自分の立ち位置あるから

「もう仕方ない」って割り切る事も

あるんですよね。


一生懸命働いているんだから

お家でまであまり文句言わないで!って思う。

あと、ママさんたちの

「旦那の給料だけでやっていけたら

私だって働かないで済むのに」って言うのも

昔も今も一緒なんだね。

私は主婦になった事がないので

このセリフを言える事はまずないでしょう。

そんなワケで、この時代のアラフォーの

普通に結婚して子供の居る生活と

言うのを、大人の今、

私も別な視点で見れました。

そもそも、私は当時小学5年生で

「のどか」を中心にみていたこのドラマは

この40代の人達、親世代の気持ちや

お金の事なんて、「別問題」だもんね。

子供だった私は、「これから大人になったら

迎えるであろう性体験」の段取りを

番組から情報収集していたからね。




そして、私が今回「第一話」だけを見れたのですが

やっぱり色んな問題があったからなのか

第二話を見る事が出来なかった。残念。

検索しても、ドラマのうちの「3分だけ」だったり

長くても「10分」くらいのものしか見れなかった。

でも、今となってはそのショートものでも

かなり貴重だった。

そんな感じだから、ちょっと諦めて

「夏・体験物語」の方を探してみた。

こっちもミポリンが出てて、楽しかったな。

確か、高校生になって寮に入ってたよね?

吉幾三も先生だったっけ?


私はまたワクワクして「夏・体験物語」を見た。

所が!思った以上に映像が粗く

1時間半見るのがきつく感じた。

早送りをして、ミポリンが出てるところを見たが

以外とミポリンより脇役の方が出てる。

ミポリンが亡くなった今としては

ミポリンの演技をメインに見たい。

昔なら興味があって見ていたドラマだったけど

「毎度〜」の第一話でどっぷり

昭和のドラマに浸ったせいか

疲れてきた
のと

小学生目線ではない

もう50歳の私では

見たいと思う視点も違うのかも。

今、見たいと思う視点は

「初体験して妊娠したので

下ろすお金をカンパして」とか

「3万足りなくて先生が出してくれた」とか


(約40年前の記憶。確かこんな内容だった。)

そんな事じゃない。若いころの

ミポリンの演技を見たいの。



こうして50歳の今、「毎度お騒がせします」や

「夏体験物語」を思い出す事と、

ミポリンの演技がどんなに上手で

10代前半の私たちに強い衝撃と

影響を与えたかを感じますね。

私はミポリンのドラマはこの2本しか

ちゃんと見てなくて、その後は

「歌手」の中山美穂の方を見ていた。

歌手のミポリンは、ドラマ役と違って

歳を重ねるごとに、あの当時の役から離れ

しっとり大人のミポリンが綺麗と思って

見ていた。私はものすごいファンではなかったけど

ミポリンは好きだったのだ。



こうしてミポリンのドラマや歌を

思い出すと、私の青春時代には

ずっとミポリンの歌もあったんだなと

思った。

でも、やっぱり一番は

「毎度お騒がせします」の

のどか役のミポリンが私は好きだ。

中山美穂様のご冥福を祈ります。