マハラジャ オープン参戦B


Oさんのテーブルに混ぜれもらい、

やっと座れて一安心。

R君と席に着く。

Oさんは奥さんと一緒に来ていた。

奥さんもエレガントで、

感じの良い女性だった。

6人掛けのテーブルで、

今日から知り合いになった

Oさん夫婦と話をする。


「みかりんさんたちの通ってる箱、オレも

良く行ったよ。そこで会う人達、結構

今日マハラジャに来てるよ」

そう言うと、Oさんが

「見たことある人達に

会わせるから」と言って

片っ端から色んな人を寄せ集めてくれた。


「どうも〜!はじめまして」と

私が挨拶をしたら

「あ!貴方は知らないと思いますが

僕は貴方分かりますよ」と言われる。

ビックリ。

Oさんの顔見知り合いで集まった人達

数人とその後も挨拶を交わす。

すると、赤の服のお姉さんとも

知り合いだった。

まあ、みんな

お知り合い&お友達なんですね。

先ほどのテーブルで

知らないサラリーマンの集団の中に

埋もれていたのと正反対の居心地。

この席は、ドリンクで並んでいる人と

行き来している人の群れに椅子の角が

ぶつかるけど、座れるのと

気軽に話が出来る人達の輪に

入れてもらえて嬉しい。

てっちゃんは相変わらず踊っているけど

早くこっちに来た事教えよう。



・・・と、その時、私らの視線の先には

インタビューとカメラを抱えた男性がいる。

テーブルの様子を撮影しているのか

何人かインタビューを受けている人もいる。

そう言えば、お立ち台に居る時

カメラ回っているなあとは思った。

良く見たら「TBC」って

赤の文字が入っているね。

もしかしてテレビ撮影来てたんですか?

私らはそのまま椅子に座っていたら

コソコソと「映りたくない〜」と言って隠れる。

「これ映ったら私、マズイ」と言う

赤い服のお姉さん。

あと、もう一組の人達。

「私の扇子貸しますよ〜。

どうぞお顔を

隠してくださいませ」と

言って扇子を渡す。

私は、氷が溶けて

薄まってしまったジントニックを

飲みながら、

テーブルの様子を見ていた。

すると、私と目があった取材の男性が

「あの〜ちょっといいですか?」と

声を掛けてきた。

「はい。」と私が答えると

早速インタビューが始まった。

同じテーブルに居た皆さんが引く。

R君は「撮影現場」と題して

私がインタビューを受けている所を

しっかり写真を撮ってくれていた。

インタビューで聞かれた事は

この3点のみ。


★「何年ぶりに踊りに来ましたか?」

「一週間前に別な所で踊っていたので

一週間ぶりです」と答えた。

★「ディスコのどんな所が魅力的なんですか?」

「みんなで一体感になれる所です」

★「失礼ですが、アラサ―ですか?

アラフォーですか?」

「はい。アラフォーです」

取材内容はこんな感じだった。

「ありがとうございました」と言われた。

一応、インタビューしてくれた男性に

「あの、私が映るとは

限らないと思いますが

なるべく映さない方向で

お願いしますね」と言った。

すると「はい。」とだけは

言ってくれた。

その後、またテーブルを見渡すと

女性の二人組にも

インタビューをしていた。

結構、インタビューされた人

いただろうから

本当に私が映るとも限らないね。

・・・と、その時一緒に居た男性が

「いつ放送されるのかなど

確認しておいた方がいいですよ」と言う。

(「TBCで、来週の夕方って言ってたよ」と

後からてっちゃんから聞いた。


15分後位に先ほどのテレビの事を

確認しようと、その後フロアをみたが

カメラマン達の姿はもうなかった。




すごく大昔の話になるんだけど

一度、取材の話来た事があって

その時はその雑誌のカメラマンの名刺を

もらった事があったのね。

その事もあり、今回の件は

名刺をもらったわけでも、

撮影時間を言われたワケでもないから

きっと、没だろうなあ。と思っていた。

むしろ私としてもその方がいいなあと。

この場に居る分には問題ないけど

公になったら私が困る(かも?)。

R君も言う。


「もし映ったとしても、

みかりんだって分からないかもよ?」と。

そうだね。
私、昼間の髪型と恰好違うし。

こんな露出していたら

私って分からないかも←願望。

「そうだよ〜。きっと

本間ちゃんのシーンと

フロアの様子と、

ちょっとインタビューじゃないの」

そんな話をしながら過ごす。




夜10時ごろ、「みかりん!Mさんだよ」と

R君が教えてくれた。

わああ!Mさん!

やっと着いたMさんと、

その場で写真を撮る。

Mさんはシャネルの可愛いウェストポーチを

していた。

Mさんも来たし、

今度はMさんとお立ち台だ!と

再び気持ちが燃える。

その後、踊り終えたてっちゃんには

「こっちで座っていいって!」っと伝えて

椅子に座ってドリンクを飲んだ。

本当にOさんのお蔭で

私ら三人は体がラクになりました。

感謝ですね。

そんなOさんは私に

ビールをご馳走してくれた。

「ありがとうございます」と言ってもらった。

しかも、その後Oさんはさらに

テーブルに居るみんなに

お寿司をご馳走してくれた。

でも、せっかくだけどすみません。

私、ナマモノ食べれなくて。気持ちだけ

頂きました。

再び踊りに参戦する。



フロアに行ったらもうすでに

Mさんがお立ち台に居た!

「Mさ〜ん!」と言って私もお立ち台に上がった。

フロアは相変わらず熱気だらけだが

今はどちらかと言うと
レイブ状態。(←昔の用語)

(例えるならライブでの

状態を「ライブ状態」と言うのに対し、

ディスコではの状態を「レイブ状態」と言った。

要はディスコの飽和状態ってとこか)

フロアは混んでいたけど

お立ち台はまだ空いている!

私は今回、Mさんと一緒にお立ち台で

一緒に踊れて嬉しかった。


するとMさんのお友達さんも

お立ち台に上がってきた。

私とMさんの真ん中にどうぞと

私が間を開けると

「こんばんは」って笑顔で挨拶されました。

感じのいいこちらのお姉さんと

三人で仲良くお立ち台。

一列に並んだお立ち台は

ずっと端の方にSさんが居た。

夜は10時半も周り、いつのまにか

本間ちゃんの姿は消えていた。


しかし、帰ったと思った取材のカメラが

まだ回っていた。




マハラジャ オープン参戦Cに続く。