唇のプライバシー


今年に入ってから、唇がヒリヒリしている。

理由は分かっている。

バカウケ(お煎餅)とスッパムーチョ

そしてカラムーチョを食べていたからである。

特にカラムーチョは、あの辛いパウダーが

溜まらなく刺激的で癖になる。

そして、夜に食べたくなる。

カラムーチョはビッグサイズの物で

毎日少しずつ食べる事にして

これでも控えめにしていたのである。

所が、この刺激を与え過ぎが

唇をダメにしてしまった。


特に餃子のラー油、

天ぷらの醤油にも敏感に反応して

日に日に私の唇は

オーバーリップでも塗ったかのような

仕上がりになってくる。

これは困った!

久々に皮膚科にでも行くか。



しかし、私が以前行った皮膚科は

内科と泌尿器科も一緒になった病院で

知る人ぞ知る皮膚科。

しかも男性率が高い病院。

以前通った事のある皮膚科は

無くなってしまったので

どこに行こうか迷っていたら

知人に紹介されたのだ。

そして、前回も唇がただれてしまい

そこの病院に行って

塗り薬をもらったら


すぐに治ったのだ。

もう今すぐ行きたかったのだが

この時期はインフルエンザなどもあり

風邪も引いてないのに

病院に行く事で移されたら

イヤなので行くのを止めた。


そして私が思い立ったのは

手持ちの市販の薬で治せないか?と

言う事である。

まず、刺激の少な目の

口内炎が出来た時に塗る薬で

試してみる。

同じ口だから効くんじゃないか?と

思うながら塗る。

特に腫れがある下唇に塗ってみる。

別に「何か塗ったなあ」と言う感じだけで

これと言った不快感もなし。

しかし、時間が経つと


この薬が上唇と触れる事で

くっ付いて糸を引く。

鏡で見たら結構バカみたい。

口を開けると「パクパク」した感じがあり

この姿は人に見せられないと思い

ティッシュで拭き取ってみる。

所がティッシュが唇にくっついて

ティッシュを取っているのか

薬の塊を取っているのか

白っぽいカスが落ちた。


寝る前にだけ塗ってみる事にしたが

何も塗らないよりは、

「昨日よりは腫れが引いている」と

言う感じはある。

しかし完治はしない。当たり前か。


そして、次のチャレンジは

「ムヒ」である。

これは正直、怖いと思った。

虫刺されにはOKだが

目元付近には塗るな!って書いてある。

目元じゃなのだ。

唇なのだ。

初めての試み。

実は昨日、美味しいお煎餅の

詰め合わせをもらって

「やみつき」と書いてあるから

どのくらいやみつきなのか食べてみた。

おおお〜〜・・これは

柚子醤油のお煎餅・・・

忘れられない味だわ。

虜になりそう。

これがダメだった。

また食べてしまって

もう・・この上を行く

お煎餅に出逢えない・・・

そして食欲に負け、食べたら

唇ヒリヒリ。

普通ならそこで止めるのだけど

アホな私は・・・

自分の欲求に従った為に

さらに強めの薬「ムヒ」に

手を出してしまったではないか。

「どうせこれ以上ただれても

グロス塗っているし

パッと見、分からない」と言う
変な安心感から

ムヒを手に取る。

きっと、刺激が強いから

少しだけにしよう。

私は綿棒でムヒを2ミリくらい

置いてみた。


そして下唇に塗ってみる。

・・・・おお・・これは

すぐにジワリジワリとやってくる。

神経を唇に集中すると

スースーしたミント感もあり

沁みているのが

効いている!と思えてくる。

だけど、1分もしないうちに

ティッシュで拭き取りたくなった。

なんとなく、危険を感じた。

だけど、2回目挑戦したら←

今度は液体が出てきて

悪い物が浮き出てきた!と

喜んだ。

だけど、完治はしない。

(よい子の皆さんはマネしないでね)しね〜よ!


もうこのまま放置PLAYで

勝手に治らないかな、と思ったが

治る気配もない。

この際、ユースキンとか

メンタムでも塗ってみるか!

でも。。ない。

化粧品の美容液で

夜、肌を守るクリームがあるんだけど

試しにそれも塗ってみた。

でも、別に変化もない。

こうして一か月が過ぎた。

もう皮膚科ONLYと言う所に行った方が


いいだろうか。

でも、別に苦になっているわけでもない。

私がカラムーチョや

お煎餅を食べなければいいのだ。


そうだ!もっとしょっぱくない物を

食べればいいのだ。

そして私は「じゃがりこ」を食べる事にした。

美味しい。ジャガイモが美味しい。

さすがイモ姉ちゃん。

あ!姉ちゃんではない。

私は立派な中年である。

それにしても、じゃがりこは

塩味が下唇に響く・・・

どうしようもない。

負のループに

落ちてしまったのだ。



早く甘党のお菓子好きに

戻り、唇を保護したい。

唇のプライバシー。