季節はずれの話



突然ですが、

「本当にこんな事ってあるの?」と

言う話に付き合ってくれますか?

日記に書いた従妹の香ちゃん。

再会した香ちゃんは母になってました。


今年の夏休みは、香ちゃんは子供を連れて帰省だった。

九州から東北に来た。一ヶ月の滞在。

香ちゃんの実家は、今、お父さん一人だったので

娘の子供まで来てくれて嬉しかったらしい。

香ちゃんお父さんは、奥さんの介護の為 

病院に寝泊りをしていた。そんな中

家に帰ってくると香ちゃん達が居るのが嬉しかったらしい。


そして、香ちゃんが福岡に帰る日。

香ちゃんは「もう私、実家に戻ってこようか?」と、お父さんに言った。

お父さんは「娘と、三人の子供たちまで食わせる金

ないぞ!来るな〜!」と言ったらしい。


そして、福岡に帰ってきた香ちゃん。

香ちゃんが横になって寝ていると、長女がビックリする事を言う。

「おじいちゃんの茶色の手が、腰から出ているよ・・・」

香ちゃんは「うそ〜!何処?」と見渡したけど

そんな手は出ていない。

「おじいちゃんって、誰?知らない人?」

香ちゃんが長女(ハルちゃん)に聞く。すると

「ううん。知らないおじいちゃんじゃないよ、

ハルのおじいちゃんの手だったよ。」

いや〜!やめて〜!

以上。これが、本当にあった話です。


・・・・私が香ちゃんからこの話を聞かさて、真っ先に思った事は

「それって 生霊じゃない?」と言う事。

私が真顔で言った。すると香ちゃんは

「怖い〜!なんで生霊なの?」と言う。

「死んでいないけど、

意識だけが香ちゃんの所に来たんじゃない?」

私は霊感はないのだが、(憶測だけどね)

10年ぶりに帰ってきた娘と父親の親子団欒。

娘の九州での生活があると言っても

叔父さんは一人で家にいるより、

娘に実家に居て欲しいと思っていた気持ち。

叔父さんが強がって「帰れ!」と言った言葉。

でも、その言葉の裏には

香ちゃんの腰を捕まえて、

「やっぱり帰るな!」って言いたかったのでは?



私ね。ハルちゃんが嘘を言っているとは思えないのね。

ちゃんと「手の持ち主」まで分かるんだから。

お化けの話は怖い。でも、けっこう私

怖いもの好きなの。

私はお化けとはコンタクト取れないけど


切ない思いを、伝えたがっている人がいる事は

知っておいた方がいいのかもね^^