人間だから・・。


こないだの研修会を受けました。生きていく為に関わり合う人間関係。

人は個性があるので、自分と同じではない。誰にでも短所と長所がある。

「合う、合わない」で悩む事もあるでしょう。でも、まず。

「他人を知る前に、自分を知りましょう」と言う事で

性格チェックをするテストを受けました。


「はい、いいえ、どちらでもない」の項目を選ぶと言う物なんです。

これは
表向きは「仕事の適正検査」と言ってるそうですが、

実は「どんなキャラクターか?」を把握するものだそう。

私も入社する前、この検査を受けました。あれから随分経っているので

今回の研修会で、
ネタを明かされた気分です。

(ちなみに、この性格検査。職業としてみた場合、

一番 落とされにくいのは「どちらでもない」に少なく○をつける人との事。

「はい、いいえ」でハッキリと、判断する力があるような人物に思わせるのが、ポイントですね。)


この性格判断。いい事だけ書いてある所は、本人に見せるけど、

改善点を書いてある部分は、上司だけに知らせるらしい。

「みんな、長所短所があるように、長所を引き出して、

短所をなるべくカバーできるといいですね。職場を

やりやすくするには、己を知る事から始まるのです。」と講師が言う。


さて。性格判断は、128項目あるうちに、実は同じ様な内容の物が、

言い方を変えて出てきているらしい。

たとえ、「Q1」で「いいえ」と答えても、「Q49」で「はい」と答えるケースもある。

様々な言い方で、質問を繰り返し、128項目チェックをしたら、それで終了。だけど、

今回の私の受けた研修は。己を知ると言う事なので、
回答まで聞ける。

このテストは、「はい、いいえが何個ついたか?」を数えて性格を把握するらしい。

また、
間違って書き直した所はカウントされないのだ。一発勝負だったのね。


例えば、「内向的ー外交的」「受動的ー積極的」をみる場合

1〜20点満点のうち、1なら内向的、20なら外交的と読むらしい。これが

数字が大きければ長所と言うワケでもなく、少ないから短所とも限らず

その置かれた立場や、環境によって

「短所とも映る事もあれば、長所として発揮できる場合もある」と言う。

人の性格に、良い悪いは元々存在しなくて、みんな環境によって

見られ方が違うだけです。」と言う。勿論、結婚をしたり子供が居たりすると

自分を取り囲む環境が今と変わるので、役割も負担も変わるでしょう。

でも、今 必要なのは、置かれた環境で

今の自分をどう良い方向に発揮するか?だと言う。


今回の性格検査は、「情緒的安定、協調性、

攻撃性、支配力、感受性、洞察力、etc。」の20項目に

分類され、それらをまとめる「A。B。C。D。E。」とカテゴリーがあります。

これで大雑把にタイプが分かるそうです。

こう書くと5タイプって思うけど、実はここから また細かい分析をして50パターンくらいの

ケースに枝分かれします。計算法や、解説は省略させてもらいますが

自分を知るとは、
面白いけど、恐ろしいものですね〜・・。パンドラを開いた気分でした。

私の本性ですか?ほほほほ。

「文体は人なり」と言う事で、この場を乗り切りましょうか・・。


さて。今回のこのテストで思った事。人と人との間で生きている以上、係わり合う日常。

人間関係が上手く行かない。と悩むこともありますよね。それはだいたい個性のぶつかり合いだと

思っていましたが、
「短所を見られている。そして短所を見せている」なのかな?と思いました。

それは環境や立場によるものと言われてみると、

自分を取り囲む背景が人物を作り上げているのですね。


「何故、この人は大目に見てもらえるのだろう?」

「短所が目立たない環境に身を置ける人は、なんて得なんだろう」

「なんて要領がいいのだろう」

と、ずっと前に思った事があります。

でも、この答えが、今、分かったのです。それは
「思いやり」があるかどうかなのですね。

お客さんに接待するような、
おもてなしの心を、身内にも出せると一番いいのですよね。

どうしても身内には、疲れた顔をしてしまったり、

自分だけで精一杯になってしまう事があります。私は。

でも、そんな時にこそ周りに、自分から優しい言葉をかけておくのも大事なんですよね。

ちょっとしたゆとりなのでしょうか。


優しい言葉をかける事で、相手に通じて、返される。それが大きなリンクになると

潤滑油となり、さらには短所まで発掘されにくくなる。(←これって かなりの強みですよね。)

短所より長所が上回って、それで確立してしまえば、
「キャラクター」として確保されますね。

すると、長所を伸ばす環境になる。長所が伸ばされれば、可能性も広がりそうですね。

人間とは、環境で出来上がる事を痛感した研修会でした。