カエルの悲劇


これから書く内容は、ハッキリ言って

グロイです。

画像などが出てくるワケではありませんが

「不気味な想像」をさせる文章が出てきます。

今夜、眠れなくなる可能性があります。

R18並みにワクワクする内容ではございません。

チラッと申し上げますと、子供時代に見たアニメ

「ド根性ガエル」のヒロシみたいな現象とだけ

申し上げましょうか。

お察し付きました?

カエルにまつわるエトセトラ。

聞きたいですか?止めておきますか?

止めるなら、今ですよ。




あれ?このまま私、話を進めて

良いんですね?

じゃあ、途中どうしても耐えられなくなったら

遠慮なく「戻る」ボタンか「×」ボタンを

押してくださいね。



では・・・心の準備も出来た貴方に

私の「カエル」の悲劇の話をしますね。

去年あった話なのです。


それは!!

「ぺちゃんこになったカエル」です。

事の始まりは、仕事が終わった後

夜の出来事です。

「お疲れ様でした」と言い、


それぞれ駐車場に行きました。

私は愛車のシロのドアを開け

車に乗り込みました。

そして「あ!今日は小麦粉を買おう」と

車を動かしました。

スーパーの駐車場に止めて

私は運転席から下りました。

そして、ドアを閉めようとしたら

何か付いてるんですね。

車のドアを開けてると

ドアを受け止める横に

「空気圧の数字」の表示が

書かれてある部分がありますよね?

そこが汚れているんですね。ど真ん中が。

茶色っぽい感じで。なんだろう?葉っぱでも

紛れ込んでしまったんですかね?

でも季節は夏。茶色の葉っぱなんてないわ。

ガムテープみたいなのが付いてる?

なんだろう?この薄っぺらい茶色の物体は?

スーパーの駐車場で、入り口付近の

明るい場所に止めたもんだから

しっかり見えるんですよね。

私は目を凝らしてみましたよ。

そのドアの横に張り付いてる物体を!

すると、それは!カエルでした!!


ぎゃ〜〜〜!!


私はひっくり返りました。

もう気持ち悪すぎて、
今、この瞬間を

写真撮る気にもならないわ!!


(誰も撮らねえわ!)

しかも、このカエルは


ぺちゃんこになっただけじゃなく


夏の炎天下の下にいたせいで


さらに、進化して
干からびていたんです!

私は、小麦粉を買いに行く前に

この干からびたカエルの死体を

処理しないと行けないのです!


これは誰かの嫌がらせではなく

勝手に舞い降りた不運なのでしょう。



私が思うに

職場の駐車場に朝

車を止めた時、カエルが居たのですね。

そのカエルが、私が車を下りた時

ドアの横の壁にジャンピング!

しかし最悪な事に私の押すドアの

凄い勢いで、そのカエルは一瞬のうちに

挟まれてしまい

そのまま♪ぴよ〜ん ぺた〜ん ぴったんこ♪に

なってしまったのです。


そのまま仕事に行った私は

カエルが挟まっていたのも知らずに。

仕事が終わって、明るい駐車場で

その一部始終を理解しました。



どうする!?この遺体処理。

これは誰にも頼めないし(頼まれたくもないだろうよ)

私も運転席のドアが、

この死んだカエルと一緒では

気持ち悪いわ!


ド根性ガエルみたいに

道路で転んでしまったヒロシの

Tシャツの中に住んでる

ピョン吉みたいな、可愛いものじゃない!!

私の愛車のシロの、運転席のドアに

挟まったカエルは、しゃべるどころか


内臓はすでに消え失せていて、

血液は、変色して茶色になり

カエルの姿かたちは、1枚の紙切れ程の

薄さになっているのです。

干からびたその姿は

小さなポスターとして

私の車のドアにへばり付いているのです。


なにかの祟りのようです。

隣にお札でも買って貼った方が良いでしょうか?


私は小麦粉を買うどころではなくなりました。

とりあえず、この茶色の干からびたカエルを

なんとか撤去しよう!

私は車内を見渡しました。

なにかいい武器になるものはないか。

傘がある!傘の先で突っついてみるか?

でも!その傘を見る度に

このペチャンコになったカエルを思い出しそうだ。

後は!!あ!ティッシュがある。

このティッシュを3〜4枚まとめて手に取り

私はペチャンコになったカエルを

処理しようとする。

処理するには、直視しないといけない。

ハッキリ言って見たくない。

こういう場合、ポスターを剥がすように

端の方から擦った方がいいのだろうか?

幸いにも内臓が見えないのが救い。

内臓こそ干からびて消えてしまったのか。

私は息を止めて、このペチャンコ★カエルの

へばり付いている位置を確認して

右手に持ったティッシュを「くしゃ」としてみた。

「なんか、いや〜な感触あったら

今夜、私は眠れないわ」と思ったが

私の手には、ティッシュの厚みしか

感触はなかった。でも、気持ち悪い!

思い切って、そのまま上下に拭いてみた。

茶色の染みが消えていく。

元の白い車体が見えてきた。

ゴシゴシそのまま拭く。


ペチャンコのカエルの姿は

ティッシュの中に収まっているはず・・・が!

ドアの下の溝に、カエルの一部の

ペラペラが落ちている!

OH! MY  GOT!!

余計な仕事が増えた!!

なんだかムカつく!



私は手持ちのコンビニ袋を持っていたので

その中に、ゴシゴシしたティッシュを入れた。

そして、また新たに3〜4枚ティッシュをまとめて

取り出し、ドアの下の部分に落ちたペラペラを

処理した。

そして、今度はルイボスティーを

ティッシュに吸い込ませて、

汚れたシロのボディーを拭き拭き。


そうだ。私より愛車のシロの方が

気持ち悪くて仕方なかったに違いない。

なんとか綺麗になって、私は

小麦粉を買いに行った。

今日は凄く仕事をした気分になった。

しかし・・・
しっかり目に焼き付いてしまったわ。

あの「ぴよ〜ん ぺた〜ん ぴったんこ♪の

カエルの姿が!!!


これが去年の夏の出来事だったのですが

今年もまたカエル事件に遭遇しました。

この調子でメンタルに問題なければ

「カエルの悲劇その2」も

次回更新しますので、読んでくださいね!