J(S)Wライブ!レポート!


照明が消えて暗くなった。

J(S)Wのライブが始まるサインだ。

会場が「ワー」と言う歓声が上った。

ステージにスポットライトが当たった。メンバー登場!

一層激しくなる歓声!笑顔で手を上げる Vo(←ヴォーカル)和弥〜!!

わ〜!!嬉しい〜!本物だ〜!

思ったより小柄だ。

そして茶髪の髪にバンドマン風のいでたち。

見とれているのも束の間。

ドドドとファンが前へ前へ詰め込む。

私らも
晴○さんの強い手の力で

背中に手を回され、さらに前へ!

すごい爆音で始まる「スタート!」

始まった途端、すごい熱気!

一曲目からノリノリなのだが

この場合、タテノリである。

男性陣が多くて、男子のパワーに負けるのと

自分の踊るスペースを確保するのと

自分がその場に溺れて行かないかを

考えさせる始まりだった。


気がつくと晴○さんは中央の3列目に入っていた。

私ら押される!後ろからも人の波がまた来る!押される!

和弥がステージから

観客側のギリギリまで来てくれると、

みんなワーと中央へ向かう。

1曲目から暑くなる。私は2枚重ねのブラウスを脱いだ。

そして左腕にずっとブラウスを持っていた。

♪スタート スタート♪サビの部分でみんな右腕を上げ

人差し指を差し出す。本当にすごい熱気だ。

前に男の人が沢山いたが、

肩の間からちゃんとJ(S)Wは見れた。

1曲目が終わった頃、和弥のMCが始まる。

「ここ仙台(←最初間違って東京と言ったね^^)での公演は

東北はここ1本なので、
今までやってきた所でのパワーを

そのままここに置いてくから!」


本当にすごいパワーだ。そしてそして

私らが恐れていたダイブがあったらしい。

「さっき、ダイビングしようとしたよね?(←最前列の男性らしい)

気持ちはすごく嬉しいけど、

女の人も子供も居るからやめてね」

和弥が言ってくれた。


嬉しい!頼もしい!どうもありがとう。

どうやら
晴○さんの横に居た男性が、ダイブをしようとして

それをしっかり見た
晴○さんは「ちょっとヤメテ!」と

腕を叩いておいたと言う。

しかしダイブしてみたものの

誰も受け止めなかったらしく、

失敗に終わったとの事。

私・・6列目に居たから分からなかった。

でも、これで安心してライブに参戦できるわ。


MCはまだ続く。

「ライブは1階の前列のノリの良さで決定するからな〜。

2階も総立ちしてくれてありがとう!

普通2階って言うのは関係者絡みで

座ってみているもんだけど、ちゃんとみんな

お金払って見に来てくれたんだね!」

1階の会場の人たちも、みんな振り返って2階を見る。

本当だ。みんな立っている。しかも子供まで。

嬉しいなあ。心は一つだなあ。

この後、2〜3曲私が知らない曲を歌った。

分からないけど。ノリで踊る。もしかして新曲?

♪だけど〜一人じゃ いられない♪は分かった!

この曲、ライブで今日聴くまで忘れていた!

あったあった、そう言う曲!懐かしい〜!お〜 いぇ〜い!

私は全盛期の頃しか分からないのだ。でもファンだ。

「ライブは、みんなアラフォー世代だから

乗れる曲ばかりしないで、ちゃんと休める時間も

あるから。」




「みんな、J(S)Wの新曲聴いてくれた?

ユーチューブでやってるんだけど。

みた人、手を上げて!」

私らも見てない。チェックしてくるべきだった!

上げた人はボチボチ。

「なんだ〜!?3分の1も見てないな〜!

どこもそうなんだよな。

みんなパソコン持ってないの!?」

会場大爆笑!!


「新曲はラットページって言うんだけど

すぐに覚えられるから、今から教えるから!」

楽しいなあ。なんだか嬉しい勉強会だなあ。

「今回の仙台のライブの状況ね、スカパーでやるから!

カメラ入ってるから!もっと観客の所奥までカメラ

入って入って!」と言ってくれた。

カメラがグルリと1階の中心から周りを見渡す。

思わず私らもカメラに手を振る。

「みんな、スカパー入ってる?

今回のライブを見るために入ろう!」と宣伝される。

さて、その新曲のすぐに覚えられる件。

ギターがギュギュギュギュと言ったら

「ジュンタ!」(←G(ギター)の人の名前)と言う。

それだけだと言う。では練習してみましょう!

はい、これをしますからね。との事。

ギュギュギュギュ「ジュンタ!」

ギュギュギュギュ「ジュンタ!」

ここで初めてJ(S)Wの新曲を聴いた。

もっと早くチェックしておけば良かったなあ。




会場はMCの時も

「和弥〜!」「純太!」と叫んでいる。

そして「ヨヒトさん〜!←B(ベース)」

「小林さん!」←Dr(ドラム)

私の後ろに居る人たちが呼んでいた。

ノリのいい曲が続いた頃、「メロディ」の歌になった。

♪ララララ♪をみんなで歌う。

この曲もかなり懐かしい。

「♪ララララ♪はい!2階だけ!」

全員歌っていたのだが、今ので一瞬

1階の観客が笑う。

そして1階が静まり返って2階の歌う

♪ララララ♪を聴いている。

しかし、いつのまにか1階の後ろの男性が

大声で♪ララララ♪に参加していた。すると

「2階だけって言っただろうが〜!!

誰だ一階のヤツ歌ってんの!」と和弥が言い

また会場大爆笑!


「次、1階の後ろ」「1階の真ん中」

「前列」「はい、全員で!」

全員で大きな♪ララララ♪で一杯になった。

「みんな、良く自分が真ん中とか前とか

分かるよな〜」と観客の私ら褒められたよ。



曲のノリによって、タテノリじゃないから

助かった!休める時間も作ってもらえて助かった。

曲はね、また懐かしい「風見鶏」。

この曲も好き。ちょっと大人しめ。

(・・と言っても押されないで踊れるって言う意味ね。)

私の知らない曲も半分くらいあったけど

是非歌って欲しい曲もやってくれた。


「次はみんなが知っている曲!歩いて行こう!

和弥が着替えて再びステージに現れた。

Mさんが「あ〜!懐かしい〜!あの白いシャツ!

わざと腕の裾を引っ張って伸ばしてみんな着てた!」と言った。

シャツの正面には、大きな絵柄が描いてあって

それが時には外人の大きな顔とか。口とか。(舌出してるやつ)

これこそ
「バンドMAN=ROCKER」のシンボル!

♪言葉じゃ足りなくて〜気持ち〜じゃ見えなくて〜♪

また激しいタテノリだ。男性達は特に元気だ。

スポットライトに光る和弥を見ている。

中学生の時、隣のクラスの男子(秀樹君と言う)から

J(S)WのCDを貸してもらった事を思い出す。


そのCDをカセットにダビングしていた。

いつもJ(S)Wのアルバムは短い。

だけど、タイトルが長い。

カセットレタリングの文字を擦っていたあの頃。

「純太が好き」と言っていた秀樹君にも見せてあげたい。

この、「生」で「歩いていこう」を見ている私。

中学生の時見たかったJ(S)Wのライブ!

本人達を身近で見る事もないまま卒業して

20年以上の月日が流れた今!

再びあの曲を聴いて、歌って踊って

「ファンでした」と言う
私が和弥の視界に入っている〜!!

だって本当に目が合ってるもん。(←もうなんとでも書かせてください)

6列目やったぜ〜!オー イェーイ!(←出た!)

晴○さんに感謝!


最初の2〜3曲目の時は、正面の方を向いていて

私らと目は合わなかったけど、こっちを向いてくれてるよ。

ベースのヨヒトさんも。

MMは「密かにヨヒトさんに熱視線を送ってます。

地味にファンだと訴えてます」アピール。

こんなに近い所でJ(S)Wが見れるのがツイテル!

今まで、私らの事をみた事もない勿論知らないJ(S)Wが

私らをキャッチしてくれたのが嬉しい。

一生忘れません!

♪WOO〜 歩いて行こう〜!前が見えるように♪

オー イェーイ!!(←また出た!)

このセリフでMMと顔を合わせ、通じ合う。



このライブで、本当に感動したのは

「全部このままで」!!

この曲、全盛期の頃だったね。

すごく好きよ!ノリノリだし。

今回のライブで始まったこの曲は、

J(S)Wのサポートメンバーの

男性が(正式メンバーになったのかな?)

キーボードを弾きだした所でスタート。

バラード?でも、なんだか

聴き慣れた曲と歌詞だ。


♪なにもかも 昨日までの 最高だったような♪

会場もみんなピーンと来た。

タテノリの曲がこうして聴かされると

胸がジーンとしてくる。青いライトに照らされた和弥。

♪全部 このままで・・全部 このままで♪

私もこのまま時間が止まってしまえばいいと思った。

そして、この1番が終わると、ドラムのスティックが鳴り

ステージはまた一気に明るいライトに照らされ

それと同時に私らの歓声も上る。


そしてまた一気に「押すな押すな!」のノリ。

和弥がステージの中央のギリギリまで来てくれると

そこを目掛けてファンの波が押し寄せる。

私の居る位置から見えるのは

私らの前に並んだ5列の後ろ頭に、

人差し指を高く上げた右腕の数。

その上に一際ステージの和弥が目立って見える。

和弥に触りたくて手を伸ばす観客。私もその一人だが

ここからは無理な距離。


誰も転ばなくて良かった。誰も潰されなくて良かった。

大きなスクリーンには、この当時の

お若き時代のJ(S)Wの画像が!

あ〜〜懐かしい〜。そう言えば

こういう髪を上に上げるスタイルだったよね。

全員カッコいいのだ。でも今もいいよ。

ステージで♪全部このままで♪とサビを歌う和弥は

両手を広げて、本当にこの瞬間を、

このライブの空間を、このまま閉じ込めておきたいと言う

思いがファンの私らに伝わってきた。

全部このままで・・の一体感を

今、もう一度ここで!