一枚のハガキ


「こ、これはかなり貴重なハガキでは!?」

私は目を疑った。何故なら
「あの人」が映っているかもしれないからだ。


私が好きな筆者「斉藤一人さん」

ツイテル、ツイテルと言っていると、ツイてる人生を歩けます!


教えてくれた
斉藤一人さん!納税で一番になっても、取材が来ても

「絶対に顔は出さない」と言う
斉藤一人さん!

私の目の前には「斉藤一人さんの会社のハガキ」が・・。

ええ。銀座まるかんの従業員さんらの集合写真が・・。


事の始まりはFさんが「みかりん!これ!ちょっと」と息を切らして

電話をしてきた事から始まった。

「会社のポストに入っていたの!」との事で

そのハガキを私に見せてくれたのだった。

今、Fさんの自宅に来て

私は差し入れで用意した「バカウケ デラックス」を食べている。


このハガキ。3列に並んだ人の波。

ざっと1000人くらい映っているだろうか。

この中に
「斉藤一人さん、いるかもしれないよね!?」そうFさんと言い合い

「この真ん中の赤いハッピの人かな?」

「花束持っている人かもしれないよ!」

「どうせなら、この
フリーダイヤルにかけて聞いてみない?」

私は右の指を舐めながら言った。

「じゃあ、みかりん1
84を押して電話してね

私が かけるんかい!!

ケータイを使わず、自宅の電話と言うのは
正しい選択である。


ああ。このハガキの電話。

本当は仕事の事でかかってくるのを待っているのだろうね。

それなのに「どれが
斉藤一人さんですか?」って

勤務中に電話する私って・・失礼だね・・・

「はい。」おお。繋がったよ!機械の声じゃないよ。

「あの、大変恐縮なのですが、ちょっとお伺いしたい事があるのですが・・。

会社に銀座まるかんさんのハガキが届いてまして、

その後ろに集合写真ありますよね?
あの斉藤一人さんは

どこに映っているのだろう?と話込んでいたところ
なんです。

ご迷惑じゃなければ、教えて頂けませんでしょうか?」

私は、そのまま伝えた。すると受話器の向こうの答えは

「大変申し訳ございません。」と言う。

斉藤一人さんは「顔を出したくない」との事でハガキにも映っていないとの事。

「ああ。そうですよね〜。赤いハッピの人かな?なんて

言っていたんですよ。違いましたね。やっぱり

ツイてる神社に行かないと一人さんには会えないんですね。」

と、私が言うと意外な言葉が返って来たのだ。

「お客様のお住まいの場所で、お会い出来ますよ」と言うのだ。

どうやら来週、駅前のあるビルで

お弟子さんの講演会をするらしく、その時に

斉藤一人さん一緒に来ますよ!との事。

「それと、斉藤一人さんは
他の人とオーラが違うので

一目で分りますよ」
と教えてくれた。

(・・嬉しかったんだけど、なんで184にしたのに

何処から電話したかバレたのか!


意味ないじゃないか!)


私とFさんは「斉藤一人さんに会いたい」と言いながら

講演会の日をチェックした。

・・・土曜日だ。私は仕事。Fさんも仕事。

晴○さんに連絡したら、行って見る!との事。


しかし、一週間後「場所が良く分らなくて行けなかったよ」と

メールが来た。


やっぱりツイてる神社に行くしかないかな?

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