平成最後のディスコ


てっちゃんが、急に行けなくなってしまい

今夜もR君と二人での参戦になった。

いつも三人なのに、淋しい。

仙台の夜は、今日は何故か寒い。

春なのに、春らしさなし!

でも、フロアに着いたら

夏のような恰好で踊るのよ。

今回の私のファッションは

姉さんからもらった、

黒と紫のミニドレス。

小悪魔っぽくて(←あんたいくつよ?)

かなりお気に入り。これで2回着た。

今の職場に異動したら

1キロ太ってしまった。

(ブルブルは効果あったのかも?)

ハラ周り(ウェスト周りと言いたい)が気になる。

贅肉を引込めたいお年頃なのだ。

でも、このミニドレスは、

上手く出来たデザイン。

スカートを正面から見ると

両サイドにカーテンみたいに

ドループが入っているのです。


これはなかなかいいわ。

腹を引込めている事ない!←

ミニのスカートで出歩くなんて

昼間、あまりしないし

しかも、こういうドレスなんて

着て行く所限られるから

自分の中では、ドレスアップして

社交場に出掛ける気分なの。うふ。

ミニドレスを着て、太ももを

見せる事で、「自分もこれ以上

体重増えないようにしよう!」って思うしね。

暗闇なので、誤魔化せる所も

沢山あるけどね。



今日は久々にS子さんも来るし

Mさんにも会える。

「会社の2次会が終わった後

遅れるけど行くよ」と

連絡をくれたMさんも。

来ないのかな?と思ったNさんも

遅くだけど来た!

踊り場でお会いできる皆さんと

一緒に今回も過ごせて嬉しいな。

私はR君とテーブルに着く。

フロアは爆音で曲が流れている。

私は早速着替えにトイレに行く。

春だけど寒いし

腹下らないかしら?とちょっと心配もする。

しかし。テーブルに戻ったら

そんな心配は無用!

スパークリングワインで乾杯。

お隣には、毎回お会いする男性と

Sさんも来ていた。


M姉さんも来て、

テンションが上がってきた。



今回もR君はひたすら

踊り続けている。

メンズのMさんも踊り続けている。

私は、踊ってテーブルに戻って

色んな人と話をしたいた。

顔見知りのAさん(メンズ)が

隣に座っていて

「いつもどうも〜」とお互い言い合い

グラスで乾杯。

この狭いディスコフリークの輪(?)は

一人に身の上話をすると

身元があっさりとバレる仕組み。(笑)

「〇▲◆さんから聞いたけど

◎□■に住んでいるの?」とか

「★※▽▲□で働いているの?」と

普通に言われる。

Aさんとは、あまり色んな話を

した事がなかったのだが

今回、身の上話をしていたら

お互いの親戚の家が、

半径1キロ以内と

言う事でビックリし合う。

「ええ!そんなにご近所さんだったの?」と

言われる。

世の中狭いね〜。

でも、あまり身元分からないようにしよう。←

Aさんと親戚の付近の

ラーメン屋の話をして

変な盛り上がりをしていた。

そこへS子さんも「みかりんさ〜ん」と

声をかけてくれた。

S子さんも、一緒にお話ししましょう〜。

するとメンズのAさんが目を丸くして

「わあ。綺麗なお姉さんだなあ。

こないだ別な箱でお立ち台に上がっていたよね。

男性たち、みんな目をハートにして

見ていたよ!」と言う。

おお!さすがS子さん。

S子さんは鉄板美女だもんね!

綺麗なS子さんと仲良くしてもらえて

私も嬉しいの。

そして、Aさんが一言。

「お姉さん(S子さんの事)は一番だと思うけど

俺の中では、
みかりんが一番だなあ〜

わははははは!!」と笑う。


まあ。私への気配りをどうもありがとう

ございます!

これもご近所さんだからよ。


私はスパークリングワインを2杯目

飲んでいる頃、Tさん登場!

Aさんが「おお!Tさん。」と言う。

そうそう。みんな仲良しサークルみたいで

どの人もお友達なんだよね。

「Tさん〜こないだ

Tさんの出身地の繁華街の

大人のディズニーランド(←〇俗の事)

いい所教えてくれないんだもん」と

笑いながら言うAさん。

私はゲラゲラ笑っていたら

「Aさん、それは〇俗じゃないでしょう!

おっパブの事でしょう!」と言う。

私は、ここで完全に女扱いされて

いない事が判明。

Tさんは「あれは部下が行ってみたいと

言われて連れて言ったんですよ」と言う。

うん。男同士の会話て感じっすね。

面白いトークが聞けた所で

私もフロアへ向かう。


ステップの上手なMさんを

お手本にする。

R君がこないだの流れていた曲の

ステップを完全マスターしたよ。

私が1回転すると思っていた所は

半回転であった事を

教えてもらった。

「後は駐車場で練習」と

毎回、あの駐車場の地面には

大変お世話になっている。

フロア内は、熱気で暑くて

テクノは流れなくても

私はウチワ代わりに扇子を持って

踊っている。


いつも会うWさんチームにも会えた。

Wさんに「てっちゃん来れないんだ。

残念だね」と言われる。

そうなの。てっちゃんは先月も来れなくて

踊りたくてウズウズしていると思う。

なんとか、R君とまたステップを覚えて

てっちゃんに伝えないと!


踊り疲れた後は

テーブルに戻って

Mさんと写真を撮る。

Mさんはいつも色んな人達に

囲まれていて、キラキラしてる女性。

ここに居ると、その様な姉さんらを

基準にしているので

歳を取るのが怖くなくなる。


その後、M姉さんと写真を撮ってもらう。

M姉さん曰く「50代後半になると

40代の頃と感覚が違うよ」
との事。

そうなんですか?

独身、子無しの私には

40代も50代も同じ感覚かな?と

思っていましたが。

「まず、体の疲れ方が違う」との事。

・・・そうですか。

でも確かに私も30代の時より

40代の今の方が夜遊びのツケが

次の日にキター!て思った。

なので、それよりももっと

大きいのが来るのかな?

しかし。その日踊りに行って

次の日も、その次も仕事で分かった。


「2日後の方が夜、キツイ」と。

まるで筋肉痛のようだ。

M姉さんはこの事を言っていたのか?

いや、もっと深い話だと思う。

きっと、背負う事柄なども

年齢と共に増えて、負担もあるのだろう。

だからこそ、非日常を楽しみにしていて

夜、弾ける!そんな感じの事を

言いたいのだろう。

私は、M姉さんがアラカンで

何故そんなに綺麗なのか

美の秘訣を聞いた。


「日々、居心地良く

自分を楽しませて

生きているから」
だって。

なるほど!確かに40代位から

内面の想いって、外見に出てくるよね。

私、それが本当に怖い。

「人生面白くない」って思ったら

一気に不細工になると思う。


あと、生き方って背中に出るって

言いません?


後ろ姿に何か書いてありますか?って

思う事がある。

日々、不平不満を言わないで

過ごす事が美容にも

体にもいいのね。


やっぱりこういう踊る場所がないと

私も人生、どうなっていたか

分からない!って本当に思う。



そうそう。あとは

Sさん(60代)とも話をしました。

(2年前、頂いたスパークリングワインを

やっと、こないだ開けました!

美味しかったです。

今更だけどありがとうございます。)

Sさんも明日仕事なんだって。

でも、この日を励みに

仕事をしていたとの事。

Sさんは「人生って、60歳くらいになると

失敗して這い上がる度に

本当に強くなるなあって思うんだ」と

言ってました。

44歳の私には、Sさんの思いの

半分も胸に響いてないかもしれない。

だけど、こういう踊りの場所で

マジメな話が出来る。

そして、人生の先輩たちの

生きていた姿を教えてもらえると

いい勉強になるなあと

思うのです。

これが昼間会ったら

健康の話題オンリーになったかもね(笑)


踊り場のフロアには

様々な人間模様と

音楽とお酒と踊りがあります。

波長の合う人達で

繰り広げられるエピソード。

毎回参戦する度

私もパワーをもらえるのです。