歯医者さん、ありがとう。


私が通院していた其の歯医者とは、化粧品関係で仲良くしてくれている

婦長さん(Oさん)が居るので、安心して親知らずを抜いた
ホワイト ゾーンである。

聞けば、担当してくださったドクターは、学生時代の友の旦那さん。

いちばん偉い院長先生は、その友のお父さん。

こんなに人脈が繋がっていると、
その歯医者ONLYにしたいのが

患者の心理と言うものである。



もう一本抜く予定の親知らずを、誤魔化しながら過ごす休日。

「白い歯って運気が良くなるのよね〜。風水だと白いキレイな歯は

金運が良くなるらしいよ!」と私が言う。


今日一緒の(婦長の)Oちゃんとは、ホワイト ゾーンを離れて会っている。

ラーメンを食べて、ドライブをするとOちゃんが私に言う。


「そういえば、みかりんさんがホームページに書いた親知らずを

抜かれる話。あれ、患者さんの気持ちを綴ったものなので

私たちから見ると、新鮮だったんですよ。こんな気分だったのか!って。」


ああ。Oちゃん。プライベートでも職業意識があるからこその

発言。すばらしい。そして、同じ文を読んでもらっても

それぞれの立場や、人によって解釈も違う事が私も発見できた。


所が!この話はこれだけでは終わらなかったのである。

「院長先生と相談して、みかりんさんの作文を

印刷し、朝のミーティングで採用したんですよ」

うそー!!ぎゃ〜〜!いや〜ん。

私は、恐る恐るOちゃんに聞く。

「・・・・あの、アホな文章を、ホワイト ゾーンのみなさまの目に

触れられてしまったの・・。」


面白かったって好評でしたよ。そして、

順を追って書いているじゃないですか。

ああ。そうだ。麻酔の時はこんな気分でいるんだ!って

私たちも手順を確認しながら、観れましたから!」と

言ってくださる。

もう、私は自分がどんな内容で、あの「親知らずを抜かれた話」を

書いたか覚えていない。ただ、人生の中での


青春の1ページとして存在する、貴重な思い出と化してる。

今となっては天然記念物を

みるような気分でいるだけである。

「院長先生、誉めてましたよ。なかなかこんな風に

書けないでしょう。」と。

まあどうもありがとう。私はその一言を聞いて

自分がミステリー ゾーンの人間だとは

思われていない事が判明した。


私は本当に嬉しかった。

自分の書いた生きた文が、歯医者さんたちに

受け入れてもらえた事。

これって、患者さんを第一に 考えてくれているからじゃないでしょうか?

そんな気持ちで接してくれてるから

いつも予約でいっぱいな歯医者なんですよ。


人は、痛みを感じている時に 聞かされる 暖かい言葉が

どんなに心強いか。

ガランと空いた奥歯を 埋める為に 必要なモノとは

18金の歯ではなく、14金のホワイト ゴールドでもなく

金張りでもなく!!

やさしい言葉なんですよね。

そんなホワイト ゾーンのみなさんに

「お大事に」と言われたら、胸に染みてきますよ。

ええ。もちろん歯茎もでしたが。


そんなワケで。そろそろ歯のクリーニングでも

予約しようかな。

あのホワイト ゾーンに。