冬の熱い夜〜その2〜


さて。私がここはパラダイス、ここは天国と思っているのは

「好きな人しか集まらない場所」と言うのもあるけど

大好きなダンスミュージックが好き!と言うのがある。

そして、今夜は懐かしいテクノ〜!ジュリテク〜〜!!きゃ〜!


そこのフロアは、曲はハウスからテクノに変わっていた。

あ!行かなきゃ!私はR君とテクノの所に向かう。

すでに人が集まって踊っていた。こうしてテクノを聴いていると

本当に自分が18〜9歳なんじゃないかと思えてしまう。

白の扇子を振り回し、チェーンベルトが揺れるのを実感すると

真冬で袖なしでも平気になってくる。

I LIKE IT!が懐かしいような、

でもそんなに懐かしくもないように

思えてくるのは何故!?


そうそう。私、今夜のクラブの一週間前から

愛車の中はテクノとユーロになっていて

ジュリアナ東京のCDと、

マハラジャナイトを聴いて生活していたの〜。

お陰様で朝からハイテンションで過ごせて

外は寒い冬で、凍えそうなのに車の中だけ

真夏の雰囲気!しかも2010年なんて

めちゃくちゃ不景気なのに

このCD聴いている自分だけ

何故か景気良い気分。

曲調がそうなんでしょうかね

なんか気分アゲアゲになる!

車の中にいて、テクノ聴いていて、

10代に戻っている自分の

懐かしい面影にパワーをもらい、

今日のクラブを待ちわびていた。

そして、今!目の前でテクノが流れている!

ジュリアナのレコードを目の前にしながら

踊っている私。

ジュリアナって書いてあるレコード、あるんだね〜。

テクノの曲が繋がっている〜きゃ〜!きゃ〜!


周りに居る人も全然知らない人なのに

一緒に踊っていると
ナンパではない声を掛けられる。

「扇子、どこで買ったの?」

「アメ横ビル!」

CAN’T USED IT  が流れ、テンションがさらに上がる!

周りをみると、こないだ居た女性の人もいた。

M姉さんのお友達らしい。

良くみたらM姉さんも

私がプレゼントした孔雀の扇子を持って

テクノを踊りに来てくれた!きゃ〜〜!M姉さん!

いつもありがとうございます!!

とことんテクノ!やっぱりテンション上がるテクノ!

曲は全部知っているテクノだった。

本当にお祭りみたい。

世の中や、季節は真冬だけど

ここだけ真夏の夜みたい。熱帯夜で

いつまでも浮かれていられる気分。

当時の私も気分はいつもテンション高めだった。

テクノが続く限り、いつまでも真夏の夜が

続くように感じていた。


そうそう。懐かしい曲!パンピン!

覚えている??あれって1994年位だったような。

パンピンの部分的なパラパラ!

これをいつから「テクパラ」と言ったのか分からない私。

曲の最初と半ばにちょっとだけ付いている振り付け。

あれ簡単だから一度みたらすぐ覚えたね。

でも、周りをみたら

テクパラしている人いませんでした。

なんだろう?当時の時差かな?

でも別にいいので私は、テクパラしよう。

こんな時、扇子が邪魔になってしまう。

あ!あと私、知らなかったのが
「TOKYO GO!」

テクパラがあった事。

通っていたくせに知らなかった〜!

それともこれも時差?

あとね〜。「RAVE MAN」の曲覚えてる〜〜?

掛け声で「引っ張って〜 引っ張って〜」があるやつ。

すごく久々に聴きました〜〜!!

周りもみんな知っていた。やっぱり

ここに居る
通じている人は、アラフォーなんですね。

フォーホホホホ(笑)
自分も10代気分で

踊っていたけど、しっかり36歳じゃないか〜〜!

四捨五入したら、40歳じゃ〜!別にいいのだ。


そうそう、このテクノの時間

すごく楽しくて、もう
明日じゃなくて明後日

筋肉痛が来るのは確実だけど

扇子振りまくり〜〜腰振りまくり〜

チェーンベルト ジャラジャラ〜〜

私の左腕のパワーストーン 壊れないでね〜〜。

おお。。。なんだかこうして踊っていると

フロアの奥が混んでいるような。。

人が沢山いる。

盛り上がっている私ら。

そして、こないだいたM姉さんのお友達と

両手タッチ、そのお連れ様とR君と続けてまた

両手タッチして踊る今夜。

とても素敵な一足先のクリスマス〜〜

お〜イェ〜イ〜!!


DJのお兄さんが

ジョンロビンソンに見えてくる〜〜!(←目、大丈夫か?)

だってだって「TOKYO GO !」の

掛け声の「ジュリアナ〜東京〜!」と言う所あるでしょ。

そこが
「ジュリアナ〜仙台!」になっている!!

仙台でいいのだ〜。
もっとやってくださいな。

そこで「Go! Go!Go!Go!」の掛け声で

心は一つになって盛り上がる。

呼吸が乱れても大丈夫なの、ウフ。


こうして、みんなの心が一つになっていると

日常のどうでもいい事が

本当にどうでも良くなってくる。

ちょっとしたトラブルや、モヤモヤした事

そんな気持ちを持つスペースが

小さくなってきてしまう。

テクノには、そんな力がある。

テクノだけじゃない、クラブ自体が

全てを開放してくれる。

私は今、生きている。


踊っていると思う。

18〜9歳では目も肥えてないし

世の中を知るには甘すぎた。

ホンネと建前の区別も

分からない、
ワケの分からない女でいれた。

(それがバカなのかカワイイのかは別として。)


何も分からないから無鉄砲でいれた。

ある意味、怖いもの知らずでスゴイ。

それが若さの特権なのか。

そして「今日が楽しかったらそれでいい」

明日の事や、10年先の事なんて考えない。

目の前の事をめいいっぱい楽しめたら

それで「良い日」。


だから悩みもない(ように今は思える)。

分からないまま生きてきて

世の中の仕組みや

社会の仕組み、(実は世渡り上手が一番お得!)

我を出しすぎると失敗すると言う事を

さんざん学ばせてもらいました。

楽しく愉快に、仲間達と過ごせた時間を

36歳になって再現していると

違う物の見方が出来るものですね。

私もこの年齢になってやっと

平和に穏やかに過ごす事を覚えたよ。

「お立ち台の奪い合い」に

今も昔も私は遭遇した事はないけど

大人になると、譲り合いに

どんな場面にでもなっていくような気がする。

クラブやお立ち台は

年齢によって、感じ方が違うものなのかもしれない。


テクノが「TOKYO Go!」で終わって

後から入ってきた人が残念そうに「もう終わりなの〜〜」と

言っていた。もうちょっと早かったら良かったね。

私はもうそこでお腹一杯だった。

でも!次に向かうステージは別のメインフロア!


お立ち台のあるこの場所で

M姉さんらと手を振り合いながら

70年代を踊る。ここから見える光景が好き。

時代が1990年から1970年代に戻る〜。

私の青春よりもっと前の曲。70年代は

私が生まれた頃なので(1974年)、

順番通りに青春して来れなかったよ(笑)

でも、ここでタイムスリップして

生きているのも楽しい!

今回は近くに居た見知らぬお姉さんを巻き込んで

一緒にお立ち台に上がった。


そのお姉さんも「わ〜!眺めいいね〜」と感動していた。

でもフロアで踊るのが好きらしく

「ありがとう!楽しかった」と言ってお立ち台を下りた。

また次回、お会いしたいですね。


今回はラストまで居ました〜〜。

アンコールの声もあったよ。

私は明後日来るであろう筋肉痛を気にしながら

今日を終える。

最後に憧れのM姉さんと

2ショット写真を撮ってもらった。

毎回一緒に写真を撮って幸せ。

いつまでもこうやって

過ごしていたい。

今夜もホットな夜だった。