冬の熱い夜〜その1〜


私にとって、18〜9歳のアタマの中の80%は踊る事だけ。

後は「その日が楽しかったらどうでもいい」そんなお気軽スタンス。

あの当時に戻ったら、嬉しいなあ。肌もピチピチだし!

高い化粧品使わなくても天然のオイルで間に合っているのよね〜。

いくら「不景気」と言われた1993年でも

2010年の今よりはるかに景気良かったよ。

当時私は高校出たばっかりで、その頃のバイト代より

OLの給料良かったから、
自分の中では「プチ★バブル」だったよ。

あの当時に戻りたいなあ。

遠い目をして空を見る36歳の私。

周りはすっかり落ち着いて、子供が「中学生」とか言っている。

私は彼は居るが結婚はまだ先。まだ準備する事が沢山ある。

彼は「お立ち台で踊る私」は、とっくの昔に卒業したと思っている。

「ケバイ(←懐かしい)みかりん」は、もう卒業して

ちょっと品のある女性になったと思ってみてくれている(らしい)。



「今夜はプチ女子会で、夜 出掛ける」と

夜遊び出来る女友達ももう数える位しかいないくせに

彼にそう言って出掛ける。本当は女子会じゃないの。

私が夜、時間を作ってでも出掛けたい場所。それは

「クラブ!」(ディスコ)しかない。

10代の頃に「楽しい!」と思った場所や出来事は

その後の人生に大きな影響力を及ぼす。

寂しい時、悲しい時、私の心を埋めてくれたのは

男よりクラブだった!(きっぱり)

でも!恋愛していても、クラブが楽しいと思ってきた。

だけど、恋愛もクラブも別次元で楽しいのだ。



話は戻るが今夜は譲れないのよ!(何が?)だってだって

フロアで70〜80年代の曲と、

別フロアでジュリアナ〜第二次位の曲が

かかるってDMが届いたんですもの〜〜!!

もう絶対に行くしかない!

テクノ命だった10代の自分に戻って、

その当時のエネルギーを

もう一度、36歳の私に注入してほしいの。ウフ。

でも!当時は食べても大丈夫だったボディーが

年齢と共に脂肪が付いてきて、

これはちょっとハラをなんとかしないと!

太ももちゃんをちょっと細くしないと!

・・と言う事で!そんなに必死には

ならなくてもいいと思ったが

(レコーディング★ダイエット効果あったので)

プチ★断食をしました!!

・・・と言っても簡単。

お昼にいつも買っていたデザートを食べない。

ジュース甘いの飲まないでお茶類。

後、チョコの誘惑に負けない。

これだけ守ってなんとかハラへっこんだ。

これこそ断食のお陰ね!(これ断食って言うのか?)

「あのボディコン着る!」それだけの思いで痩せれる。

もしかして「お立ち台」って最高のダイエットじゃないかな。

まず、人に見られるでしょ。あと私の大好きな「M姉さんをお手本に

くびれをKEEPするのよ!」と意気込んで

美意識を高めてもらえるでしょ。

それと、スタイルやラインを気にするから姿勢も良くなるしね。

おお、なんて素晴らしいのだ。

これは10代の時には「それが普通」としか思っていなかった!

踊りに行く前まで特別に食事に気をつけるなんて

私の周りでしていた人いなかったよ。。。その位みんな

代謝が良かったんだね〜〜!!若さとは武器だ。



・・・って、前置きはいいから本題に入れって?

あ、はいはい、了解で〜す。こんなにイントロ長いと

クラブレポートが少なくなるって?

大丈夫よ〜。結構書くから。2段に分けてあるから。

じゃ、行きますか!


いつもの「仲良し3人組み」(←勝手に名づけた)

クラブに向かう。なんだかこうして3人で歩いていると


ハリーポッターの3人みたい。私がハーマイオニー。

3人が着いた先は魔法の国。

私が19歳に戻れる素晴らしい世界。(魔法だ)

クラブの階段で、M姉さんが来てくれた。

クリスマスの赤の衣装が素敵〜〜!!きゃ〜!

いつもセクシーなのに、今日はプリティー!

私も冬でも袖なしで踊りますわ、M姉さま!

私は久々のボディコン〜。モノトーンっす。

昔は踊り以外でも、普通に着て歩けたボディコンが

時代は流れているのね、こ〜ゆ〜場所でしか着れない。


でも、クラブではそれが制服なのだ。お〜 いぇ〜い。

昔は腰にチェーンベルト ジャラジャラだったのが

今は左腕にパワーストーンの石ごろゴロゴロ〜〜♪

だけど今日は久々に

チェーンベルト ジャラジャラよ〜。(まだ持ってたんだね)

ロッカーでボディコンの上に重ねて着ていた服を脱ぐ。

おお、寒い。首に冬対策の為ファーを巻き付ける。



R君と、てっちゃんと三人でフロアに向かう。

フロアは暑い。良かった〜!夏ファッションで正解だわ。

フロアは70年代がかかっている。

今日もライトがキラキラ。ミラーボールが回っている。

人も沢山いる。踊りながら

周りを見渡したが、いつも会うYちゃんがいない。

先日、一緒に写真を撮ってもらったメガネ夫婦もいない。

今日はお休みらしい。まあ、残念。

来る度にいつも会っていると、暗黙了解で

いつも大丈夫かと思ってしまう。

今回はちょっと分からない70年代の曲が流れていた。

R君とてっちゃんと三人でフロアに居ると

以前にも何回か見かけた事のある男性を発見した。

ダンスフロアって、好きな人しか集まって来ないんだね。

だから顔を合わせるんだね。



さてさて。私はチェーンベルトをして、袖なしで

ジュリアナ期待していたのですが

どうやら、ここのフロアではない場所でかかるらしい。

メインのフロアは70〜80年代なのか。

まあ、いいわ^^

それでテクノのフロアに向かってみた。

こちらはこちらで、照明の緑が煌いていて素敵。

クリスマスみたい〜。

2フロアを行き来しながら、テクノになったら

「こっちに来よう!」と心に決める。

メインのフロアでは、ダンスショーなどもあって

見ているこちらも楽しい。


どの位 時間が経っただろうか?

ちょこちょこ「テクノ」の方のフロアを見に行ったら

なんと!
第二次パラパラブームの

頃のユーロが流れている!


ミッキーマウスマーチみたいな複雑(私には複雑に見える)な

パラパラではないけど、

当時は難しいと思った曲もあるあの頃のユーロ!

私でも覚えられた
「TAKE A LOOK IN MY HEART」が!!

きゃ〜〜!踊れます、踊れます!!

この曲はシンプルだから覚えられた。

周りに居る人は全然分からない顔ぶれだけど

きっと、その当時キング&クィーンでお会いしていた事が

あるのでしょうね。プチ同窓会気分ですね。

後はこれまた懐かしい
「HEARTBREAKER」!!

♪は〜と ぶれいか〜 あいやいやいやい 

た〜ん た たんたんたんたん ♪

今更だけど、ユーロっていつでもどこでも

スタートが右よね!あの頃踊っている男子達が

熱かったわ。私の友達男だけど化粧してきたりしてた。

そうそう、スーツ姿で踊ったらメンズ、カッコいいよねえ!

(ここでスーツで踊るって言うのが昔の証拠??)

うろ覚えの
「キング & クィーン」もかかり

あのゴールドの建物が幻覚のように見えてくる(大丈夫か?)

「サウンド オブ マイ ハート」は踊りが良く分からないけど

当時行く度、随分聞いたね^^

あの頃のテクノ派と、

ユーロ派が入れ替わるフロアを思い出しました。

格好で「何のジャンルか?」と言うのが一目瞭然だったね。

でも気のせいか?レゲエ踊りたい人って

夏場しか見かけなかった。

そんな私は真冬でも、真夏の格好!

やっぱり踊るには真冬でも袖なしが基本(だった。)!


懐かしいユーロビート!今日の収穫はここだけでも

私は十分だった。胸いっぱいです。

そんな思いで、またメインのフロアに戻る。

こっちの方が暖かい。私も風邪対策の為

首周りにファーを羽織っている。

なかなか風邪が治りにくいお年頃なので♪

フロアを離れ、スクリュードライバーを飲む。

なんか毎回オレンジ系を頼んでいる私。

夜、炭酸類を飲むと太りそうだ。でも、今夜は

踊るから!動くからいいでしょう〜〜!!?

そしてトイレに行く私。


ここのクラブって不思議。

なんだかトイレ待ちをしている人と

前からの友達のように話が出来てしまう。

今回も順番を待っていたら

にっこり微笑まれて、優しそうなお姉さんと

お話をしたよ。

「スタイルいいですね〜」って褒められたの。嬉しいわ。

きっと
闇だからあまり良く分からなかったかも。くすす。

でも、人間って褒められると

「そんな事ないです〜〜!」って言いたくなるよね?

私も言ってしまった。
だけど、それって

言ってくれた人に失礼なのね。(って上司にも言われたなあ。)

そのお姉さんは私より2〜3歳年上らしい。

そっちのお姉さんこそニットのワンピが似合って素敵だわ。

私は、ニットの服ってなんか着膨れしてみえてしまうから

逆に体のラインを出してしまった方がスッキリみえるのだ。

だから、ニットをシンプルに着れる人って

スタイルいいなあと思えてしまう。

ニットは「体型隠れる」って言うけど、違うね。

そんな女子会話をしながらトイレを待つ。

どんなひと時でも、たった一言や二言でも

楽しい空間での貴重な過ごし方なのだ。


さて。どっちのフロアに行こうかな〜と迷い

テクノの方を見に行ったら、ハウスがかかっていた。

もうすぐかしら?とワクワクしながら

行き来している。


私、やっぱりクラブ(ディスコ)が好きだなあ。

なんて言うんでしょう。ここに居ると

全てから開放される感じがいい。

自分の生活する環境、状況を忘れられるのがいい。

別にイヤな事ばかりの日常ではないけど

この空間に入った瞬間に

もうそこはパラダイス!!

入り口をくぐった瞬間から

もう別なステージに来た!って言う感覚がある。

これは10代の時もそう感じていた。

出会う人も、なんでこんなにいい人ばっかりなのだろう。

「気の合う人しか集まらない」そんな感じがしてならない。


〜その2に続く〜