朝に見た夢


私は朝が苦手である。コンポとケイタイの目覚ましで

今日の一日がスタートする。

起きる1時間前にCDが流れる。「ああ、1時間前だ〜」と

思い布団の中でボケ〜とする。

目の前にある雑誌を眺めて、脳を刺激する。

すると、上の瞼と下の瞼が、くっつきたがる。

この欲求に負けてたまるか!と思うだが

布団の居心地の良さに負けて、二度寝をしてしまう。


私は二度寝が好きだ。

この、のほほんとした時間が好きだ。

「ああ、寝てはいけない、でも、寝たい」と

思っている微妙な眠り加減が好きである。


私の幸せ睡眠タイム。あと53分。

この時に見る夢は、リアルである。

私の夢の背景をバックアップするのは

目覚ましCDである。

この音楽が、私の夢心地をダイナミック化するのである。


いつのまにか、私は夢にまでみた「叶姉妹」に会う。

これは、さきほど見ていた叶姉妹の雑誌の映像である。

BGMに会わせて歌って踊っている。

私らしい夢である。自分で自分の夢を納得して

傍観者のようにたたずんでいる自分と

その場に混ざっている自分を見ている。


起きる15分前。ケイタイの目覚ましが鳴る。

ああ、もうちょっと夢の世界にいさせて〜。

これは良い夢をみた時に思う事である。


余談だが、先日私は朝方にイヤな夢をみた。

「ああ、夢か。」と起きた。そして

「バクバクバク」と言った。バクは悪夢を食べてくれる、

ありがたい空想のキャラクターである。

そして、私は再び眠る。すると、どうゆうワケか?

「よお!
続きを見に戻ってきたね」

悪魔に笑われた。こ、これは夢だ。悪夢だ。悪魔だ。

「バクバクバク」と言ったのに!!


こんな毎朝を繰り返し、私の枕元には

「夢日記」ノートがある。毎日、夢をみるので

マンガ化して付けている。

夢の中の私も、オバカである。

ああ、今日も夢と現実の狭間で

彷徨ってしまった。

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