映画を見たよ。


「ベイビー、大丈夫かっ BEATCHILD 1987」

見てきました〜!

この映画って、今から26年前に7万2千人が集まった

野外ライブの事だったのね。

土砂降りになる中、一晩中ライブをすると言う命がけの

ステージと、雨に打たれながらライブに参戦している観客との

一つの思いの物語。


私、当時は中学1年生かな。

この時、熊本県でそのような野外コンサートやっていた事を

知る由もなく、26年経って晴○さんから

教えられて初めて知った。


映画のスタートには、雨でドロドロになった靴の映像や

裸足になって歩いている人達の

大行列などが映っていた。

一体、これはどうしたことなのだろう?

どこまでも広がる緑の景色。

どんなに音を出しても近所迷惑にならなそうな

場所を選んだのでしょうか。

晴れていたら最高だった野外ライブが

バケツをひっくり返したような土砂降りになって

そこでライブが始まる。

そのライブ前の様子と、裏舞台が映画になっている。


私、この映画って、出てくるアーティスト

半分位しか分からなかった。

私が見てて、嬉しかったのは

渡辺美里さんが沢山出てきた事。

それと、有名なアーティストが

くつろいでいる所とか。

ドラムセットなどを運んでいるシーンや

ステージの様子などを、客席側から

チェックしている所などを見ると

なんだか、プロもアマチュアも同じような

段取りをしてステージを完成させるんだなあと

改めて思った。

私ら高校時代のバンド活動(文化祭)の

前夜祭とか、夜、合宿で泊まった時の

感覚が、決してアーティストと一緒ではないけど

そんな準備をしている所などが

音楽の世界っぽくてカッコイイ!って思った。

音合わせをしている時の

アンプを通して聞こえてくるギターの音とか。

もう、それだけでワクワクしてくるよね〜。

季節も開放的な夏だったら、なおさら!

この映画を見ていると

ちょっと気分が重なってしまう。



野外での準備背景でも、美里さんが

丸い大きめのサングラスを掛けて、

肩位の黒いソバージュの髪型で現れる。

この当時で10代後半位なのかなあ。

なんだか大人だね。

色んな人と話をしていて、(打ち合わせ?)

裏舞台を見ているのも楽しいね。

ライブのシーンもあったよ。

当時の美里さんの初期のアルバム

私も歌、知っていたから嬉しかった。

そして、あの歌唱力ってすごいね。

美里さんの物まねって、出来る人いないと

思わない?

「マイレボリューション」を聴いた時

自分の年齢が分からなくなりました。


美里さん、最初の方にも出てきて

あと、またライブの順番でも後半の方で

出てきたんだけど、

この時は、タクシーに乗って会場に駆けつけて

土砂降りの雨の最中に歌っていた。

ステージの準備から

本番までそこで寝泊りしている訳ないよね〜。


そうそう。ライブが始まるにつれて

天候が最悪になっていく模様。

最初はまだ、大した事ない雨。

スタートが「THE BLUE HEARTS」

ヒロトがノリノリ。

「こんな大雨の中のライブなんて最高!」と

言って、お尻フリフリではしゃいでいる。

こういう天気なら、

気持ちもブルーになりそうなのに

すごいポジティブな人だなあと思った。

定番の曲「終わらない歌」や「リンダリンダ」の

映像が流れる。観客も寒そうだけどタテノリ!

私も映画館から参戦して歌いそうになったが

冷静に周りを見ると、誰も歌ってない。

ずっと、1本ライブだけだったら

BOOWYの時みたいに歌ったかも!

しかし・・映画館に居る周りを見ると

私らと同世代か、ちょっと上の人達ばかりだ。

まあね、その当時を共感できる世代の集まりだ。


さて。ブルーハーツが終わった後も

次々とアーティストが出てくる。

UP−BEATは映画には出てこなかったけど(残念)

レッド ウォリアーズ(以下レッズ)が沢山見れたよ〜!!

ダイヤモンド★ユカイさんだ〜!!


2013年の今、まさか野菜を作るNHKに

出ているなんて、ユカイさんは想像ついていたのだろうか?

ギターのシャケさんも素敵〜〜!

レッズって、私らよりちょっと上の世代に

人気のある印象がある。

私の周りでも「レッズのギターなんてコピー無理!」と

言っていたメンズいたなあ。

私もこうやって、ときどき高校時代と

現在が行ききしてしまって、時間旅行気分。

もう、レッズの♪SHOCK ME〜〜♪を

聴いていた時、私は高校生でした。

アマチュアのバンドが演奏するSHOCK MEを

聴いて、観客側で、友達らと踊ってました!

レッズを、リアルタイムでテレビで見た事が

なかったので、とても嬉しい。

5〜6曲くらい見れた。


この辺はまだ普通に見れたんだけど

その後、白井貴子(←今回映画で初めて歌を聴いた)が

出てきた頃から、バケツをひっくり返したような

雨が降ってきて会場も大変だったらしい。

救急車も何十代も出てきて

ライブ中に倒れた人達が続々と出てきて

最終的に500名とか?うわ〜。

一晩中雨に打たれ、
白いレインコート(かっぱですね)

傘差して外に居たら、風邪ひくよね!

でも、7万2千人の大半は気合で乗り越えたのね。



白井貴子のライブも

途中で音が出なくなったりの

ハプニングがあって、ビックリ。

良く考えたら、これって命がけのライブよね?

下手したら感電死する可能性だって

あるでしょ〜!


ドラムの場所を移動させたり

出なくなったギターの音の調整などをしている間

白井貴子さん、屋根のない土砂降りのステージで

上着を脱いで、観客と一緒になってビショビショだった。

「みんな〜!大丈夫〜!?」

ライブの出来ない状態で、彼女が出来る事は

みんなの安否確認だったのか

観客は大声で答えている。

なんとか、音も出て歌を再開できた。

見ていて安心したけど

あの土砂降りの中、メイク良く落ちなかったなあ。


このライブ、どうやら一晩

ずっと続けるらしく

見に来ている人達も夜ごはん

どうしたんだろう?と思う。


でも、それより寒さに耐えて

3〜4人で肩を寄せ合っている人達の束を

見ていると、なにか食べたいよりも

身の安全性の方が優先的。

体が冷え切って、体調を崩すのは目に見えているのに

それでも倒れないで、次々と出てくるアーティストを

見ている。

前の方の場所を獲得できた人達は

真夜中になっても踊っていた。