LET'S DANCE


クラブの日は何故か雨が降る。

今回も外は雨。

だけど、私は今年初のクラブだったので

心はワクワク気分は晴れていた。

一緒に行くいつもの3人でワクワク。

雨の日もぶっ飛ぶ快適さ。

震災後のクラブを待ちわびていました!

てっちゃんも「きっとあると思っていた。

ずっと祈ってました。

祈りは効くんだね」と言っていた。

いつも会う人達に会えるが嬉しい。

好きな服を着れるのが嬉しい。

でも、一番嬉しいのは、その日が来る前の前日!

夏休みの前日のような気分。


今回のクラブもM姉さんに会ってスタートする。

シックなパンツルックで登場のM姉さん。素敵。

私はピンクと黒♪

こんな時じゃないと付けないチェーンベルトが

大活躍。

そう。こういう場所だからこそ

出来るファッションがある。

昔だったら普通に

クラブ以外でも着て歩けた、

膝上20センチのミニ。

夜のクラブでしか履けなくなったのは

時代のせい?

それとも私が歳を重ねたせい?

此処でしか着ないボディコンって

ムダに思えるかもしれないけど

そこでしか活用しないから

逆に
貴重な服になる。

それは私だけ思っているワケではないはず。


今回は前、テクノを一緒に踊って

意気投合したMちゃんが居た。

前と雰囲気が変わっていたので

一瞬分からなかった。

彼女もボディコンだった。

M姉さんが居てくれて

みんな感化されたのかな?

もっと積極的に行きましょう!と。

扇子を持ち込んだりする勇気をくれたのも

M姉さんがいたからだ。

なんとなく、90年代初期のイメージがあって

70〜80年代の曲の場所には

持っていけないかな?って思っていたから。

こういう時、女子が女子から受けるパワーって

あるよなあと思う。

そして、なんでもアリみたいにしてもらえるのは

其のオーナーのカラーなのかな。



此処の場所で踊っていると

どんどん気分が上がっていくの〜。

みんな笑顔だし、自分も

笑顔だけど、ここまで楽しくて心の

奥底からの笑顔って

あまり出来ない。

営業でスマイル作るのと違うもの。

前会ったYちゃんや、メガネ夫婦が居なくて

残念だったけど

色んな人に会えて嬉しかったし

面白かった。



震災後初のクラブは

この日を待っていたと言う感じで

とにかく踊った。

ダイエット兼ねて踊った。

幸いあまり暑くない気温で

化粧もそんなに落ちないし安全だ。

今回はあまり知らない曲もあったけど

「CAN'T TAKE MY EYES OFF LOVE」は

みんなサビの部分、手を上げて

一丸になっていたよ。

近所付近にいる見知らぬ人たちと

輪になって踊る。

周りに押されて

輪の真ん中に来た人が


中心で踊る。(なんだっけこれ名前忘れた)

周りがヒューヒュー言う。

中心に居た人は自分の踊りが終わると

次の人に立場をバトンタッチして

バトンを受けた人は自分の出番が来る。

今回、このバトンタッチは

私らが持っていた扇子だったりする。

扇子を持たされたら

適当でもいいから踊って

周りにキャーキャー言わる^^

私も背中を押され中心で踊る。


結構気持ちいいっす。

お立ち台で視線を感じるのと同格です。


素敵なステップを踏める男性は

ここぞとばかりにみんなにアピールできます。

Mちゃんはちょっと自信なさげな女性の横で

フォローしながら一緒に中心で踊ってました。

まだ若いのに(確かMちゃん26歳)

素晴らしいサポート役だ。

面白かったのはね〜

その中心の輪の中に

メンズと両手を取り合って社交ダンスみたいに

(文化祭風?)

一緒に踊ったこと!

M姉さんと、もう一人の女性とチェンジしながら

「じゃあ、次私〜〜!」と言って

中心に入っていったら

メンズは「なんで俺ばっかり〜〜」と笑っていた^^

そうだね、3人ぶっ続けは疲れるね。

この中で踊ってたのを

切り変わってもらうタイミングって

人それぞれだけど

曲が変わると、また マバラになったりする。

2〜3人固まって同じ動作して踊ったりする。

そこの変化があって楽しい。

お立ち台で踊ると

自分の世界に入って行くのを

どうぞ見てやってください、みたいに思うでしょ。

ライトに近い高い所から

周りを見て楽しい。

眺めのいいお立ち台は

別な次元で個人的な悦を感じる。

でも、フロアでみんなで束になっていると

一体感をもっと身近に感じるね。



此処じゃないと会えないような人を

見れるのも面白い。

(自分もそう思われてたりして)←自意識過剰。

此処を離れたら何をしているのだろうなど。

いろいろ想像するのも面白い。

「此処じゃないと、

この短いスカート履けないですよね」と

言ったらきっと共感してもらえると思う。

そう。
ボディコンって

クラブが好きな人しか

同じ格好しないから、

無言で通じ合う部分がある。

だからなのか?

クラブでトイレ待ちをしていると

何故かお互いを褒めあってしまう。

ライバル意識を出し合う年齢でもないし(笑)

お立ち台の奪い合いなどする人もいないし。




そうそう、お立ち台、

DJの前にあったのね。

最後までM姉さんに言われるまで

分からなかった〜〜!!

踊ってちょっと疲れて

R君とてっちゃんと座っていたら

M姉さんに「ラスト!みんなでお立ち台に行くよ〜」と

声を掛けられ、Mちゃんと上がる。

見知らぬ髪の長いお姉さんも一緒に行った。

やっぱり眺めがいい。

緑色のライトがミラーボールに反射して

沢山の水玉模様の壁にしていくよ。

ここで踊るだけで「生きてて幸せ」と思う。

アンコールも出た。

エネルギーをもらって

ストレス発散をして帰る。

お立ち台から下りる私を気遣って

R君が手を差し出してくれた。



不謹慎だけど、台に居る時

此処で地震が来て

下敷きになって死んでも後悔しないと思った。

こんなに楽しい場所で、

好きな服を着て、好きな音楽を聴いて

死ねるなら本望だ。

踊っているせいか毎日来る地震も感じない。

地震が怖いと言って引きこもっていたら

何も出来ない。



前も思って書いたけど

あの世の、天国ってこういう場所じゃないかな。

きっと、人それぞれ行く場所は違うんでしょうけど

私があの世へ行ったら毎回

此処で時間を過ごすような

踊る場所を選ぶと思う。

キレイな服着て

高めのヒールを履いて

ダイエット効果の体を見せ付けて(体のラインを

気にするから痩せるね)

暗闇でキラキラする照明をガンガン浴びて

肌を誤魔化して(?)踊る。

疲れたら、スクリュードライバー飲んで

おしゃべりして「楽しいね〜」「嬉しいね〜」って言って。

気の合う人しか集まらない空間で

いつまでも幸せだな〜って思って過ごしてそう。



毎回あるワケじゃないから

より貴重な時間に思えるクラブ。

私はこの時代に生まれて

良かったと思う。