もっと!チェッカーズ


先日、私はチェッカーズの写真付の本を入手した。

105円で買える楽しみ。

この本はバッグに持ち歩きし、

私の一人で過ごすランチタイムのお供になったのである。

こうして見ていると、時代を感じる。

この本の発売が1984年11月らしい。

この当時、チェッカーズはデビューして1年ちょっと過ぎた頃らしい。

チェックの衣装に、フミヤ君のギザギザの前髪がとても懐かしくて

私もあの当時にタイムスリップをしてしまいそうである。

今みると、フミヤ君もカッコいいのだが、

リーダーのトールさんもいいと思う。

(もしかしたら私はギターの弾ける男性が

好きなのだろうか?)

この当時、きっとこの本に出会っていても、

書いてある本の内容までは

理解しがたい面があったと思う。(だって小学生だったし。)

でも、自分もOLやって、社会に出てからこの本を読むと

そうか!と納得させられる話が沢山あります。


チェッカーズのメンバーの文章があるんですけど

「チェッカーズを通して、色んな世界を知ってください」って所。

この言葉に、目が留まりましたよ私は。

チェッカーズは、

オールディーズが好きな所が基盤になっているらしく、

自分達の歌や音楽を入り口に、

どんどんチェッカーズの基盤の中まで

入ってきてほしい、
と書いてあったのです。

これは「そうだな〜」って共感しましたよ。


ある物、(人でも出来事でもいいんだけど)その事に興味を持った時、

その背景まで一緒に考えてみたいな。って思った事ありませんか?

どうしてこの人は、こんなに運がいいのだろう?とか

ナンバーズ4がストレートで

連続して当たる人は、どんな人なのだろう?とか。


羨ましいなあ、あんな風になりたいな。と思う憧れの人や

目指した女性像がある場合、

見よう見まねで入っていったりしますもんね。

理想像になれた時、「こう言うお手本の人が居たからなの」と言えると

お手本になった人も、自分も嬉しくなるでしょう〜、きっと。

そして、興味を持ってくれた人に、

刺激と感動と勉強を与えるんじゃないかな。

もしかしたら、この世の中って、

情報の提案と、共感の心なのかもしれませんね。


そこに書いてあった「もっと奥まで」と言うのも

知りたい、知りたい、と言う追求心を

持ってほしいと言う事のようです。

「表面的な事だけじゃなく、根本的な事が分かると

オシャレの面でも、(チェッカーズファンスタイルではなく、)

確実に自己主張できる女が増えるでしょう」とも。

もう20年以上前の本だけど、根本的な所は

現代と繋がっているような気がしました。


あと、もう一つ印象に残った所いいですか?

「自分が成長するために、褒めてくれる人より、

叱ってくれる人が大事。」


これも、本当にそうだな〜って思います。

褒めてくれる人や、友達たちは

自分の応援団。

励みになる貴重なオアシスですよね。

でも、叱ってくれる人って言うのも大事。

怒りたくもないのに、エネルギーを消耗させながら

叱ってくれた私の上司達。

憎まれ役になってでも、一生懸命 常識を教えてくれた

人生の先輩達。

もしかして、世の中って人間同士の

バランスが取れているのかもしれませんね。



今の環境でこの本に出会えて、(しかも105円で。)

なんて有意義な買い物をしたんだろうと思います。


さらに この本。

写真だけが面白いのではなく

「タレントって、大変なのね」

「おっかけファンの存在か〜」と言ったような

視点だけではなく、

チェッカーズの、

仕事を通して感じている文章の中から

自分へのメッセージとして

受けとれる部分があるのです。

そんな
言葉のプレゼント

沢山みつけながら今日も

もっと!チェッカーズ!

私は叫んでいるのです。