貸出した本


この頃、私の持っている本達が

あっちこっちへと出回っていて

本棚で留守にしている。

・・本棚と書くとスペースが

沢山あるようだけど

私の場合、ほんの一か所の

スペースなので

沢山本が置けない。



本当に予約してまで欲しい本は

ちゃんと置いておくけど

ブックオフで買った本は

読んだ後、同じ所に

戻しに行っているので

私の本コーナーの場所は

いつも数が限られている。

20冊以上増えないかも。


しかし、こうして集まっている本を

みてみると

自己啓発書関係や

精神論が多い?

↑こう書くと「うわああ。なんだ?」と

思うけど、実際はもっとお手軽な本です。

帆帆子さんの本と

飯田先生の本。あとはタロット。

その他は似たり寄ったりの本。

「神様から聞いた話」と言うちょっと

オカルトもあるよ。

貸してて返ってこない本もあったけど

なにを貸していたのか

貸した本人ですら分からないから

戻って来たら「あ、こういう本あった」位の

感覚だと思う。

(そう言えば、斉藤一人さんの本

どこに行ったんだろう?)


そんなある日。

私の本棚コーナーから

本が10冊近く貸出になった。

一気に。

しかも二人の人に。

似たり寄ったりの内容の

飯田先生の本。

紙袋に「こっちはAさんに貸す方」

「こっちはBさんの方」と

分けていたんだけど

一瞬みるど、どっちがどっちだっけ?と


思った。

チェンジして貸しても

お互いOKな感じ。

AさんとBさんがシンクロしている??

私が「この本を貸す」と思ったのって

「なんだか知らないけど

とにかくこの本を読んでもらいたい」と言う

思いだった。

Aさんは、追い詰めらている感じがして。

「興味あるから貸して」と言われた。

Bさんは「作者が好きだから

違うタイトルの読みたい」と言われた。

この二人に貸す時期が一緒。



やっぱり友達同志って

環境や心境が似たりするのかな?


AさんとBさんは

お互い知り合いじゃないけど

私を通して友達になる事は出来る。

しかも本の内容が通じる人だと

心の距離も近くて助かる。

いちいち説明しなくていいから。


似ている人が仲良くなる

とは思っていたけど

今日、私の本棚コーナーの本が

ゴソッと出てくのを見て

「この本たちが、私の友達らを

救ってくれる」
と思ったと当時に

「気持ちが似ていると

本にも何かが通じて

私の本棚から出張していくんだなあ」と

思った。


ガラーンとした隙間には

何故かちょっと新しい風が入りそう。

読み古した本だったし

もし、そのまま気に入ってもらえるなら

あげてもいいかな・・・とも思った。

自分がその本を手放してもいいと

言う事は、自分なりに

昇華したのかな?とも思う。



そして私を間に挟んで

本が伝えたい内容を、

求める人の所へ

向かっているんだなあと思った。

私は道案内係みたい。


本って人から薦められて

「これはしっくりと来た。」と言うのと

自分からタイトルに惹かれて

「いい本と出会えた」と

思う事があると思う。

私は人から勧められた本で

「これはすごい」と思ったのが

飯田先生の本だったの。

10年前に私の手元に来た本。

だけど、最近は

ご無沙汰になっていた。

必要な時に、

読み返したい本になってた。

もしかしたら、

日常が楽しく満たされていたから

精神論から少し離れたのかも?


この頃は身内が亡くなったとか

お葬式前後と言う時に

活躍する本になっていた。

ちなみにこういう時

BGMにしたいのは 

「X JAPAN」のバラード。

音楽もやっぱり心境に

ピッタリ会ったモノを

求めているんだね。



今回私が貸す本を読むことで

AさんもBさんも

ラクになるといいなあ。

そして、言葉もそうだけど

文章も人を助けたり

励ます事が出来て

生きていくのが

楽になるツールなんだなあと

思った。