昔好きだった漫画本


私が小学生の頃、「あさりちゃん」と言う漫画本が人気だった。

確か、月曜日の夜7時からアニメも放送していたと思う。

あさりちゃんは、当時小4でリアルに私らと同じ年齢だった。

タタミお姉ちゃんと良くケンカをしていて、面白い漫画だった。

あの時で、36巻くらいまで読んだ記憶があった。

何気ない家族の事とそして学校の出来事が繰り広げられた漫画。

自分も小学生だったから、きっと共感できる部分もあって

楽しかったのだと思う。


そして小学校を卒業するかのように

私も「あさりちゃん」を読まなくなった。

ときどきブックオフでズラリと並んだ「あさりちゃん」は

みかけたが、手に取って読み出す事はなかった。

今更みても、なんかもう話が分からないかもと

思っていたのかもしれない。

別にストーリーが前から繋がっていると言うワケでもなく

どこから読んでも1回きりの内容なのに。

設定も変わっていないのに。

いつのまにか子供じゃなくなった私は

時間の流れの中で「あさりちゃん」が

過ぎ去った漫画になっていた。


しかし。そんなある日。私は「あさりちゃん」を

再び手にする事になる。

父の病院の図書館。今日は何を読もうか。

私はグルリと見渡すと、一際目立っていた本があった。

始めは「失楽園(上)」だった。

Sさん(62)に「ボケ防止には官能小説を読むことだ」と

言われ、渡辺淳一さんの本はいいよ〜と言われた。

はい。「男と言うもの」は何度も読み直しました。

「鈍感力」も!おっと、話がそれた。

失楽園は活字を読む気になれない今日。

私は漫画本を読みたかった。そして二度目に

私の目に留まったのは「あさりちゃん79巻」だった。


え〜!!あさりちゃん!79巻まで出たの?

私はミッキーマウスみたいな頭のあさりちゃんが

懐かしくなった。ページの一番後ろをみたら

2005年出版と書いてある。

すごい・・今(2012年)はどこまで出ているのか?

私が中学校に行った頃にも連載は

続いていた「あさりちゃん」。

こうして1ページを開くと相変わらず

タタミとのやり取りや、学校の先生が登場している。

うわ〜。嬉しい。誰だっけ?この意地悪な子。

あ、イライザ(←キャンディーか?)違う違う、イバラさんね。

昭和の時代の漫画だ。なんだか幸せだ。

でも、ビックリした。それはあさりちゃんがワンコを飼っていた事。

あと、パパさんがネットをしていたこと。

あさりちゃんがケータイを欲しがっていた事。


おお〜〜時代に乗っている〜。

そして、もっと驚いたのは

あさりちゃんのお母さんが、今の私と同じ世代である事。

ひえ〜〜!そんなに時間が流れてしまったのね。

「あさりちゃん」って、うちらの世代が一番見てたでしょ。

2005年の時、小学3年生とか言う教育用の雑誌にも

連載していたみたいだから

親子で「あさりちゃん」を読んでいたことになるね。

すごい!ガンダムやドラえもん並みだね。


そして、「あさりちゃん」の作者のページも

しっかり読んだ。

二人の姉妹なんだよね?

子供の頃、みていた作者の絵が

変わってなくて安心した。

なんだか、同級生に再会した気分だった。

80巻から先がどこまで出ているか

今度チェックしてみようと思う。