諦めるとは、明らめる事らしい


30歳を過ぎた頃から、私以外の周りの人達が

良く見えてきて、(と、言うより現実的になった)

自分の可能性や希望は

ここまでなのだと思った。

「もう、これ以上良くなる事はないだろう」と

人生において思う事はあった。

現実を見た事で、諦めが着いた。

と言う事は、心の準備も出来ましたと。

「腹をくくる」と言う感じなんですかね。

人が歩む道を、ずっと私は

外して生きていた事など

自分の過去を振り返っても仕方ないのだけど。


だけど、そんな中でも希望に出逢える事は

あった。人に恵まれていたから。

誰かが言っていたけど

「運は人が運んでくる」って

本当だなあと思った。

随分、色んな人に助けてもらった。


だけど、この10年位思う事は

「人の力だけじゃ解決しない」事が

本当は思っている以上にあった事。

ある意味、自分に出来る限界と言うのがあり

もう、それ以上はどうしようもないです。

はい、お手上げです!と言う事。


2011年の東日本大震災の時

それは思った。

私はその震災で身内や知り合いが

亡くなったワケではなかったけど

人間の力では、もうどうしようもない

地震と津波。

ガスや水道電気が止まった事で

今までの当たり前の生活が

出来なくなった時も、もう人間の力

以上の事なんだろうなあと思った。

生活の質が、下がる。

ガトーショコラを作ろうと思って

冷蔵庫に入れてた板チョコ。

このチョコを溶かして、レンジで

焼く事も出来ない。

ただの板チョコが、非常食となった。

この時も、大地(地震)の

恐ろしさを体験し、もう人の力では

何も出来ないのだろうと思った。



そして、震災後、一段落ついたと

思ったら、日本列島では色んな所で

地震。さらに台風など。

今、2020年は台風じゃなくても

梅雨の時期で、

大雨で大変な事になっている。

先日、九州地方のニュースが

テレビでやっていた。

へリコプターで

屋根の上に避難された人が

救助されている人を見て一安心。

それにしても

だんだん世の中がひどくなってきている。

本当に地球はどうなってしまうのだろう?と

思ってしまう。


2020年1月頃から、コロナで

世界も大変な状態になって

コロナだけでももう一杯なのに

地震や大雨など来ないで!と思う。

それはみんな思っている事だけど

人間の力だけじゃどうにもならないのか。


話しは変わりますが

私の場合、2020年6月にジジタンが

他界した事もあり、

人の力で物事が解決するなら

助かるなあと思った。

ジジタンが病院に行けばなんとかなる!と

思った私の思いも、どうにもなりませんでした。

「水しか飲まないけど、入院すれば

元気になる」と言う希望も

死期が近づいていたジジタンには

入院したら、待っていたのは死でした。


元々、ジジタンは病院が嫌いで

ガンが転移しても、「様子を見ます」と言った。

周りが何を言っても、無駄。

その時点で、私は諦めが着いたのです。

「行きたくない」と言っている人を

無理に「行く」と言う方に向けるのはムリだと。

右を向いている人に、左を向けと言っても

ダメなのだと。

私は、自分の限界と言うのは分かっていたつもり

でしたが、人の限界と言うのは

なかなか分からないモノで。

頑なに動かない人を見ると

もう、自分の力では何も出来ない。

本当に天と地がひっくり返らないと

無理なんだなあと思ったのです。


自分に関する事での諦めは

割りと楽だと思いません?

人生と和解すればいいのですから。

要は、折り合いを付ければいいのですから。

「ダメなモノはダメ。じゃあ

次はどうする?」と考えれば

なんとかなるかと。

自分の限界を知るために

生まれたワケじゃない♪と言う歌も

ありましたが(マイラバ←懐かしい)

自分としては、この人にこうして欲しい

こう動いて欲しいと思うのは

無理なんですね。

これはきっと、「子供が言う事聞かない」と

言うのと一緒だと思うのですが。

まあ、子供に限らず人に期待すると

思った通りにならなくて

ストレスになりますよね。

はい。私もそうです。

それと、私も誰かの

ストレスになっているでしょう。

そんなストレスが多分

地球をダメにしているのかと

私も思うのです。



そして、この頃思う事は

人の力を越えた所じゃないと

何も解決しないのかなと。

限界がここ!と思っても

それを突破する力が

本来だと人間には備わっているらしい。

「希望を捨てない」って事なんでしょうか。

う〜ん。。今の私にはどれも

「どうしようもない」としか受け止められない。



ジジタンが病院に行かなくて

私の中で、
諦めが着いた事が

もしかしたら、今後の私の人生に

何かと役立つかもと思ってます。

・と、そんな事を思っていたら

何かの本に「仲良し老夫婦の秘訣が

相手の事を諦める事」と書いてあったのです。

しかも「諦めるとは、明らめる・・で、

明らかにする」と言う事らしい。


ほほう。明らかにするって・・!

それって、自分にとっては

新たな発見になるかもね。

その文字を見たら、私も

「自分はここまでだろう」と思っていた限界が

少し見方を変える事が出来ました。



子供の頃は、沢山の可能性が

あったり、思った事が叶ったり・・と

言う事があった。

でも、大人になったらどんどん

その可能性も狭くなり

もう、ハッキリ言って生きてる道が

決められているみたいな感覚。


だけど、「思い込み」って言うのあるかもね。

自分としては、こう思っているけれど

もしかしたら、想像以上のいい事が

待っているかもしれない。



オカルトオタクの一人事だと

思ってもらっていいのですが、

ちょっと聞いてくれますか?

自分の力ではもう

どうしようもない。と思っても

「まだなんとかなる!」と希望を持って

生きるといいみたい。あと

祈る事が、道は開けるらしい。

祈りって、本当に人の力以上らしいよ。

祈ってもらったチームの

怪我の治りと、

祈られなかったチームの

怪我の治りが、差が出たと言う統計もあるらしい。

祈られたチームの方が

治りが早かったとか。

信じるかどうかは、その人次第だけどね。

私は、友達などに

「いい方向に行くよう祈ってます」と

書いたりしているうちに

不思議と不幸な目にあっていないのを

見ているので、これは効力があるな!と

思っているのです!



人の力を越えた所に

天地がひっくり返るような事が起こるかも!

それがミラクルって言うやつなんでしょうね。

45歳も過ぎて、夢も希望もないと思わずに

まだ何かサプライズみたいなのが

あると思いこんで生きていきましょう♪

諦めないで、明らめましょう♪