ラッキーアイテム


私はマハラジャの象さんが好きである。

あの、高級感のある質感が良い。

さらにスラリと伸びた鼻の長さも良い。

そしてなんと言っても

ディスコを象徴するシンボルマークなのが

大変魅力的なのである。

そして、私は去年から自分のラッキーアイテムを

象さんと心に決めたのである。



このラッキーアイテムとは、

自分への「GOサイン」の目安である。

ラッキーアイテムを

決めていると

潜在意識が

すべてをキャッチしてくれると

本に書いてあったのである。



私もこれは楽しいかも!と思い

「象さん」をラッキーアイテムにした。

絵でも、テレビでも、なんでも象さんが

見えたら「私の進む人生の道は

そのままでOK」と言うサインにしている。

今回はラッキーアイテムに救われた話に

付き合ってもたいたいので

よろしくお願いしますチェイス。



それは親戚の家に行った時に

起きた不思議な

出来事だった。

その時叔母さんは

掃除をしていた時、私が挨拶をした。

断捨離をしていたのか、大量のゴミ袋がある。

そして、私の目に留まったのが

小さな2匹の

象のぬいぐるみだった。

あああ〜〜!!あんな所に


象さんが捨てられている〜〜!!

私は自分のラッキーアイテムなので

その象のぬいぐるみたちを

ゴミ袋から取り出した。

幸いにも一番上にあったので

汚れは酷くなかった。

ちょっと埃っぽくなっているだけだった。

私はこの象さん2匹を

叔母さんに断って引き取る事にした。

きっと、洗濯機に入れて

綺麗にすれば鑑賞物としては

まだまだイケテイル。

そう思ってビニール袋に入れて

持ちかえる用意をしていた。

これで、この二匹のパオ(←名前を付けた)は

救われた。

ちなみにパオは、黄色と灰色である。

二匹合わせてパオと言う事にする。

いわばワンセットである。


そしてその5分後

不思議な事が起きた。

電話が鳴った。

車屋からの電話だった。

クロの修理の件の連絡だった。

(クロの傷は2か所である)

修理代は保険を使わない場合、10万だが

その場合の塗装は、夏場では

色がきれいに出ないらしい。


なので、ゴゾッとそのドア部分をボンネットを

交換すると14万。

14万で直すなら

保険を使うのを勧められた。

結果、来年6万保険料が上がるけど

その方が私の負担が少ないのではないかと。

私はそれで良いと返事をした。


クロの傷の件は

犯人が見つかったら払わせる事が出来ると

言われていたが、それはまず無理と思う。

(推測はついても証拠がない)

これで嫌がらせが終了するなら良い。

6万で済むならいいと思った。

大難が小難で済んだ。

クロが身代わりになってくれた。

だから私は殺傷事件にも

巻き込まれずに


済んだのかもしれない。

これで良い事にしようと思った。


そして、電話を切るとパオと目があった。

あ!もしかして

この二匹を救ったから?

私にとって、一番負担のかからない金額で

クロの件が済んだ?


私のラッキーアイテム象さんは

「そう思って正解。

その金額で済むようにしてあげたよ」と

教えてくれていたのだと

思えて仕方なかった。