BLUE SUMMER DAYS


今年も36歳最後の夏が来た。

私は8月の下旬くらいから毎年

切ないモードになる。

哀愁の夏と言うのでしょうか。

この時期は、学生だと

宿題が終わらなくて切ないかもしれない。

そのような片付けなくてはならない事があったら

私の哀愁漂う(そうか?)夏も

気に留めないで済んだかもしれない。


5歳も過ぎると

個人主義になっていくなあ。

年下の人と話しをするのも

楽しくなる。

それも、もう自分が忘れ去ってしまった世代の頃。

・・と言うと
20代か(←ここにも哀愁が・・・)

気がつくと、30歳前後の人と


あまり年齢の差を感じないと思う。

これが飽和状態なんだろうか。

1年事に自分を取り囲む環境が変わる。

「自分は変わらないのに

周りの見る目が変わるね〜。」

19歳から20歳になって

年齢を聞かれた時、そう感じたね。

それが「29歳」から「30歳」と

言っただけで印象が変わるように

「1歳」の数字のマジックってあるんじゃない?


ちなみに「35〜6歳」って

同類っぽくて好きだ。

1歳くらいサバ読みしても

叩かれなそうだ。


哀愁の夏が近づいてきて

私の心にシンクロする本と

出合ってしまったのです。



酒井順子さんの「おばさん未満」って言う

リアルな本よ


これ、バックルームでマジメな顔して

読んでいたらボスに

「どんな内容なのや〜」って声かけられたな。

「性欲 口元 親 葬式 友人 エトセトラ」と伝えた。



女が「首と手の甲に年齢が出る」とは

よく言われていたけど

改めて実感した事がある。

それは自分も盲点だった手の甲の事。


この本には「歳を重ねると

手の甲の青い血管が

浮き上がってくる」と書いてあるではないか。


私は読んでいた本を閉じ

自分の両手の甲を見た。

ほ・・・本当だ。


なんだか青いぶっとい血管が

透き通ってみえる。

しかも、枝分かれしている。

あみだくじ〜あみだくじ〜♪と

千を辿って行きたくなる程の勢いだ。



あの〜・・・話飛ぶようだけど

パーマ屋の、赤と青のグルグル回っているやつ

昔、よくあったでしょ。

あれって、動脈と静脈の事なんだってね。

どんな由来があるか分からないけど

私も、自分の手の甲をみて

「なんで青い方だけあって、赤い方は

流れてないんだろう」と思った。


酒井さんの本によると

この、青い血管を消す為の手術も

美容でやっていると書いてあるのだ。

ひえ〜〜!!

・・・今日、ランチでこのページを読むまで

そんな所にまで老化現象が

現れているなんて知りませんでした。

そして、それを取り除くような技術があるのも!


一体いつから

この青い珊瑚礁・・・じゃなかった

青い山脈が浮き彫りになったのだろう。

しかも私の手の甲は

先日、蕁麻疹みたいに出た赤の点滅が

微妙に残っている。

これってパーマ屋さんの

グルグル現象?

私は切ない夏を

この新たな青い動脈発見で

ますますブルーになっていくのであった。


2011年・・・今年の8月も哀愁だ。