30オーバー女の雑談


私も気が付くと、今年・・・34歳。

このままでいいのかMY人生!
いいのだ。GOING MY WAY!


私は今日、Kちゃんと遊んだ。私の料理を食べてくれた。

Kちゃんも
立派な30オーバー女である。

「うちらの年齢の異性って、もうオヤジ!?私らはオバサン!?」

「うん。私らも10代からみたら
お姉さんはキツイと思う。でも

20代なら
完全にオス、メスを捨てている人とか、まだ救われる数だよね」

「うん。
10年前の20代と、今の20代は違うよね」

「うん。5歳違うと世代違うよね。それがとてもリアル」

「あ〜。分かる。でも30オーバーすると、32でも33でも30代だし

写真でこの人いくつに見える?って言う事言われても

27〜8歳なんてズバリの年齢は言わなくて、

20代とか30代って言う言い方してる!」

女同士の会話は連想ゲームのごとく

話の語尾だけを取って会話が成り立つ。


「そう言えば、こないだ弟の嫁のクーちゃんに

「子供の頃、ポンキッキ見てた?」って聞いたら

ポンキッキーズになっていた事を言っていたよ!」

「当然、ガチョウの物語・・見てないね」

「うん、私の弟なら分かるけど、20代半ばは分からないよ」

「世代の差、感じるね」

「うん。ガチョウの物語がチェッカーズ歌っていたって事を教えたら

フミヤ君は分かるけど、チェッカーズが今ひとつピン!と来ないらしい」

「大丈夫。
70代になったら、60代の人と大差ないから。」



会話が懐かしい話に突入する。

子供の頃、みたアニメ。

アラレちゃんの髪の色が、紫だったのに改善版は金髪だった事。

やまぶきみどり先生の髪も、黄色から黄緑色になっていた事。

ガッちゃんは卵から生まれた事。

中国人家族が現れた話。

昔のテレビドラマ。
乳姉妹、ポニーテールは振り向かない、

ヤヌスの鏡、アリエス、花嫁衣裳は誰が着る?エトセトラ。

どの番組に力を入れて見ていたか?全部である。

「そうそう小比類巻かほるさんの曲

良かったね。もう一度ネバーセイ グッパイー♪


「それ、イソップ出てくるヤツだっけ?」

「イソップは
スクールウォーズでしょう!」

「傷だらけのヒーローだれでもぉ〜♪」

「悲しみに振り向いたら明日が見えないよ〜♪」

「あの頃、子供だったわ。算数の宿題とかあったよね」

「そうそう、ねえ、みかりん分数の問題解ける?」

「なにを急に・・私は自慢じゃないけど

下から数えてトップの成績だったよ」

「問題!
1/3 + 1/2 は?」

「 
5/6じゃない?」

「当たり!私ね、この計算テレビでやってて解けなかったよ〜。」

「解けなくってもいじゃない!

古い要らない記憶など抹消しないと、

新しい事を覚えていけないよ〜」

「私も成績下だったけど、

これ解けなくってみんなに聞いたの(←大人になってから)

でね、疑問なんだけど、
なんで分母の数を掛け合わせるの?」

「ぎゃはははは。なんて素朴な質問なの〜。それって

貴方は何故人間なんですか?って言うのと一緒よ」

「誰に聞いても納得行く答えが出ないの。

みかりんはどう思う?」

「え〜?良く分からないけど。

「1」に戻すような逆算でも働いているんじゃない?

検算だか暗算だかってあったよねえ?そう言う感じなのかな?

あ!待って!現役教師に電話してきいてみるよ!」

「ちょっと待って〜!
それって恥ずかしくない?」

「だって解決しないと
永遠の謎だよ。

従妹の旦那は数学教師だから分かるぞチェイス!」

「従妹も恥ずかしい思いしない?」

「アホな従姉みかりんからの質問内容に?」

「チェイス」(・・・そう)←肯定的

「チェイ〜ス・・・」(・・・そうか)←肯定的


こうして分母を何故掛け算にするかの謎は深まり

30オーバー女二人は連想ゲーム会話の続きを楽しむのであった。