ジョン


「あと5分でジョンロビンソン様のPLAY」

時計を見て、R君と二人でフロアに向かう。

私はジュリアナのアイテム、扇子の他に

ショールを背負った。

真夏で熱いけど、

ショールもあった方がいいと思ったの。

フロアでは、90年代のハウスが流れている。

もうすぐテクノ一色になる。

それにしても・・・このあと「4分」、あと「3分」と

思う時間が妙に長く感じる。

フロアでは、先ほどからずっと踊っている人達と

私らのように、後から来た人達で埋まってきた。

今夜の私は、ジュリテクを踊る為だけに

仕事が終わってからR君の車に

乗せてもらい、来ましたよ。

テクノをお立ち台で、

センターで踊りたい!とは

思っていたのだけれど。

このお立ち台と、DJブースの位置を見ると

正面は避けた方がいいよなあ。

お立ち台は、今までと違って

正面から上がるのではなく

端の方に2段くらいの階段があり、

そこから上がるみたい。

しかも、お立ち台の場所には赤いロープも

貼ってあり、前のように気軽に

登り降りが出来ない雰囲気。

あと、「2分」・・・あと「1分」・・・

私はフロアでR君と踊りながら

ジョンロビンソン様の登場を待っていた。


周りの人達も待ちわびていた。

そして!PM22:30

ジョンロビンソン様が、VIPルームから出てきて

DJブースに来た!!!


待ってました〜〜!!


フロアで踊っていた皆さんは

踊ると言うより、スマホをかざして

ジョンロビンソン様の撮影。

1曲目はこうやって過ぎていく。

ふと、私は不安になった。

もしかして・・・このまま皆さんお立ち台に

上がらないまま、ジョンロビンソン様の撮影で

終わってしまうのだろうか?

これは2回戦の方がお立ち台に行けるの

だろうか?

誰も上がらないお立ち台に

私だけ意気込んで上がるのもなあ。。。

しかも、みんなジョンロビンソン様を撮影しているのに


お立ち台のセンターでは

邪魔だよなあ。

こんな時、女の人と一緒で

お立ち台に上がる人が居ればなあ。

先ほどトイレで会った女性にでも

声をかけてお立ち台誘おうかな?と

モンモンとしていた。

すると、先ほどユーロでお立ち台で

踊っていた女性たちが

フロアの私から見て

右側からお立ち台に

上がってくではありませんか!

おお。さすが。先ほどのユーロの姉さん達

頼もしい!


それをみた私も、反対の左側の端から上がる。

私より先に、お立ち台に向かった女性の後に

私が付いたのだが

その女性も、お立ち台はもっと正面に行けば

いいのに遠慮しているから

図々しい私が、「すみません」と声をかけて

その女性を追い越して私、

ジョンロビンソン様側に来た。←

いや〜。。こういう時本性が出るんだね(笑)

とりあえず、テクノ2曲目あたりから

お立ち台に無事に上がれました!

そして、私らと反対側から

先に上がってきた女性グループも

ジョンロビンソン様の真ん前に来ると

フロアの撮影している皆さんの

迷惑になると思い

完全な正面は空いてました。


私がKEEPしたお立ち台の位置は

フロア側から見ると、中央のやや左側です。

真正面は、ジョンロビンソン様が見える位置。

私は左右にいる女性に挟まれ

皆さん扇子を振っていたので


その風が私にも来て良かったです。


お立ち台も10人位並んだのでしょうか?

前回ジョンロビン様がいらした時は

知り合いの姉さん達と

お立ち台を埋め尽くしたのですが

今回は、私もいつも会う姉さん達がいない所で

お立ち台にいました。

淋しいかと思ったら、意外とそうでもなかった。

知らない人達とお立ち台に上がり

追い抜かした女性の方には、謝り

「そんな事ないですよ」と言われ、安心しました。

お立ち台に上がったけど、

私もフロアの様子よりも、ジョンロビンソン様を

観ながら踊るのが最優先になった。


私らお立ち台にいる女性たちは

ジョンロンビンソン様に向けて

扇子で風を送る。

何故か以心伝心でその行為をしている。

(話もした事ない女性の人達と。)

そして、打ち合わせもしない人達と

全員扇子の色が白と言う偶然性。

もう、ビックリ。

私、本当はピンクの扇子にしようと

思っていたのね。

でも、その扇子はボリュームありすぎて

ハチャメチャに踊って


扇子壊れてもいいやつにしようと思って

白にしたのね。

ストックもあるから。

だけど、まさか皆さん真っ白の扇子とは。

ショールは私しか背負っていなかったけど

さすがに、ますます熱くなってきて

お立ち台の床に置いたまま踊ってた。


とにかく、2019年の夏は

お立ち台も熱い。クーラーが上にない←

そんな熱い中、心も体もますます熱くなる!



私は、このテクノの時間は絶対に

お立ち台を降りない!と決心した。

ジョンロビンソン様をこんな

目の前で見れるなんて!

DJプレイもしながら「TOKYO GO!」を

歌ってくれて、ボリュームを上げたり下げたり

その動作もテキパキとしてます!

私の右横にいた女性は、スマホを左手に

扇子を右手に、ずっと踊っている。

両手、塞がってるね!!大丈夫?

私のいる位置から、

DJブースのあるメモ紙が見えた。

10:30〜11:15と書いてあるメモ。

これがジョンロビンソン様の

第1回戦の時間!?


ええ!45分なんだ〜。

私、45分踊っていられるかな?

先ほどの決心が一瞬、揺らぐ。

テクノは踊りがハード。

ただ腰を振っていればいいダンスだが

扇子を持つ右手も

腰も勿論、足だって負担がかかる踊り。

これを45分踊り続けるには

体力勝負。


私は今回、お立ち台から降りたくなかったから

テクノを踊る為に、体力保存してたのだ。

しかし、私よりも先に来て

お立ち台でユーロを踊り続けていた女性たちは

このテクノの前から、ひたすら踊っている。

ただただ、彼女たちは見上げるものがある。

テクノを踊るだけでも、結構疲れるのに。

踊り続けていられるのが凄い。

お立ち台を降りるつもりはないけど

先ほどの階段から降りるようになるので

前みたいに、目の前にパッと降りれない。

体力が続かなくなったら

階段を下りるのか。

降りるにも登るにも、階段・・のはずなのに?



R君が突然、私の目の前に現れた。

そう。お立ち台に上がったのです。

「みかりん、ジョンロビンソン様と〜!」と言って

写真を撮ってくれた。

フロア側からR君は踊ながら

「お立ち台にいる私と、

DJしているジョンロビンソン様」の

画像を撮ってくれていたのだが

今一つだったらしく、思い切って

赤ロープを遮ってくれて、お立ち台で

写真を撮ってくれた。

さすが友人。そのショットは上手く行った。

私としては、それだけでも十分だった。



そして、テクノ一色ひたすら掛っている

仙台マハラジャ。

私は超ご機嫌!

R君にも「今まで写真を撮ってきた

のとは違う笑顔になっている」と言われた。

協力的なR君には本当に

毎回感謝なのだ。

定番の「HAVE A NICE DAY」や

「CAN'T USED IT」

「ノーリミット」などは勿論かかった。

「GOING 2DANCE」もかかった。

また、「バルーニー」の部分テクパラを

私の左側の女性の人を見ていると

同じ仙台の振り。(地域によっては

バルーニーの時、出だしが両手を頭に丸く

する所もあるんだってね?)

私ら、右腕は前に手のひらを見せて出し

左手は左耳に当てる。

その後は左腕を前に手の平を見せて出し

右手は右耳に当てる。

なので、私の左側で踊ってる女性は

当時、K&Qでお会いした事があったのかも

しれないと思った。

もしかして同世代でしょうか。


そんな事を思いながらも

ジョンロビンソン様の動きをみて

踊る。

ご存じ「バルーニー」の曲、イントロ

ギターの音あるでしょ。

そこは、ジョンロビンソン様、エアギター!


私は今、すごく貴重な時間を過ごしている。

この事は目に焼き付けておかないと!と思った。


そして、フロアを見ると

テーブル席でNさん達の姿が見えた。

じっくり見るのもいいけど

私は今回は、ジョンロビンソン様の視界に

入る事が一番。


誰一人、お立ち台を降りる女性もいなく

45分間、踊り続けた。

私、完全燃焼。

場所を横取りしてしまった私は

お隣の女性に再び頭を下げた。

「いいんですよ」とまた優しい笑顔。

この優しい女性にいい事がありますように!と

祈りを込めた。

お立ち台を降りて、R君とテーブルに着く。


私、足がガタガタ。残っていたドリンクを

一気に飲み干す。

氷が溶けて、アルコールが成分なくなっていた。