2017年夏のディスコA


フロアでステップ一色になっている時

私は
てっちゃん

テーブルで、一休みをしていた。

カシスソーダを頼んだんだけど

なんだか、すごく甘く感じるのは

体調のせいだろうか?

それとも合わなくなってきた?

フライドポテトとサラダを食べて

周りを見る。

DJブースの位置が変わって

少し広くなったように見えるね。




PM10:30も過ぎ、

フロアは暑い。熱気を感じる。

2017年の熱帯夜だわ。

タバコを吸い終えた
てっちゃん

再びフロアに参戦する。

私も暑くなるから、扇子を持って行く。


Wさんチームの所に

Nさんチームも、R君も居た。

皆さん、ずっと踊っていたんだね!

ここからがまた定番の曲が

次々とかかって楽しい!

「ヴィーナス」がかかった!

みんなノリノリ。しかも先輩57歳

さっきより汗だくになっている。

扇子で仰ぎながら踊っているから

私も向き合って、一緒に扇子振って


踊った。


Wさんが「今度みんなでカラオケに

行こう」と誘う。

私に「何歌うの?」と言うから

「懐メロですよ〜!

おニャンコとか」と言った。

いつの事になるか分からないけど

カラオケの約束をした。

社交辞令かと思っていたんだけど

後から
てっちゃん

「このままみんなで飲みに行かない?」とも

誘われたそう。

いや〜・・・踊った後の飲みも

カラオケも

私ら体力的にキツイね・・←トシ




Oさんコンビもノリノリだった。

そして、Oさんと一緒にいるメンズが

「先月、
六本木マハラジャに行ってきたよ」と

声を掛けてくれた。

いつも彼らは二人で来ているから

「Oさんとお二人で東京ですか?」と

聞いてみた。

「ううん。俺一人で。

その日仕事だったの」だって。

水曜日のエイティーンズの日に

参戦出来たんだって。

わ〜!良かったね。

「六本木のマハラジャ、DJの掛ける曲と

PVがリンクしてたよ」と教えてくれた。

さらに「仙台から来たって事を

オーナーの人に話したんだ。

そうしたら、オーナーさんに

「仙台にもマハラジャ出来ますよね」って

言われたよ」だって。

Oさんとコンビのその男性の名前は

分からないのだが、

(いつも顔を合わせる度

私の知り合いの

車屋さんに似ているなあと思う。)

その男性の「六本木マハラジャ」の参戦の

思い、すごく良く分かる〜!

ここで踊っている人達の思いって

心の奥底から共感出来てしまう。


フロアで踊りながら、話をしたり

Nさんチームと一緒に写真を撮ったり。

PM23:00頃、また一段落しに

テーブルに戻った。

ウーロン茶を飲みながら、

フロアで踊る人達の姿を見ていた。

緑と赤と青に光るライトが綺麗。

今夜ももう思い残す事はないな。

体力的にも疲れてきたし・・

そろそろ終わる頃かな。

着替えて帰る準備しようかなと

思っていた。

すると!ラスト15分前と言う時に

なんと!珍しくテクノが!

「GONNA BE ALRIGHT」が流れてきた。

ええ〜!どうしたの?

私は着替えに行こうと思っていたが

このテクノの出だしを聴いた瞬間

気持ちが切り替わった。

ジュリ扇はないけど、扇子持って

呼ばれたかのようにフロアへ行く。


フロアにはまだ皆さん元気に

踊っていた。

私は
R君てっちゃんらの居た場所に

一緒に行ってテクノを踊るのに参戦。

先輩57歳も一緒になって

扇子を振って踊っている。


それを見た周りの女性たちも

扇子の代わりに、テーブルに置いてあった

メニューを持って踊り出す(笑)


Rさんに私の扇子を渡してみたが

ノーサンキューだった。

得意ジャンルじゃないらしい。

Sさんに貸したら、面白い動作をして

踊ってくれた。

「CAN'T UNDO THIS!」

「EXPLOSION」

懐かしい曲がかかって

私はテンション上がる〜〜!

これでお立ち台があったら

最高!

そして、最後の曲に

「TOKYO GO!」

スーツ姿の男性もテクノ踊ってて

なんとなく一緒に正面向いて

踊っていた。

この曲が終わった時

思わず仲間意識を持ってしまい

「ありがとうございます」と言った。

そして握手して

「こちらこそ!」と言われた。

最後に力振り絞って疲れたはずなのに

気分は晴れ晴れ。


帰る準備の為、着替えて

私がトイレから出てきた。

すると、Oさんが居た。

「あれ?着替えて帰るの?」と言う。

「着替えて帰りますよ〜」と私が言う。

今回、ここでOさんに真顔で

色んな事を聞かれた。

「あのさ、前から思っていたんだけど

仕事って何しているの?」

「サービス業ですよ」

「サービス業ね?うん。前もそう言ったよね。

分かってたけど、その仕事って


俺ら普通に行ける場所なの!?」←

「はい。水商売ではないですよ」

「水商売じゃないのね?

じゃあ何してるの?


なんともないなら言えるでしょう!?」←

・・・私はあまりの気迫に負けて

職業を名乗った。企業のOLだと。

すると「うそ〜〜!!本当?」と言われた。


さらに。色々話をしていたら

Oさんの奥さんて人は

どうやら
私とご近所さんらしい。

「世の中狭い」と言い合う。

ちなみにOさんは

「踊りに行く」と言わずに

「飲みに行く」と言って来ているらしい。


あ〜・・でも、なんとなく分かるわ。

この問題って、私らにはありえるよね。

踊りに行くと言って

いい顔する人、あまり居ないかも。って

心のどこかにあるから。

彼氏や、旦那さんになんて言って

出掛けよう?って思う女性の気持ちと一緒。

色々面倒になるくらいなら

隠しておいた方が、物事が

全て丸く収まる。

同じ趣味ならともかく。

「ここに居るうちはいいけど

一歩離れると理解不可能」と思われたりする。



さて。踊り疲れた帰り道。

「足、痛いね」と言いながら

三人でアーケードを歩く。

あと、10月に出来る、

マハラジャの場所を確認しに行く。


看板だけ出来ていたので

そこで写真を撮った。

まるで観光客みたい。

疲れているはずなのに


全ての事から解放された気分の

私らはその後、R君が今回

フロアで覚えてきたステップを

練習する事にした!


駐車場まで行く間

まず、信号待ちをしている時に

R君の指導で、ステップの

「初めの一歩」から

教えてもらう。

「最初は右、右、

次は左、左」と言われる。

私らは3列に並んでみた。

信号が青になったので

練習を中断して、歩く。

そして少しでも明るい場所を探し

(おお。ちょうど公園のトイレが


少し明るい)

そこで、今度はR君を前に

私とてっちゃんは後ろに並んだ。

そこで再び練習再開。

「はい、ここは右足で飛んで

その後、ボックスの動き」

ここが難しい!

練習をしたら、また歩き出す。


駐車場に着いた。

ここは明るいね!

もう一度ここで

ステップの練習をする。

R君が「リラフト マイ ファイヤー」の曲を

スマホで掛けてくれた。

R君と向かい合うと

右と左が反転してしまうので

(パラパラと同じだわ)

私と
てっちゃんは、後ろに並んだ。

曲が付くと、分かりやすいかも!

そこで10分位練習していたら

タクシー2台が待機中していたらしく

物珍しそうに私らの動きを見ていた。


「酔っ払いだと思われているよね〜」と

言いながら、適度に踊りの練習を止めた。

この成果はきっと次回・・・

発揮できるといいね。



2017年42歳、独身アラフォーの夜遊び。