ハロウィン★ディスコ 2016年その1


ハロウィンが盛り上がったのって、この数年。

私らが20代の頃は、普通の10月だった。

このハロウィンの盛り上がりが自分らが

若い時だったらもっと弾けていただろう。

自分らの
普通の40代と言うのは、

ハロウィンは「若い人のお祭り」で

スルーしてしまうかもしれない。

そして、東京じゃないんだから街中でこの

恰好で歩くのは浮くでしょう!?と思う。

だけど、この箱の中でなら大丈夫!と

言う場所がある。

それがディスコ!!


コスプレ大好きな私としては

この様なお祭りがあるのを

ずっと心待ちしていた。

今まで私らコスプレ大好き人種は、

特殊扱いされ、一部の人達からしか

共感してもらえなかった。

さらに、自分と合わない人達からは

「そういうワケの分からない世界観を

理解してあげないといけないんでしょ」と

言われる始末。


自分と合わない人間に、コスプレの

楽しさを分かってもらわなくて

結構!!

同じ同志がいる仲間内で

20代後半〜30代前半は

毎年、クリスマス会と言う名で

其の店を貸切パーティーしていた。

オーナーも、仮装大好き音楽大好きな

人だったので、いつも演奏がある

素敵なクリスマス会だったのだ。

その店も、マスターが息子さんの代になって

コスプレパーティーが出来なくなってしまった。


だけど、この2〜3年

ハロウィンが盛り上がってきて


コスプレ大好き人間達が「ここぞ!」と

ばかりにお祭りを喜んでいる。


仙台の街を、仮装で歩くには勇気が居るけど

箱の中でなら、仲間がいる!

コスプレパーティー出来る場所が

なくなった!と思っても

ちゃんと次の場所が出てきてくれて嬉しい。

これはコスプレ好きの、オバケの世界から

私の為のプレゼント!?←バカ

本来はオバケのお祭りなんだけろうけど

私らはそこに乗っかって、

人生を楽しんでいる。

オバケ様、感謝!

私の為に活動出来る場所をありがとう。

あの世もこの世も

繋がっている。

見えないオカルトパワーで

繋がっている。バケラッタ。

あの世もこの世も

コスプレで繋がっている。

そんな思いを噛みしめながら、私は

アリスになった。




アリスの靴下に、ダイヤ柄を選んでしまったが

これは後から考えてみたら

「鏡の国のアリス」だと、トランプ王女が

登場して来るらしく

ダイヤ柄は女王の方のアイテムらしい。

ワケの分からないまま購入してしまった私は

アリスのスタイルで、ダイヤの靴下を合わせた。

アリスの定番は、本当は白の靴下らしい。

でも!いざ合わせてみたら

この靴下の柄のお蔭で、トータルの雰囲気作りが

出来る事を発見。

この柄がないと、アリス感を私が出すには

きついモノがある。


頭のカチューシャをして完成と言う事で

参戦する事にした。


R君と会場に着くと、暗闇の中に

緑や黄色に光る頭に飾っている耳や

腕の蛍光色のリングなどが光っていた。

コスプレはどの位居るかな?

「ちゃんと全身コスプレで参戦」と連絡してた

Mさんはすでに来ているとの事。

どこかな?でも探す前に衣装替え!


トイレに行くと、すでに3名の女性が

ゾンビ系の服でスタンバイ中だった。

「個室開いてますよ」と笑顔で言われ

「ありがとうございます」と私も笑顔で言う。

この時は普通にコート姿だった私が

まさか個室のトイレからアリスになってきたとは

思うワケもない彼女達。

私が着替えて、トイレのドアを開けると

鏡越しに私をみたゾンビ女子3名が

「わ〜!可愛い!」「良かった!仲間居たんだ」

と、大歓迎してくれた!


「私もすごく嬉しいです!」と言って

ゾンビさんらと手を取り合った。

私も涙目になっていたと思う。

もう、一瞬にしてお友達になった。

この歳でも、こうやって

すぐに友達になるんだから

自分らが、子供の時に出逢っていたとしても

即、友達だっただろう。

ゾンビさんらはコスプレが

「うちら3名だけだったらどうしようって

言ってたんだ」と言う。

そんな彼女らは、ナースの服に血だらけの

衣装。
実はこの血は自分らで描いたと言う。

その作業も楽しかったと。

ワクワクしながら今日の為に作成したんだね。

その思いは、すごく良く分かる。

ハロウィンでのコスプレを思う気持ちが

共感できるのは、みんな仲間なのだ。

「アリスちゃん、良かったらこれ貼る?」

(※アリスちゃんとは私の事である。)

そう言われて差し出されたシールは

傷のシールだった。

そういうの売っているだね。

私も貼ろうかと思ったけど、
アリスは

汚れないアリス(うふ)のままの方が

夢が見てると思って遠慮した。


みんなコプレが完成した後、

トイレから出て


4人で写真を撮ってもらった。

このゾンビさんらとのショット、

なんか私だけ
この世の人。

ちゃんと彼女たちは成り切って

ホラーを再現。手も下を向けてる。


さすがコスプレパワー。もう

身も心もゾンビになっているのが

写真に写っている。

私はいつもと同じピースで

写真を撮ってる。

この様な場合、

ゾンビに追われてる〜みたいな

感じを演出しないとダメだったかと

ちょっと後悔!



早速、アリスの恰好でホールを歩く。

R君も「大丈夫!」と言ってくれた。

今の所、誰にも笑われていない。

これって暗闇だからだよね!?

スクリュードライバーを頼んで

R君と乾杯して、早速踊りに行く。



いつもお会いする男性と

ハイタッチして「どうも〜」と言う。

「今日、アリスだね!可愛いね」と

言ってもらえた。

「ありがとうございます。」

あのね、こういう「可愛いね」と言う

男性からの言葉ってね

夜にしか、言ってもらえないの・・・。←


一人で踊りに来ている男性にも

2か月ぶりに会えて、挨拶した。

「明日、福島でハロウィン★ディスコあるけど

行くの?」と言われた。

そうそう。それ聞いたよ!

行く人達って2連チャンなんだってね。

元気だね。私は行けないな。

「福島も言ってみて!すごく楽しいから」と

言われる。「は〜い!」と言って踊る。



今回は、先日私を松田聖子ちゃんみたいと

言ってくれた男性にも会えた。

あと、K子さんとも会えた。

コスプレのMさんにも会えた。

△ちゃんとは半年ぶりに会えた。

あと、いつも会える人達が今日は

お休みで残念。

R君と込み合ったフロアで踊っていると


なんだか、とても目立つトランプ兵士(?)

いや、彼はトランプ王子発見。

私の横で踊っていた。

どこかのお店の人かな?


見た目的には普通だが←

(いや、普通じゃないな)

思い切って私は「一緒に写真撮って

もらってもいいですか?」と

声を掛けて見た。

すると!トランプ王子は


「きゃああ〜ん!いいわよ〜!」と

言って私のミニスカートをめくった。

「きゃあ〜!いや〜ん!」と負けずに言葉を

返して腰に触れてみた私。

「類は友を呼ぶ」を

再確認した瞬間である。

なんか、トランプ王子、

りゅうちぇるみたいだわ〜〜!!

ねえねえ、、トランプ王子!

お互い不思議の国から

来た者同志、仲良くしましょう!!


私は「アリスてぃん」と呼んでもらおう←死ね!

R君に、アリスとトランプ王子のショットを

フロアで撮ってもらう。

R君と王子にショットは私が撮った。

私のダイヤ柄の靴下は、

本来だと「トランプ王女」が履くといいアイテム

みたいなのだが、
この王子と一緒に居ると

お互い不思議の国出身者同志

いい感じになるわ。



トランプ王子は、お母さんに連れられて

踊りに来たと言う。

そうなんだ。今時の20代って

お母さんと仲良しだよね。

「アリスちゃん、お母さんに会う?」

「うん!トランプ王子のお母様

見て見たい!」

「いいよ〜!こっちに来て〜きゃああ〜ん」

と、言う事で王子の手を引かれ

不思議の国へ行ってくる。

R君は「いってらっしゃ〜い」と言い

フロアでひたすら踊る様子!


〜ハロウィン★ディスコ2016 その2に続く〜