10代のココロ 「19歳」と言うのと、「20歳」と言うのでは違う。 たった一つしか変わらない年齢なのに、響きが違うのか? 一つの歳の差に、隔たりを感じるのも、このお年頃までなのかな。 当時19歳だった私は、過ごしてきた10代に悔いはなかった。 好きな事、全部してきたような気がしたから。 でも、19歳って言うのは、大人から見たら子供だったんだね。 だから許された事もあったような気もしたけど 受け入れてもらえない。って思った事もあった。 先日、私が「お立ち台より好きです」と告白した話を 覚えていますか?(T▽T)アハハ! 片思いで終わってしまった儚い恋だったけど、後日談があったんです。 それは、偶然にもオモチャ屋さんで起きた悲劇でした。 私は、「バニーガール ルック」を買おうと手に取っていた。 すると視線を感じたのです。 振り向くと、憧れのお兄さんが!!ああ、また馬鹿な私を見られてしまった。 この、うさちゃんの耳がたまらなく素敵♪と頬ズリをしていた私を ずっと見ていたのですね!!はっとして視線を合わせたら お兄さんの隣には、彼女らしい女性が・・・!! 私は、どう言う顔をしていいか分からず、軽く会釈をして 逃げてしまいました。でも「バニールック」は、しっかり手に持って走りました。 彼女って女性は、私とは正反対でした。 サッパリとしたショートカット ヘアー。 スラリと伸びたタイトなラインの足には、ジーンズと言ったラフなスタイル。 勿論、薄化粧!そして何より「お似合いな二人」でした。 私はと言えば、DISCOに行かなくっても、いつでも踊りに行ける様な ボディコン風スタイル。チャラチャラしたアクセサリー。 「邪魔になんない?」と言われる腰まである髪の毛。 気合で おったてたトサカ前髪。 負けた。と思いましたね。相手は完全に大人の女性だったのです。 背伸びも必要でない「ナチュラル志向」の女性が、 そのままいい女になった。そんな感じでした。 この思いを、踊り仲間に話すと 「そんな時こそ、踊りに行かないとダメ!! ゛o(≧◇≦*)oo(*≧◇≦)o″ダメ!!」と 慰められ、友達ってありがたいと心の底から思いましたね。 お立ち台で失った恋なら、お立ち台で癒せ!? こうして、やはりDISCOの空間は、私の居場所だと再確認をしたのです。 スレて見られるのは、損なんだろうか?と思った。 可愛くなりたい。と思った。 そんな私は、もうすぐ20代になろうとしていた。 そろそろ、世間が認めてくれる大人の女性になれるかな。 「HEART BREAKER」を仲間達と、いつまでも踊っていた。 BACK |