映画ロード・オブ・ザ・リングは、細部に渡って凝りまくり、それは衣装やセットや特撮だけでなく、いろんな文字も凝りまくって、あちこちに散りばめられている。それを書いたのは、ダニエル・リーヴさん。

ミドルアースの文字、元々のトールキンのオリジナルの書き方はいろいろあって、そのパターンはかなりの数にのぼる。

そして映画モードにもいろいろある。ダニエルさんは相当勉強して、使いこなしているのだ。
ダニエルモードは、基本はトールキンモードと同じだけれど、ちょっと違うところもあって、独自の方式になっている。

わけもわからず並べたのが見え見えだった、日本版DVDのオマケパスポートとは違い、しっかりと何パターンかが確立されている。

僕はこう書くの、これが僕の書き方、っていうのがハッキリ見える。

読んでみると、映画の1シーンでチラっと見えただけだった文字列が、いかにきちんと時間をかけて書かれ、作られたものだったかがひしひしとわかり、なかなか感動する。

そういう積み重ねが、そういう集大成が、あの映画全体の凄さを生み出していたのだと実感する。

さまざまな分野のスタッフの中、文字担当を一手に引き受けていたダニエルさんの仕事を見てみよう。


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