エレボール到着ぅ!
ビルボのおかげで鍵穴発見、めでたくドアは開き、みんなで中へ入る。


すごーい、すごーい♪ なんでこんなに明るいの?? あ、それは言っちゃいけないんだった(^^;;)


で、ちょっと進んで振り返ると、壁に彫り物がある。立派。

それを見て、グローインが親切に読んでくれる。
Herein lies the Seventh Kingdom of Durin's Folk. May the Heart of the Mountain unite all Dwarves in defense of this home.


字幕
ドゥリンの民による第7王朝 ここに栄える
山の精髄が すべてのドワーフを束ね
故郷を守らんことを


吹き替え
ドゥリンの末裔、第7代王朝、ここに栄える
山のおおみたまが全てのドワーフを束ね、とわにこの王朝を守らんことを

さてさて。 栄えるとは言ってないんだけど、まぁ意訳だから。


ではそのルーンを読んでみよう♪ グローインが言ってくれてるから楽勝!!!ヽ(^o^)/


・・・と思ったのですが。

しかし。

世の中、そうそう甘くはなかった。


途中まではいいんだけどさ。

途中から、え、何か、違うんですけど・・・ ちがうよな。 うん。 ちがう。


では皆さま、何がどう違うのか、読んでみよう!

映画館では、何せ数秒映るだけで、それにいくら明るいとは言っても一応は暗めにされてるわけで、よく見えなかった。それでなくても近眼の鷲に読めるわけがない。

何ヶ月かしてDVD買って、ぴっ!と止めて、画像保存して・・・ しかしやっぱり暗くて見えない。



うーん・・・ 右上のとこは少し読める。If this・・・かな。見えるのはその前後だけ。あとはわからない。


しかし、ここは第3紀ではないのだ。画像ソフトというものがあるのだ。ふっふっふ(^ー^)

無理矢理、コントラストを強くして画像処理すると、あららふしぎ、字が出てくる。PCって、すばらしい☆ パソ子ちゃん、だいすき♪

じゃじゃん☆


すごいすごい! もう、わくわくしちゃう♪
いいなー、こうして並ぶと壮観。アーケン石が輝いて、ますますカッコいい☆

全部見えて、すっかりごきげんな鷲なのでした。あぁ、読めてしあわせ。
パソ子ちゃん、ありがとう! では上の段からいってみよう!ヽ(^o^)/




はい、がんばって読もう!

んなもん、読めるか! という人は、ここへ行ってちょっと練習(^^) あいうえおのところだけ見てくれば大丈夫。

自分でちゃんと読んでから答えを見ること。


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読み方の日本語50音のページではは「う」だったけど、この字は u と v のとき両方で使う。ここでは v 。


次。




さいごのは、で、斜めの線が逆だけど、普通に書けばの字でいいはず。

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ってことで、

  Herein lies the Seventh Kingdom of Durin's Folk.


そーです、ここまでは、グローインのセリフそのまんま。 ギムパパは、ここまではちゃんと字の通りに読んだんですねー


次が違うんだ、次が。

上の段の終わりのところ。





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If this fortre

そう、ここは、画像処理しなくても読めたところ。
If this なんて、グローインは言ってない。おめめを真ん丸にして読んでたのに、ギムパパは一体何を見てたんだろう。

で、fortre、ってのは何だい・・・・・?? ふぉーとれ、って何???

と思ったら、これは途中で切れてるのだ。 単語の区切りの点 ・ がないからね。



ではその、ふぉーとれの続き、いよいよ下の段! あと半分!




ssだ! だから、ふぉーとれす!


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be lost だって。 なんか、話がちがう。


さぁ、あとちょっと。





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何のパワーかな? 


はい、これで終わり↓





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ジ・あ〜けんすと〜ん!!!


ということで、2つ目の文は、

  If this fortress be lost or overthrown, look to the power of the Arkenstone. 

  この砦が失われ、滅ぼされることがあるなら、アーケン石の力に望みをかけよ。


lost は敗戦ってこと。失われるからそういう使い方になる。
overthrow は、ひっくり返してぶっ飛ばすという原意だから、破壊とか滅亡させるということになる。
look to は、この場合、頼るとか、期待するとかいうこと。


なんか、ギムパパは全然違うことを言ってたのだな。 セリフ言う時、舞い上がって違うこと口走ったのかも。本番は緊張するからねぇ。

映画的には、刻んである文の方が、ちゃんと合うのにな。 こっちの方がカッコいいんですけど。


他のメンバーも、ルーンはスラスラ読めるだろうに、グローインが言ったの聞いてて、それはちがうっ!とかって発言はなかった。

みんな、実は読めてないのだろうか。 台本読んでるだけなのだろうか。ドワーフのフリしてるだけ、とか。まさか。
いや、あれはみんなドワーフですよ、そうですよ。

きっと暗くてよく見えなかったのだ。そうにちがいない。画像処理したのプリントアウトして、持ってってあげればよかったなぁ。



なんであのドア入ったところにこの文があったのかと言えば、
あの通路は普段は使わないから、あそこを通るとしたら、余程、何かあった時だから。
・・・ですな。

秘密の非常口のところに、こういう言葉が刻んである。

何かあったとき、支えになるように。

うむ、なんてすばらしい。
ほんとにこの映画は、細部まで凝りまくっている。 画像処理しなきゃ見えないところまでこうなんだもん。すごいよね。



グローインの読んでた文が刻んであったとしたら、やっぱ、おかしい。緊急非常事態用通路に「アーケン石がこのホームを守ってくれますように」って平和な文句があるのはどうもそぐわない。
それでもいいんだけど。 でもちょっと弱い。

実際の文を知らなかったときは、そういうもんだと思ってたけど、本物を読んでしまうと、あのセリフは何か雰囲気が違うのを感じる。


それに、書いてあったのは、どの向きか、というのも重要だ。

外から入ってきたビルボたちは、ちょっと進んで振り向いて、これが刻んであるのに気づく。

つまり、外へ出ようとして進んでいるときなら、真っ直ぐ見上げるとこれがある。 という造りになっている。

原作では、トーリンの爺ちゃんとパパは、この秘密の通路から脱出した。

何か尋常じゃないことになって、逃げるときのために、この碑文は造られた。 ・・・という設定のはずなのだ。
だから、書いてある文章も、be lost or overthrown という緊急事態対応になっている。


もしかすると、映画では、原作通り、パパと爺ちゃんはここを通るはずだったのかもしれない。そのシーンでこれが映れば、この上もなく効果的だったろうに。もったいないな。

それが予定が変わって、爺ちゃんはトーリンが引っ張って逃げることになり、でもセットは出来ちゃってるし、彫り直すのも何だし、もったいないからそのまま使って、グローインは別のセリフを・・・ ってことだったのかもしれない。

そのまま使っちゃいかんですな。バレますからねぇ。
でも、そのまま使ってくれて、奥深い文も読めたから、よかったかも。


ということで、あそこに書いてあったのは、
Herein lies the Seventh Kingdom of Durin's Folk.
If this fortress be lost or overthrown, look to the power of the Arkenstone. 

ドゥリンの民、第7王朝 ここにあり。
この砦が敗れ滅ぼさるることあらば、アーケン石の力に望みをかけよ。

・・・でした♪


あのシーンを観るときは、グローインが読んだら、それはちがうっっ!!と突っ込み入れてあげてください。
あんまりみんなで言って、落ち込んだら可哀相だから、優しめに。

よろしく (^^)v






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