サムのおうちはど〜こだ?


上の絵は、トールキンが描いたものです。ホビット村のお山です。
わぁ! 遊びに行きたいね。
ほんとはもっと下の方もあって、縦長の絵です。

トールキンの頭に中はこうなっていたわけです。フロドもガンダルフもビルボもピピンもメリーもサムも黒の乗り手もみんなこの道を通ったのです。
物語の中で出てくるこの辺りの描写は、みんなこの絵の配置に従っています。

この絵は日本語訳文庫の旧版の表紙にも使われました。初版の頃はこの表紙だったのです。うちにある旧版はこれじゃないけど。この表紙のを持ってる人は、貴重ですよ! 旧版の初期だからね。大事にしましょう。

さて、フロドの家はあれだな・・・ってわかります? じゃ、サムの家は??? どれだろうね。

フロドの家は、お山にある袋小路屋敷。The Hill の Bag End です。
ホビット村の北の方にあるお山は、小高い丘で、袋小路屋敷は立派なお屋敷。たーくさん部屋があって、この辺では一番立派な「穴」なのです。こういう穴は、スミアルと呼ばれます。

スミアルは、玄関があって、窓があって、中は普通の家です。でも穴なのです。
で、そういう形状にするためには、ある程度は山になっていないとなりません。真っ平らなとこに穴を掘っても、マンホールに潜り込むような家になっちゃうでしょ。

だから、斜面になっているところに作ります。そういうところに住めないホビットは、普通の家も建てます。穴に住んでないホビットもいるわけです。

で、穴に住んでないホビットは、いわゆる中流の方々。
立派なスミアルは持てないけど、ま、暮らし向きは普通。穴でなくてもガマンするさ、というホビットたち。
地上に建てても、窓はやっぱり丸くなくちゃ。もちろんドアも。

穴に住んでるホビットは、上流階級。なんといっても、穴が一番落ち着くんですからね。地面についてないと、どうも安心できないのがホビットです。だから、二階建てなんてとんでもない! 穴は、ずっと同じフロアが延々と続きます。

フロドのお屋敷は、さっきも言ったように、ホビット村でもピカ一のスミアルです。素晴らしい。みんなの羨望の的。

ピピンのおうち、トゥック家も代々、大スミアルに住んでいます。
メリーのおうち、ブランディバック家もそうです。窓が100もあったそうです。こちらは穴じゃない家も建ち並んで1つの町のようになっています。
この2人は、そんなに大きな、長〜いスミアルに住んでる一族のおぼっちゃまなのですよ。

穴に住んでるホビットの中には、上流でない方々もいます。立派な穴でもないけど、普通の家はちょっと建てられない。だから、ま、ちょこっとした穴でいいか、というホビット。
延々とトンネルが続くわけではなくて、ちょこっとだけ。

サムもスミアルに住んでます。でも、上流階級ではありません。代々、庭師で、雇い人ですから。
住所は、袋枝路(ふくろえだみち)の3番地。(Number 3 Bagshot Row)
お父さんも一緒に住んでます。ギャムジーとっつぁん(the Gaffer)です。袋枝路は、袋小路屋敷のすぐ下です。

さて、上の絵に戻ってサムの家、探しましょう。


こたえ☆ 自分で考えてから見るんですよ!!





























フロドの家へは道をどんどん登ります。途中、左に曲がると、袋枝路です。家の番地は、角からつけるのが普通ですから、サムのおうち、3番地は3軒目。
袋枝路の前は畑だね。

フロドの家の玄関は、「ホビット」の出だしの部分に書いてある通り、緑色のドアに黄色の取っ手。玄関に入ると、部屋がたくさんあります。左の方に窓が続いてますでしょう。
玄関を出て左側、絵では向かって右の方には小道(path)が続き、門(gate)があって、道路(the Hill Road)につながっています。

テントにすっぽり入ったっていう木は、指輪物語を読んだ人ならわかりますよね。
読んでない人は、読みましょ。
誕生祝いの木、the Party Treeです。この木の下でビルボが別れの演説をした、みんなの思い出の木。

途中、袋枝路より少し登ると、右へ曲がる道があります。お山の向こう側には、山の上村(Overhill)というところがあって、そこへ通じます。

右の方にも穴の入り口が見えるね。物置かな。???

上の位置関係がわかってると、本を読むときも頭の中の情景が全然違うよ。
はじめの方、第3部の帰ってくるところ、読んでみよう!

それから、映画見ただけの人はホビット村の本当の位置関係、誤解してるはずです。
こちらへどうぞ。←ここを読めば、本読むときにも、もーっとよくわかるよ。



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