メアラス 〜 ローハンの旗の馬
メアラスっていうのは、馬です。
古英語でmearh というのが馬のことで、これの複数形。
で、トールキンのいうメアラスは、意味的には、まぁそのまんま馬なんだけど、そこらへんの馬どれでもメアラスというわけではありません。

メアラスというのは、ヴァラであるオロメの馬ナハールの血を引くと言われています。
長命で、人の言葉がわかり、智慧があり、誇り高い。
そこら辺の人間なんか乗せません。

その昔、レオドという王さまが一頭の美しい白馬に乗ろうとしたら振り落とされて、レオドは死んでしまいます。この馬はレオドの息子エオルの言うことはききました。レオドを死なせてしまった負い目があったから。エオルはこの馬にフェラロフという名をつける。

古英語でfelaはvery、rofはvigorous, strong, brave, nobleということだから、フェラロフは「すごーく力強くて元気で立派で堂々としてるのさ」という意味です。
その後ずっとロヒアリムの旗には白馬が描かれている。緑地に白馬。

このフェラロフの子孫がメアラスと呼ばれる馬で、エオル王家の、要するにローハンの王かその息子しか乗せない。

フロドたちの時代のメアラスの中で一番優れていたのが飛蔭で、王か王子しか乗せないはずなんだけど、ガンダルフだけは特別で、魔法使いを乗せて大活躍した。ついでにギムリもピピンも乗せてもらった。だからギムリとピピンはすごい経験をしたのです。メアラスに乗ったんだから。乗せてもらえるのは王の系列だけで普通のロヒアリムも乗れないのに、トゥックの馬鹿息子が乗せてもらえたんだから。

映画、ガンダルフがファンゴルンの森から出て口笛吹いて飛蔭を呼んだとき、レゴラスが「あれはメアラスの一頭だ!」って言うでしょ。エルフが目を瞠るほど、メアラスというのは貴重な素晴らしい存在なのです。ま、あれは原作じゃあレゴラスのセリフじゃないんだけど。

それから黄金館でエオウィンが外を見るシーン、旗が風に飛ばされる。ちゃんとフェラロフが描いてある。緑地に白馬。

ちなみに、ほんとは飛蔭は真っ白ではないはずなんだよ。銀灰色なんだよ。
メアラスは白か銀色で、フェラロフは白、飛蔭は銀。




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