ホビットの足は
ホビットはどこを歩くのでも裸足です。
本を読まずに映画を見た人は、へー、と思うよね。岩山でも雪の上でも水の中でも裸足。
痛くないんかいな。寒くないんかいな。しもやけになったりして・・・・

大丈夫です、しもやけにはなりません。
ホビットは靴を履きません。
なぜなら、ホビットの足は、足の裏が固いし、くるぶしから先はふかふかの毛に覆われているからです。
だからもうそれだけで靴を履いているのと同じなのです。

←こんな感じ
ちょっと大げさすぎ・・・
なんか冬用のスリッパみたいですが。
だってうまく描けないんだもん。

裏にも毛がないわけじゃないんだろうけど、実用的じゃないよなぁ・・・ 歩ってるうちに擦り切れそうだし。

だからまぁ、裏側は毛でふかふかなんじゃなくて、固いんだよ。石を踏んづけても痛くないくらいにね。

「指輪物語」も「ホビットの冒険」も訳本で読み込んでいた人の中には、映画を見て、「ん・・・?」と思った方もいるはず。
グワイヒアも「ん・・・・・????」と思った。

←訳本の説明はこんな感じ

足裏に毛がある。

グワはずーっと瀬田訳を読んでて、下の部分だけふかふかなんだと思ってました。足の裏がふかふか、ふこふこ、ふわふわだから、どこでも平気で歩けるんだなー、すばらしいなー、と。

映画を見ると、フロドたちの足は「裏」だけじゃなくて「表側」、要するに足の甲にもモジャモジャと毛が生えてました。
どうしてかな・・・・ まぁそういうもんなんだろう・・・・ と思ってなんとなく納得していたんだけと、なんか気になって、原文をよくよく読んだらわかりました。
原文には「solesに毛が生えてる」と書いてあるわけではなく、feetに毛が生えてるとなっています。
一巻序章の「ホビットについて」では、「足の裏が皮のようにかたく、髪の毛とほとんど変わらない濃い巻き毛におおわれていたからである」とあります。この文だと、巻き毛があるという部分は足の裏になってしまいます。
「ホビットの冒険」でも、「足の裏が皮底のようにじょうぶになっていて、おまけにふかふかした茶色の毛がびっしりはえているからです」となっています。この文も、毛があるのは足の裏です。
原文の毛の記述のところは、
指輪ではtheir feet had tough leathery soles and were clad in a thick curling hairです。
ホビットの冒険ではtheir feet grow natural leathery soles and thick warm brown hairです。
ちょっと直訳してみよう。日本語がなんか変だけど。
their feet had tough leathery soles 足には、固くて頑丈な足底があり ・・・ってことです。
and そして
were clad in a thick curling hair 足は、巻き毛にびっしりと覆われている

ホビットの冒険も同じことです。
their feet grow natural leathery soles 足には、自前の固い足底があり ・・・ってことです。
and そして
thick warm brown hair 足には、あったかい茶色の毛がびっしり

soleの記述が挟まっているので、毛があるところがsoleになってしまったんでしょう。
でも瀬田さんの訳は好きだよ。素晴らしいよね。ちょっとくらい間違えても許せる。

そういうことでここを読むときは、裏だけの話じゃなくて、「足は〜」と読み替えましょう。

feetってのは、普通の靴 (長靴とかじゃなくて) を履いたときに隠れるあたりのこと。
そこにびっしり毛がある。だから靴なんか要らない。

映画は、あんまりびっしりじゃなかったなぁ。あれじゃちょっと寒そうだ。いまいちthickには見えなかった。しもやけになるかも・・・・

でもあんまりthickだと夏は暑そうだね。それとも夏毛と冬毛とかって、生えかわるんだろうか? うーん。
くだらないことで悩むグワでした。



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