アラゴルン。
ヌメノールの末裔。ゴンドールとアルノールの王。指輪物語においての超重要人物。
大体、他の登場人物は一人や二人抜けてもどうにか話は成り立つ。でもフロドとアラゴルンだけは、いないと話にならない。誰かが指輪を棄てな行かなきゃならない。それに加えて、ミドルアースの歴史の設定においても戦いの経緯においても、王の帰還という一大イベントは欠かせない。だからこの2人は何があっても外せない。

さて、その超重要人物、アラゴルンの名前は、どういう意味なんだろう。

グワイヒアはエルフ語講座に当初、「樹の王」と書いていた。
araは王とか高貴なとかって意味で、ornは木。


樹王! カッチョいい!!
二本の木。それから取られた光が入ったシルマリル。太古、みんなの運命を左右することになったシルマリル。そしてガンダルフに連れられて白の木を見つけるし。きっとアルダのいろいろな歴史を「樹」というもので表しているんだろう。すばらしい。

・・・と思って一人で、いや違った、一羽で感動して羽をバサバサしておりました。

そしたらさー、これが違ったんだな。

うっそぉ!  そりゃないよ、トールキン先生! 

だってさ、Fangornファンゴルンといえば「木の鬚」だし、Celebornケレボルンといえば「銀の木」だし、マルローンmallornといえば「金色の木」だし、ほらぁ、ornはみんな木って意味じゃん!
なんでアラゴルンだけ違うわけ?

こりゃ一杯食わされたな・・・・ 

じゃあアラゴルンとはどういう名前なんだろ? 
ということで、アラゴルンの名前の秘密を一挙公開!


王の名づけ方


ではまず、トールキン先生のお手紙からの抜粋です。なかなか長い手紙です。そこから王様ネーミング法の部分を少しどうぞ。
1972年12月17日、リチャード・ジェフリーさんの質問に答えてオックスフォードのマートンカレッジで書かれたものです。リチャードさんは、いろいろと質問をしていて、その中で「アラゴルンとは木の王という意味になるのでしょうか?またアラソルンは二本の木の王なのでしょうか?」と尋ねています。
ほら、みんな「木の王」だと思うんだよ。

先生のお手紙 グワのおしゃべり
アラゴルンその他について
これに「木」という語が入っているはずがありません。木については注を見てください。
入ってるはずがないぃぃぃ〜?!
うそ〜〜
注: 
木を表すエルフ語にはには2つの古代語があります。

1 galada  語根はgal 意味はgrow(自動詞の方)
2 orne 語根はor、ro  意味はrise up、go high。よく使われる。ortaniは高く上げる、立てる。

1はクゥエンヤではalda、シンダリンではgaladh
2はクゥエンヤではorne、シンダリンではorn

1は、ガラドリエルGaladriel の名の起源とのつながりはありません。しかしカラス・ガラゾンCalas GaladhonやガラズリムGaladhrimはここから出ています。あなたのような多くの読者の方々が言語の細部に興味を持つと気づく前には、私は人々がdhを荒く感じるだろうと思い、名前をつけるときにはdと書いていました。でも今はgaladhon、-dhrimはテキスト中にあります。

欄外の説明。
トールキンの手紙にはよく脚注がついている。脚注のある手紙っていうのは世の中あんまりないと思う。いいなぁ。先生が今生きてらしたら、いろんなことを訊きたいな。こうして返事もらった人は幸せ者だよね。いいなぁ。

木ってエルフ語が、自動詞のgrow、rise up、go high という意味ということは、とにかく「育つ、伸びる、上へ上へ!」という言葉なんだね。

ガラドリエルとは関係ないっていうのは、ガラドリエルは「キラキラ」って意味だから。スペルは似てるけど奥方様は木じゃなくてキラキラなのだ。
「木の王」という名は彼には全くそぐわないものです。アラゴルンという名はすでに彼の先祖も使っています。歴代のアルセダインの名前はいくつかの点で独特のものがあります。いくつかは、シンダリンの形であるにもかかわらず、たやすく解釈出来るものではありません。 あららら・・・そっかぁ・・・そう簡単にわかるもんじゃないわけだ。
アルセダインっていうのは、アルノールが3つに分裂したうちの1つ。アルノールっていうのは、北方王国。南がゴンドール。
これらを説明するには現存する以上に、より多くのシンダリンに関する歴史的記録と言語学的記録を要します。(すなわち、私が時間の都合をつけて創り、また必要を感じて創ったもの以上にです!) 現在あるものではわからんと・・・

Malvegilから後の全ての王の命名における規則性は、この名前の系列特有なものです。その規則性とは、どの名も皆、3音節語となっていて、名を成す要素で重要となるものはただ一つというものです。(終わりの言語要素が1音節であればaraが使われます。他はarとなります)
araはおそらくaran「王」から音声的にnが抜けたものからきています(アラソルンのように)。それゆえaraはその他の例でも使われています。
3音節! そこまで考えてたとは知らなかった。トールキン先生、すごい。
たしかにMalvegilから前は2音節の名前の王さまもいる。Malvegil以後は皆3音節。
3音節っていうのはつまり、音になる部分が3つってこと。音になるってことは母音があるところ。例えば英語のstrengthなんていうのはスペルは長いけど1音節。
それで、名前の核となる意味は1つ!
Malvegilから後の王の名は、みんなarで始まるから、arの後の意味が重要で、それはいくつもなくて1つってこと。
で、カッコの中で言ってるのは、そのarの後に続く部分が1音節だったら、全部で3つにしなきゃならないから初めをaraにして2音節にして、全部で3にするってこと。
中略  いろんな語の音変化のことが書いてある。王さまの名前とは特別関係ないからパス。
アラソルンArathornにおいて接尾辞athが入っているということはあり得ません。この名前はthorono「鷲」の短縮形を含みます。これはソロンドールThoron-dor、ソロンギルThrongilにも見られます。クゥエンヤではsornoです。人間やエルフがヴァリノールの二本の木を示唆して二本の木の王と呼ばれることはありません。二本の木は、ヴァリノールの闇の中でヴァラールが創りヴァラールに属するものだったのです。でも二本とも枯れてしまいました。 アラソルンが二本の木の王って意味になるのでは、とリチャードさんが訊いているのは、ar(王)+ath(複数形の接尾辞)+orn(木)という解釈もできるから。
でも二本の木は人間のものじゃないから、それはあり得ない、ということです。
たしかに木を複数にするんならornの前にathはこない。
アラソルンはara+thornで、鷲王ってこと。あー、なんかグワのことみたいだなー! きゃあきゃあ♪他人とは思えない。
言語学的な物の見方をする読者のためにもっと資料を用意できないのは申し訳ない。もっと提示してあげたいものです。整理して残していくものは充分にあるとは思いますが、わたしも81となり時間がありません。これ以上に「伝説」を一切作るつもりがないとしてもです。 いろいろ書く時間はない。書かないにしても、時間はない・・・と先生は仰ってる。
死すべきさだめの人の子だから、時間切れは誰にでも来る。これを書いた次の夏、トールキン先生は逝ってしまいました。この手紙の時点で、ほんとにもう時間がなかったのです。

で、もすこし文が続いて手紙は終わります。これは12月に書かれたもので、「これがクリスマスプレゼントとなるといいな」と先生は書いています。最高のプレゼントだよね。

ということで、先生はいろいろ説明をしてくださってます。いろんなことがわかって面白いです。

だけどねぇ。
アラゴルンの事はどうもハッキリしない。パパのアラソルンは鷲を指すということで解決ですが。


エスパーばーちゃん登場!


では次、トールキン先生の息子さんのクリストファーさんがまとめたThe Peoples of Middle Earth 序文より。

トールキンの自筆原稿は現在なんとアメリカにあるのですよ。イギリスにあるのもあるけど、肝心要の指輪物語やホビットなんかはアメリカのマーケット大学が所有してる。ウィスコンシン州ミルウォーキー。行くことがあったら、あーここにトールキン先生が一生懸命書いた原稿が・・・と感慨に浸ってください。図書館でマイクロフィルムは見れるようです。見てきた人いたら、どんなだったか教えてね。

で、そのマーケット大の図書館にこういう紙切れがあった、というのが次の文です。Christopher Gilson さんという人がトールキンの原稿の中から見つけてそのコピーをクリストファーさんに送ってくれたもの。

彼の父は彼をアラゴルンと名づけた。族長の家で使われる名である。その場に居合わせたイヴォルウェンが言った。
「Kingly Valour(アラゴルンの意味である)、この子はその名の通り、王者たる者にふさわしい勇猛さを持つこととなりましょう。
でもわたしには彼の胸に緑の石が見えます。彼の真の名はその石に由来し、この上ない名声を得ることとなるでしょう。彼は癒し蘇らせる者となるからです」
イヴォルウェンっていうのは、アラゴルンのママのママ。母方のお祖母ちゃん。
ここでトールキンは、アラゴルンとはKingly Valourを意味すると書いている!
valorをイギリスではvalourって書く。勇気、勇敢、勇猛、武勇、剛勇・・・って感じの言葉。戦闘における豪胆さ、雄々しさというニュアンス。

石に由来して名前がつくというのは、エレスサール(エルフの石)のこと。アラゴルンの王としての名はエレスサール。
ばーちゃんの予言はノストラダムスも真っ青。
皆は彼女が何を言っているのかわからなかった。他の者たちの目には緑の石は見えなかったからである。 おー、ばーちゃん、エスパーだな。
緑のエルフの石はガラドリエルが彼に与えた。 これはみんな知ってるよね。そんなもん知らん、という人は本読みましょう。

上の枠、緑のところは、その見つかったトールキンのメモにあったもの。紙の切れっ端らしい。判読できないところもあって、クリストファーさんはとりあえず読めるところをいくつか抜き出している。

これは追補編のAに入るものだったらしい。要するに追補編の草稿なわけ。
でもトールキンはこの部分を本に入れなかった。
どうして入れなかったんだろう。

この紙には大きくXが書いてあるとクリストファーさんは書いている。父上がこのXをどういうつもりで書いたのかはわからないと。
全部否定するつもりだったのか、一部を否定するつもりだったのか、否定する気はないけど使わないという意味だったのか。

ロリアンでガラドリエルが言っている。「予言された名、エルフの石エレスサールと名乗りなさい」
そして王は癒しの手ともなる。
イヴォルウェンばーちゃんの言葉の中の、アラゴルンが後にエレスサールと呼ばれること、癒しの手とも呼ばれることはちゃんと本編にある。だから、Kingly Valourもばーちゃんの言ってる通りアラゴルンの意味として受け取っていいんじゃなかろうか。

マーケット大学が原稿を持っているというのは、トールキンが指輪の出版直後にマーケット大の申し出を受けて売ったから。名作として世界中に広まる以前に目をつけて買い取った大学図書館担当者はすごい。なんという先見の明。

それでトールキンは、書きかけて本編に入れなかった草稿も送っている。大学のHPを見ると、削除された部分も、書きかけのものも、かなりいろいろなものがあるようです。
で、その中にこの記述があった。
トールキンは書いたものは何でも捨てずにとっておいた。それも一緒に大学へ送った。
だからこの、追補編に入りそうで入れて貰えなかった切れっ端も、トールキンにとってはどうでもいいものではなかったはずだ。

Kingly Valour、王たる者の勇猛さ、武勇に長けた王。
ここでアラソルンもイヴォルウェンも、アラゴルンの代に大きな戦いがあるということを予期している。だからそういう名をつけたんだろう。バンジージャンプをする勇気じゃあない。好きな女の子に告白する勇気でもない。
戦場における勇気、豪胆さのことを言っている。
そういう名を与えた父親の気持ちはどんなだったろう。そして、その名にもかかわらず、この子は癒し蘇らせる者となると言った祖母の気持ちはどんなだったろう。
アラゴルンが王となるときには、もう自分たちはいないわけだし。

アルセダインの王たちの名は、王を表すarで始まって、核となる意味は1つ。日本的に言えば、漢字ひとつ、って感じ。
アラソルンの場合は鷲。
アラゴルンの場合は勇。 または武。


さてそのvalourだけど、追補編のアラゴルンとアルウェンの物語の中でトールキンがアラゴルンをvalourと言っている個所がある。

アラゴルンが死んじゃうところ。ヌメノールの王は自分で逝く時を決められるんだよ。
アルウェンに別れを告げて自ら眠りにつく。すると・・・
Then a great beauty was revealed in him, so that all who after came there looked on him in wonder; for they saw that the grace of his youth, and the valour of his manhood, and the wisdom and majesty of his age were blended together.
すると、大いなる美が彼の内に現れ、後になってここへ来た者たちは皆、彼を驚きの目で見た。それは、彼の若き日の優雅さと壮年期の勇猛さと年を経てからの智慧と王者の威厳が溶け合っているのを目にしたからである。
トールキンが、アラゴルン=valourというイメージを持っていたことは確かだと思います。勇猛さというような語は他にもあるけど、ここでもvalourが出てくるから。
だからやっぱり、マーケット大にある草稿は、本には入れなかったけれど、その名の意味まで否定して入れなかったというわけではないと思う。

紫のところの手紙では、アラソルンの名が鷲だということは明記している。なのに、アラゴルンの意味は木ではないと言っているだけでちゃんと説明していない。
大体トールキンは、元々が言語学の人だから、語の成り立ちには何かとこだわる。本文にも何についてもちらちらと意味が出てくる。グワイヒアだってそうだよ。Gwaihir the wind lord だもん。いちいち説明が入る。緑葉のレゴラスとか、アモン・ラウすなわち聴く山とか、意味をちゃんと定義する。

グワの名前でさえしつこく説明しているのに、超重要人物の名の意味についてトールキン自身があいまいだったわけはない。
トールキンはミドルアースを心の中で事細かに描いていて、テキスト上に書かれているのは、その中のほんの一部なんだと思う。いろんな説明書きを読んでいるとそれがよくわかる。トールキンしか知らなかったことはきっと山のようにあったはずだ。
書ききれなかったこと、あえて書かなかったこと、たくさんあるはず。
アラゴルンの名について、ちょっと書きつけたのも出版時には入れなかった。後に手紙で訊かれたのにもちゃんと答えなかった。

「これらを説明するには現存する以上に、もっと多くのシンダリンに関する歴史的記録と言語学的記録が必要です」とか言っちゃって、「私にはもう時間がないし、もっと詳しく残してあげられない」、とか言っちゃう。

ちょいちょいと意味を書いてあげることは出来たはずだよね。いくら晩年で時間がないとはいっても、1行や2行は何か書いてもいいじゃん。
だって上の手紙、中略となってるところ、すごーく長いんだよ。ずらずらといろんな語の変化を訊かれてないことまで長々と説明してる。

トールキンはアラゴルンの名前の意味をはっきりさせたくなかったのだろうか?
戦場における勇気っていう意味を前面に出したくなかったのか。
うーん、なんかわかんないけど、とにかく大っぴらにはしなかった。
重要人物だからこそ、大っぴらにしなかったのかな。
伝説の彼方の王は、伝説のままにしておきたかったのかもしれない。


Valourを探せ!


ということで、ここまでの結論。
アラゴルンはKingly Valourということらしい。でもトールキンはそれを発表していない。
大っぴらにしたくなかった・・・・のかもしれない。

でもトールキン先生がそのつもりでもそうは問屋が卸さないもんね〜! 気になるもん。
さぁ、アラゴルンは本当に Kingly Valour という意味になるのか?

はじめグワはara+g+orn だと思った。gが何かわかんなかったけど、参考書を見たら、gはつなげるときの音変化で、「木の王」って意味だって書いてあった。そっか、なるほど、すばらしい・・・・ところがまんまとだまされた。

木ではない。トールキンは木という意味はあり得ないと言ってる。そう言われて手紙とマーケット大にある紙切れの文を読めば、たしかに木はあり得ない。・・・って気がしてくる。

王の名の意味は1つ。
語のつくり方は、パパはara+thorn。 じゃあ息子はara+gornだ。

Kingly Valourって意味になるには、ara が kingly なんだから、gorn が valour になればいい。

強いとか勇敢だとかって意味の単語は他にもいろいろある。だけどわざわざvalourを選んでいるんだから、ちゃんとvalourと定義されてなきゃならない。

valourよいずこ・・・???

それ、バサバサバサバサ!!!バタバタバタ!! (←本に載ってるとこを探してる音)
うわ、ドサドサドサ・・・・! ドンガラガッチャン! (←本の山が崩れてラーメンのどんぶりがひっくり返った音)
「おーー!!!!」 (←見つかった歓喜の叫び)

はい、ありました、ありました。 みぃつけた♪ これだ。うひうひ。

The Lost Roadに載ってる。
kanっていう音は、「勇気」とか「豪胆」とか「敢然と立ち向かう」とかいう意を持つ。
それで、valourと定義されてるクゥエンヤ語はkane。(aの上には ' がついてます)
これがシンダリンになるとcaunになる。gonって音にも変わる。フィンゴンとかのゴン。

エルフ語は c が g に変わることが多い。軟音化っていうのがあって g になる。k も g になる。っていうか、cはkと発音するから結局同じなわけ。
軟音化って、いろんな言語にある。よくわかんないけど。
p,t,k とかが硬音、b,d,g とかが軟音。言ってみて。日本語の「く」と「ぐ」じゃないよ。子音だけだよ。硬いのと軟らかいのがわかるでしょ。

日本語では軟音化とは違うんだけど、連濁といって似たようなことが起きる。例えば、柿は干すと「ほしがき」になる。暗いはちょっと暗いと「うすぐらい」になる。kがgになる。

で、とにかくエルフ語には軟音化がある。音がすぐ変わっちゃう。
例えば、みんなが知ってる言葉だと、第1部終わりのバタバタシーンの舞台パルス・ガレンのgalenも、元はcalen。緑という意味。これは鮮やかな緑のことで、kal が元々の形。
そのkal は「光」を指す言葉。それで、このkal は gal にもなる。 g に変わったのが、ギルガラドとかガラドリエルの名前に入ってる。

要するに、k、c、g、この3つの間で言いやすいように音が変化するのは別に珍しくない。
だから、arakane、aracaunっていうのがaragane、aragaun に変わっても全然おかしくない。
第一、上でちょっと言ったけど、gonという形にもなるんだから。それをくっつければAragonになる。

gに変わるとアラゴルンに極めて近くなる。Rが入るのは日本語だと「る」だけど、ほんとはただの「r」だから、ちょっとまく音が加わるだけ。
ほら、何回も言ってみてよ。
あらかぁぅん、あらこぉぅん、あらごぉぅん、あらがぁうん・・・・それ、もっともっと・・・・・・ Aragorn。

やった! ぴったしカンカン♪(←古い)

こういうやり方では、他の言葉をくっつけても、Aragorn、って感じの音になる。例えばcaranっていうのは赤いという意味でこれをくっつけるとAracaran。(これだと4音節だけど) cはgになりやすい。Aragornに変化してもおかしくはない。
アラゴルンに成りえる語はこんな風に他にもある。

でも、valourと定義されてる語の音がぴったしカンカンと合うんだから、caunで正解としていいと思うな。

トールキン先生はアラゴルンの名前をつけるにあたって、このkan、caunが頭にあったに違いない。
でなきゃ名前をつけるときのシーンを紙に書きつけるときに、すらすらとKingly Valourって文字は出てこない。

だからアラゴルンは、「勇くん」って名前だと思ってもいいとグワは思います。
それとも「武くん」か。「剛くん」でもいいけど。

あー、すっきりした。よかった、よかった。ちゃんとトールキン先生は言語学的記録を残してくれていたのでした。


なんとか結論


まとめ。
Aragornは、ara + gorn で、ara は王。gorn は caun(武勇) が変化したもの。
武勇に優れた王、王たるものにふさわしき勇猛さ。 というような意味。


でもアラゴルンはvalourなんだなぁ〜〜〜!っと思いすぎてはいけない。はっきり公開されていないから。トールキンはそういう意図ではなかったんだろうから。
おぼろげなのですよ、アラゴルンの意味は・・・
だから本読むときには、おぼろげに意識する、というのが正しい。・・・と思う。

では皆さんもアルセダイン風に名前をつけて遊びましょう。遊んでもトールキン先生は怒らないでしょう。

ポイントは3音節。意味はいろいろつめこまずに1つに絞る。arまたはaraで始める。
これでアナタも北方王族の仲間入り!
覚えた好きなエルフ語をつなげてもいいし、自分の名前をエルフ語にしてつないでもいいし、そのまんまの音でつないでも楽しいかもよ。

例えば、そうだねぇ・・・
お宝大好き Aramir   mir は宝物、宝石
燃えてる人。みんな、もえてるかぁ〜〜っ?  Aranar   nar は火
みどりちゃん  Argalen   galenは緑
くまのプーさん Aralis  lis はハチミツ
食い気なら負けない Aramat  mat は食べること


まぁそんなこんなで、アラゴルンは名実ともに勇敢なのでした。
そして本に入れなかった書きかけの紙、そこにはアラゴルンの「戦い」と「癒し」という世界が語られていたのでした。


ってことで、がんばれ〜〜、勇くんっ!!



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