ミドルアースのわんこの学校!
お宅のわんこ、エルフ語が通じるようにしてみませんか?

カッコいいよー! 公園で 「ダルソ!」 「トロ!」 
まぁ、あの人、どこの国の方かしら・・・と振り返られること請け合いだ。
もしかしたらモテモテになれるかもしれない! な、なれないか・・・?
グワはわんこ大好きなのさ。 くっついてると気持ちいいよね〜

もちろん、わんこ相手じゃなくても使えます。覚えてどしどし使いましょう。

日本語だと「おすわり、お手」とかって言い方決まってるけど、英語だと人によって言い方違うんだよ。だから、えいごだわん、のところは、絶対こうではありません。

ちなみに、イギリスでは「おまわり」はないらしいです。そういうことはさせないようです。思いつかないのかな。単なる芸だから。何のためにそういうことをさせるのかわかんない、ということらしいです。
「待て」は規律上、また犬の安全のためにも絶対必要だけど、おまわりは別に必要ない・・・ということのようです。
国によって民族によって、犬とのつきあい方も違うんだね。日本じゃ、おまわり出来ても待てが出来ないわんこはたくさんいるなぁ・・・

にほんごだわん えるふごだわん あら、かいせつもあるわん えいごだわん
おすわり Havo

わんこの基本、おすわり!
映画第1部でアラゴルンがレゴラスに言う。いや、アラゴルンは「おすわり!」と言ったわけじゃないけど。(^^;)
Havo dad, Legolas って、「おすわり、ふせ、レゴラス!」「わん!」 ちがう、ちがう・・・

このhavoは、シンダリンだけど、トールキンはシンダリンのsitは書いてない。いろいろ調べたけど、やっぱりないらしい。
土台となる形はkhamでクウェンヤだとham。ここまでは先生が書いてる。ここから映画のエルフ語担当のDavid Saloさんが、シンダリンならたぶんこうだべ、と作ったものらしい。Davidさんはウィスコンシン大学マディソン校出身の言語学者さんでエルフ語のプロで、だからてきとーに作ったわけではなく派生の根拠はあるのでしょう。

ま、そういうことで、ここは映画のアラゴルンに敬意を表してHavoを使うとしよう。
Sit
ふせ Dad

これは先生がちゃんと書いてるから、dadでOK。downのこと。
Down
お手 Pod

pawっていうか、動物のfootはpodといいます。だからこれでいいかな。oの上に^がついてるんで、ちょいと伸ばすこと。ポォド!
Paw とか
Shake
来い Tolo
Tolo si
Tolo dan

toloは☆tol の命令形でcome。
si はhere とか nowとか。
dan はbackのこと。
Come
Come here
Come back
取って来い Toltho

◇tolthaの命令形。fetchの意。
行って取って持ってくる。
Fetch
おまわり Chwinio

◇chwiniaの命令形。

おまわりはやっぱturnであるべきなんだけど、先生はturnをちゃんとしといてくれなかった。
LT1-254のgwer, gwereの項にturnの文字が出てくる。turnを表す語幹になるって書いてある。でも動詞としては書いてないから活用の仕方がわからない。
(これは風のことも表して、っていうか風がメインの意味で、グワの名前とも関係がある)

しょうがないんで別のを探そう。
chwiniaは、whirl のこと。ぐるぐる回ること、ぐるっと向きを変えること。だからこれでいいかな。
chwiniaのchは、hになるって追補編の発音のところに書いてある。「ふぅぃにあ」じゃなくて「ふぅぃにあ」となる。だからhwinioでいいとしてcを取ってる研究者さんもいる。けど、ここでは先生が書いたまんまcをつけた形にしました。
命令形は「ふぅぃにお!」ひらがなだとうまく書けないな・・・ふぃにお!でいいね。
Turn
待て Dartho

◇dartha の命令形。 wait, stay, last, endureの意味。 かんたん。
Wait
食べてよし Mado

eatの意の☆madの命令形。
ダルソに続いてマド!
Take it
止まれ Daro

☆dar の命令形。stop!halt!止まれ!動くな! かんたん。
Stop
だめ Baw
Avo garo

bawは、「No, no! Don't!」
Avo garoは、「Don't do it!」
(WJ371)
アボガドに似てる・・・
No
わん! Pedo

吠えなさいってとき、英語ではspeakと言う。イギリス英語らしい。
speakはpedoだな。
これは☆pedの命令形で、speakのことで、「喋って〜」って意味だから、人間相手でもどうぞ。
Speak
よくできたね〜 Mae carnen

ほめてあげるとき、何て言えばいいか。
映画第2部でブレゴが言ってもらってる。
maeはwell で、carnen はcarの過去分詞。carはdoとかmakeとかの意味。
Well done
静かにせい! Din

dinはsilentの意。 i の上に ^ がついてますから、ちょっと伸ばすこと。

これは、Amon Dinとか、Rath Dinenとか、Dor Dinenに入ってる。アモン・ディンは、ゴンドールののろし台。指輪本編に何回も出てくる。ラス・ディネンは、ミナス・ティリスのお墓があるところ。ドル・ディネンはシルマリルに出てくる地名。

追補編の索引のアモン・ディンの項には、アモンはエルフ語だけどディンは人間の言葉で意味がわからん、と、意味のわからんことが書いてあります。でもディンはエルフ語です。
追補編の索引は評論社独自のもので、あんまり信用できませんから皆さん注意しましょう。

dinの説明は、シルマリルの「固有名詞を構成する主要部分」のところに出てます。持ってる人、見てね。アモン・ディンのディンもこれです、と書いてある。シルマリルの索引は原書についてるのを訳したものです。誤訳でない限りは本当のことが書いてあります。この部分はバッチリです・・・と言いたいとこですが、「黙した」と書いてあります。ここは元々silentと書いてあって、黙するという意味でもあるけど、黙するっていうのは、話さないとか物を言わないとか黙るとかいう意味だから、誰か人でも動物でも声を出す生物がいなきゃならないんだよ。そうでしょ。でもただ木が並んでシーンとしている状態もdinなんだから、あんまり凝らないで「静か」で充分だと思います。日本語としては意味合いが変わるから。

それで、dinは、上に書いたように地名に入ってる。
で、静か、という意味である。(これとは別に山間の切れ目、峡谷という意のdinもあります。denから変化したものです)

でぃん、でぃん、しずか。ふーん。
でね、トールキン先生は、静か関係のエルフ語は他に書いてない。
これは、tinの関連というか、音変化と思われなくもないのです。確定ではないけどね。
tinは、星がちらちら光ること。瞬くこと。 tinが入ってる言葉でdinに変わるものもある。で、なんで星が瞬いてると静かなのか。 
静かじゃん。お星さま、ちかちかして、しずか〜・・・・・・
音もなく瞬いているお星さま=しーん・・・ っていうイメージが先生の頭にはあって、そういう方向で語の成り立ちが進んだのかなと思います。推測ですけどね。光だけのイメージで音がない。

tinとdinが近い言葉だろうというのは、アモン・ディンからも推測出来ます。アモン・ディンはのろしを上げるところ。王の帰還のはじめ、文庫でいうと2ページ目、アモン・ディンに火が見える。ほら。ちらちらするじゃん。おんなじだ。

おめめキラキラさせておすわりしてるわんこにピッタンコかと思います。
バタバタすんな!わんわか吠えるな!うっさいぞ!おちつけ〜!! すべてひっくるめて静かにという意味で使えます。
Silence