その他、生き物でないもの。

アンドゥリル
Anduril
andu はannun の音変化。
annun 西
ril 燦然たる輝き
西の焔と呼ばれる、アラゴルンの剣。

シルマリル
Silmaril
Q
sil 白銀に輝く
ril 燦然たる輝き
白く光輝くもの
フェアノールが作った宝石。


タラン
talan
Q or S
talan 床、階、層、立つ場所、って感じ。
英語だと、floor, ground。

ロリアンの木の上にエルフたちが作る台。

タランはクゥエンヤで、複数は、talami となる。
普通なら、talani になるんだけど、語幹的にはtalamで、Mなので、複数の時はそのままM。
単数の語尾 N は、talam だと言いづらいから N に変化したものと思われる。

シンダリンでは talaf となる。複数は teleif 。
ここまではLRに載っている。

しかしUTでは、talan の複数は telain となっている。この変化の仕方はシンダリン。え、タランってクゥエンヤじゃないのか?

シンダリンの複数は、初めの a は e になり、終わりの a は ai になる。
だから、talan だと telain となる。

そんなら、talaf は telaif ではないか!とモニタの前で目を三角にしてる人がいるだろうけど、LRにはteleifとなっている。
ai にならずに ei になる例は他にもあって、例えばヴァラのシンダリン形、Balan は、Belein となる。初期のシンダリンでは ei になるらしい。

シンダリンでは、単に普通のフロアは talaf で、木の上のタランはクゥエンヤのままの形、talan なんだろう。たぶん。

ナルシル
Narsil
Q
nar 火、炎
sil 白銀に輝く
赤と白の炎
エレンディルの剣。

パランティア
Palantir
Q
palan  遠く、広く
tir    見る、見つめる、凝視する

複数形はPalantiri パランティリ

遠くから見るもの 

ノルドール族の手になる石。フェアノールが作ったと言われる。
エレンディルとその息子がヌメノールからもたらしたもの。7個あり、互いの石のある場所を見ることが出来る

語の作り的にはテレビと似てるよね。
tele(遠い)+vision(見ること)

ヒスライン
Hithlain
S
hith  霧 
lain  糸 

霧の糸
ロリアンで作られる糸。旅の仲間は、これで作ったロープを貰って、フロドサム組には大いに役に立った。

lainは、weaveを意味するlanか、fine threadのliaからきているのか、はっきりしない。これはどちらもQで、Sの形がlainになるものと思われる。

ミスリル
mithril
S
mith 灰色
ril   燦然たる輝き
灰色に輝くもの。
モリアで採掘される金属。モリア銀。