地名、建物、などなど場所関係の言葉。ね、知ってるでしょ?
アルファベットじゃなくて、あいうえお順です。
アイゼンガルド アングレンオスト参照
アモン・ウィロス
Amon Uilos
S
amon 山 (LR348)
uir 永遠 (LR379)
gloss 雪、白 (LR359, RGEO70)

クゥエンヤのオイオロッセタニクウェティルのシンダリン名。
アマンのペローリ山脈の最高峰。世界で一番高い。
山頂にマンウェとヴァルダの館がある。

アモン・スール
Amon Sûl
S
amon  丘 (LR348)
sûl    風 (LR393)

風の丘。
エルフ語のアモン・スールを訳すとWeathertop、それを日本語にすると、風見が丘。
風見が丘についてはこちら

アモン・ヘン
Amon Hen
S
amon  丘 (LR348)
hen   目 (LR364)

目の丘、視る山
指輪の一行がバラバラになったところ。湖、ネン・ヒソエルの西側の山。

アモン・ラウ
Amon Lhaw
S
amon  丘 (LR348)
lhaw  聞くこと、耳、ひとりの人の両耳 (LR368)

耳の丘、聴く山
湖、ネン・ヒソエルの東側の山。

アルクウァロンデ
Alqualonde
Q
alqua 白鳥 (UT265, LR348)
londe (LR370)
狭い道、通り道、水路、海峡、停泊地、入港

白鳥港
アマンの東岸にあるテレリ族の都。館は真珠で造られ、岸辺にはオパールや水晶が撒いてあった。
船は白鳥の姿に似せて造られた。

港は、海水にえぐられ穴が開いてアーチになった岩が門になっていて、そこを通って出入りした。

港とはを参照。

アルゴナス
Argonath
S
ar  王、王の (Sil)
gonn  石、岩 (LR359)
ath  ペアになっている複数のものにつく接尾辞

まとめると、王の石のペア、となります。
the group of (two) noble stones (L427)

アンドゥインの両岸、ネン・ヒソエルに入るところにある、ゴンドールの国境の目印。
イシルドゥアとアナリオンの巨石像。

アルノール
Arnor
S
ar  王
nor  国、土地。

royal land、そのまんま、王国、という意味。(L428)

land はクゥエンヤではnóre、シンダリンではdor。
で、アルノールはクゥエンヤではarnanóre、シンダリンではほんとはdorだからarndor、でもアルドールにしたくなかったからアルノールなんだそうだ。その方が響きがいいから。(L428)

ヌメノール人のエレンディルのミドルアースにおける最初の王国。
その後、崩壊してその王家の末裔がアラゴルン。

アングレンオスト
Angrenost
S
ang 鉄
angren  鉄の。 複数ならengrin。(LR348)
ost   要塞 (LR379) Qではosto。

鉄の砦。人間の言葉ではアイゼンガルド。

このオスト関係は、round、丸という意味を持つ。ぐるりと壁で囲まれた町を指す。四角っぽい造りのはオストとは言えない。アイゼンガルドは丸くてオストそのものだ。

アンドゥイン
Anduin
and  長い (LR348)
duin  川 (LR355)

そのまんま、大河ということ。だから大河アンドゥインというと、大河大河ということに・・・

イムラドリス
Imladris
imlad 深い谷
ris  割れる、裂ける
裂け谷。

エミン・ベライド
Emyn Beraid
S
emyn  amonの複数 丘、山
beraid  baradの複数 塔

瀬田訳では塔山丘陵
ホビット庄の西、ミスロンドのそば。3つの白い塔のうち、一番高い塔、エロスティリオンにはパランティアがあった。
フロドは堀窪でこの白の塔を夢に見る。
この地は後にエレスサール王によりシャイアに加えられ、サムの娘エラノールの嫁いだ髪吉家が代々塔のもとに住むことになる。


エリン・ラスガレン
Eryn Lasgalen
S
eryn 森
las  葉
galen 緑 (Sil)

las が葉で、Qだとlasse、Sはlhassとかになり、
Lhasgalen でGreenleaf の意(LR367)

エリンは森で、ラスガレンは緑の葉で、緑葉の森。

緑葉の森。
闇の森の、指輪戦争後の名。スランドゥイルとケレボルンによって名付けられた。(追補B、UT281)
新時代にふさわしい、瑞々しい名となっている。新たな葉がどこまでも広がるように。

ここは昔、闇となる前、エリン・ガレンと呼ばれたから、それを踏襲しているのだけれど、ラスガレンとしたことで、レゴラスの名にも通じる。まんま、同じ意味になる。スラさまの頭にはそれもあったに違いない。

PJのホビット映画では、ラスガレンの白い石という言葉がしつこく出てくる。緑の葉の白い石、となる。色が2つでわかんなくなりますが(^^;;)
映画設定ではあるけれど、緑葉ということは、レゴラスを何より愛した母へつながるんだろう。ああ見えて、妻と息子をどこまでも想っている王の心が、あの首飾りの名に込められている。・・・と、観ていて思った。


エレド・ニムライス
Ered Nimrais
S
ered  orod 山 の複数。山山山・・・
nim 白
rais ras 角 の複数。角角角・・・・

白いつのつのの山々。
雪をかぶった峰がずーっと続いてる。

共通語でWhite Mountains、白の山脈。


エレボール
Erebor
S
ereb  ひとつだけの、孤立した、連れのない
or   山

はなれ山。
ドワーフの王国のあるところ。黄金竜スマウグに奪われたが、ビルボの活躍でドワーフの手に戻った。

オイオロッセ  
Oiolosse
Q
oi、oia 永遠の (LR379) 
olosse 雪 (LR359)

シルマリル本に拠れば、Ever-snow-white。
LRに拠れば、Everlasting snow。

タニクウェティルの別名。
アマンのペローリ山脈の最高峰。世界で一番高い。
山頂にマンウェとヴァルダの館がある。

オスギリアス
Osgiliath
S
ost 砦、要塞都市、城砦
gil  星
ath  複数形の接尾辞

星々の砦
ゴンドール初期には首都だったところ。ミナス・アノールとミナス・イシルの中間地点。
アンドゥインの川の上に両岸にまたがって造られた。
星辰殿にはパランティアがあった。

オルサンク
Orthanc
下の2つが連結して変化したもの。
S  orod  山 
Q  anca 顎、歯

牙の山。
アイゼンガルドのサルマンの拠点。
ローハンの古語では、狡猾な心という意味を成す。

オロドルイン
Orodruin
S
orod  山
ruin  赤い炎
燃え上がる山、紅蓮の山。
滅びの山っていうのがここ。サウロンが指輪を作ったところ。

カイア・アンドロス
Cair Andros
S
cair 船
and 長い
ros 水しぶき

長くしぶきの立つ島

アンドゥインの大きな島。オスギリアスの北の方。
意味は、Ship of Long-foam と追補編に書いてある。Aの執政家のところの注を見よう。
アンドゥインは北から南へ流れる。そしてこの島は船首を北へ向けて遡っている大きな長い船のように見える。舳先にあたって砕けた波が周囲を流れる様子を表現した名前。

このロスはエルロスのロスと同じ。
カイアはキアダンのキアと類語。

カラズラス
Caradhras
caran 赤
rhaes 角

Red horn、赤角山。
霧ふり山脈の高峰。

カロールメ
Kalorme
Q
kal 光
ore 昇る
orme 山頂 eの上には点々・・ついてます。


光が昇る頂。
これは、あんまり出てこないんだけど、LTの1に拠れば、
Sun-rising-hill で、
hill-crest over which the Sun rises だそうだ。
アルダの東の彼方、太陽が昇るところの山。
西のヴァリノールの反対側にある。要するに世界の東の果て。
歴史地図には載ってるよ。

kal は cal で、gal でもあって、ガラさまの名前にも入ってる。
or は、山関係の言葉には大抵入ってる。

カロールメ、カロールメ・・・・?
終わりに n をつければカロールメン。え、どっかで聞いたこと・・・ありますねぇ。知らない人はルイスのナルニア読みましょう。
あのカロールメンはCで始まるんだけどさ。Calormen。
kal ってシンダリンだと cal なんだよね。クウェンヤでも c になることあるな。
お日さまの国、カロールメン。ま、偶然でしょう。だってあそこはナルニアの南だし。東じゃないから。
しかしナルニアの東の海はカロールメン湾という。邦訳ではカロールメン海。
詳しくはルイスに訊いてください。たぶん偶然です。

キリス・ウンゴル
Cirith Ungol
cirith  割れ目、裂け目
ungol  クモ
クモの細道。シェロブが棲んでいるところ。こわ・・・

グランドゥイン
Glanduin
S
glan  境界 (VT42-8)
duin  川 (LR355)

境川。border-river。(UT264)
第二紀、エレギオンの南の境界だったから。

  
グワスロー
Gwathló
S
gwath  影 (LR397)
lô    湿原。沢地。沼。水だらけのとこ。(UT263、VT42の9〜10)

湿原からの影。

ブルイネン、ミスエイセル、グランドゥインなどの川が合流して大きくなった下流の名称。

なぜ影かというと、むかーしむかし、第二紀、ヌメノールの時代は、両岸は森林地帯で、木々が高く生い茂り、川面に影が落ちていたから。
大河が影になるほどの森だったのが、伐採が進んで、どかどか切り倒してヌメノールへ運び、周りは荒れ地になってしまった。環境問題は遥か昔からあるのです。

それからなぜ湿地というのが名前に入ってるかというと、グランドゥインと合流するニーン=イン=エイルフのところが低湿地帯で、そこから流れ出ているように見えたから。湿原のところから始まっている川で、影になってますよ、という名前。

でも、その後、その上流にも川は続いているのがわかった。ながーい川の途中が湿原になっている。で、その上流はミスエイセルと名前が変わる。

この辺の事情に関しては、UTに詳しい。ガラドリエルとケレボルンの歴史の最後の方、Dのロンド・ダイアを見てみよう。邦訳では上巻の最後。
UTの邦訳ではこの川の途中の湿原は沼と訳されてるけれど、湿原の方が適してると思う。川の途中は沼とは言わないな。沼に白鳥は普通はいないだろうし。日本語の沼のイメージと似てるのはどっちかっていうとbogだ。fenは、辞書には沼とあるのが多いけど、沼沢地のことであって、どよんとした沼とはちょっと違う。川や湧き水でべしゃべしゃなとこだ。

loの説明のところにはswampyとも書いてある。swampなとこには木も生えている。
川の水が溢れてべしゃべしゃな湿原で、まばらに木も見える。
そんな光景のところから下流がグワスロー。

昔は影だったけど、今は影じゃない。影は名前だけに残っている。

ケレブラント
Celebrant
S
celeb  銀
rant  コース、道
銀の水路、という意味。
銀筋川といいますね。ロリアンを通ってアンドゥインにそそぎます。

ゴルゴロス
Gorgoroth
gor  恐怖
goroth  恐怖
こわ、こわ、という意味。
モルドールの高地。ここを抜けないと滅びの山に行けないの。

ゴンドール
Gondor
gon  石、岩
dor  国、土地
石の国。
ミドルアースの南の王国。

サンゴロドリム   
Thangorodrim
S
thang  強制、圧迫、威圧、圧政
orod   山
rim   集合的複数

暴君山。

意味は、
LR 388に拠れば、the mountains of duress
MR 298では、The Mountains of Oppression
シルマリル索引では、Mountains of Tyranny

これを和訳本では、仰々しいすごく長い訳にしてるけど、必要以上に大袈裟にすることはない。と思う。
端的に言えば、暴君山。

モルゴスがアングバンドに築いた塔で、3つの峰が屹立した山となっている。
第一紀の終わり、黒竜のアンカラゴンがエアレンディルとの戦いの末、この塔の上に墜ち、崩壊した。

シランノン
Sirannon
S
sir  川 (LR385)
annon  門、大門 (LR348)

門の川。
モリアの扉の近くの崖の下から流れ出る川。
知らんもん、ではない。

シリオン
Sirion
S
sîr  流れ、川 (LR385)
on  拡大接尾辞 (語義を増大するやつ)

川ぁぁっっ!っていう名前の川。
ベレリアンドを流れる大河。

タニクウェティル  
Taniquetil
Q
ta 高い、そびえる、高潔な (LR389)
niqe 雪 (LR378)
til 先端、角 (LR393)

シルマリル本に拠れば、High White Peak。
LRに拠れば、High White Horn。

オイオロッセの別名。
アマンのペローリ山脈の最高峰。世界で一番高い。
山頂にマンウェとヴァルダの館がある。

taは、ただ高いんじゃなくて、nobleって意味がある。ヴァルダさまにピッタリ。

トル・ブランディア
Tol Brandir
S
tol  島
brand 高い、大きな
tir  見る、眺める

そそり立つ島、仰ぎ見る島
人間の言葉では、Tindrock(尖った岩)と呼ばれた。古英語ではtindは鋭い先端、尖頭を指す。
アンドゥインがネン・ヒソエルの南端、ラウロスの滝となって流れ落ちる手前にある島。
人が登ったことはないと言われる。
この島を挟んで、東岸にはアモン・ラウ、西岸にはアモン・ヘンがある。

ニーン=イン=エイルフ
Nîn-in-Eilph
S
nîn   nenの複数。水、流れ、湖水。(LR376)
in    i の複数。the。(LR361)
eilph  alph の複数。白鳥。(UT265)

白鳥の水辺。

グランドゥインの下流域。
グランドゥインですよ〜〜って流れて行って、そのうち周りの河原もべしゃべしゃになっていって、そこら中が湿原になる。見渡す限り、べしゃべしゃの辺り一帯をニーン=イン=エイルフという。川は細く細かく分かれて、間は島がたくさんで、そしてミスエイセルと合流して、そこから先はグワスロー。

白鳥など水鳥の生息地。
共通語ではSwanfleet。これを白鳥川とするのはあんまりよくないらしい。Swanfleet river とあるのは、River ではなく、つまり大文字でないから固有名詞ではなくて、ニーン=イン=エイルフの水域に流れ込む川ですよ、ってことだそうだ。UTに書いてある。
白鳥の水辺へ向かう川、か。長くて口が回らない。

そして、ニーン=イン=エイルフ自体は、エルフ語だから訳さずともいいのだけれど、訳せば白鳥の水辺。
白鳥沢でもいいけど。でも沢だと山あいみたいな感じになるし。
アンドゥインの方に白鳥沢ってあるのは誤訳だからね。あれは白鳥って意味はゼロだから。ニンダルブは平地の湿地ってこと。
白鳥沢にするなら、こっち。でも訳さず、ニーン=イン=エイルフでいいの。

大河グワスローの途中は湿原が広がり、白鳥が飛ぶ。ミドルアースは美しい。
そこをずーっと遡ると、裂け谷だ。川一本だけで、いろんなドラマが広がる。

ヌメノール
Númenor
Q
númen  西 (LR376)
nóre  国、土地 (LR376)
西の国、西方国

アラゴルンの先祖、エレンディルはヌメノール人。

ネン・ヒソエル
Nen Hithoel
S
nen  水
hith  霧
oel は ael の変形
ael  たまり、深み、湖 (単数。複数はaelin)

霧をたたえた水
霧の湖

霧の湖、摩周湖は、霧が晴れたところを見ると、婚期が遅れると言われています。グワイヒアは何度も見てしまいました・・・どうしましょう。

でもネン・ヒソエルは摩周湖ではありません。(←知ってるよ!) だから見ても大丈夫です。(^-^)v

指輪の仲間がバラバラになったところの湖です。
南端はラウロスの滝です。

バラド=ドゥア
Barad-dûr
S
barad  塔 (LR351)
dûr  暗闇、陰鬱 (LR354)

暗黒の塔。
モルドールにあるサウロンの塔。

パルス・ガレン
Parth Galen
S
parth  草地、芝生
galen  緑

緑の芝

ネン・ヒソエルの西岸、指輪の一行が上陸した辺り。

ペレンノール
Pelennor
pel  囲まれた
nor  国、土地
囲われた地。
ゴンドールの都ミナス・ティリスの周りの野。防壁に囲まれていたから。

ミスエイセル
Mitheithel
S
mith  灰色 (LR373)
eithel 泉、源 (LR363)

gray の spring。
このスプリングは、春でもないし、バネでもない。水源、泉のこと。
グワスロー(灰色川)の上流の名前。グワスローが流れ出る元のところだからエイセルなのだな。そしてグワスローは影という意味で、その源ですよという、そのまんまの意味になっている。

共通語ではHoarwell、にびしろ川。このwell もグッドなwell じゃなくて、源泉のwell。

ミスロンド
Mithlond
S
mith 霧 灰色

Q londe
S lhonn 
狭い道、通り道、水路、海峡、停泊地、入港

灰色港。
領主はキアダン。
西へと海を渡ることのできる船の出立港。
ルーン湾の奥に位置する。

灰色港は、語の作り的には、「霧に煙る細長い湾」ということ。

港とはを参照。

ミナス・アノール
Minas Anor
S
minas  塔 (LR373)
anor  太陽 (Qではanar) (LR374)

太陽の塔
アナリオンの都

のちに王宮がオスギリアスから移されて首都となる。
ミナス・イシルが陥落した後、ミナス・ティリスと名を変え、ゴンドールに残された最後の要となった。

ミナス・イシル
Minas Ithil
S
minas  塔 (LR373)
ithil   月 (Qではisil) (LR392)

月の塔
イシルドゥアの都

のちにナズグルの手に落ち、ミナス・モルグルとなる。

ミナス・ティリス
Minas Tirith
S
minas  塔 (LR373)
tirith  見る、見守る、見張り (LR394)

守護の塔。
ゴンドールの要となる塔。
ミナス・アノールの後の名。

ミナス・モルグル
Minas Morgul
S
minas  塔 (LR373)
mor  暗い、黒い (LR373)
gul  魔術 (LR377)

呪魔の塔

ミナス・イシルがナズグルに奪われ、ミナス・モルグルと呼ばれるようになった。

ミンドルルイン
Mindolluin
S
min そびえる、とても高い、孤高の
dol  頭、先端
luin  青い 

シルマリルの索引によれば、Towering Blue-head
ミナス・ティリスの後ろの山。

minのニュアンスは、突出していて他とは違う、って感じで、クゥエンヤでmindoはisolated towerで、だからひとつだけ高いところがあるのだ。
山頂が青くて、すごーく高くて、近所ではここは抜きん出て高いということだ。雪って青く見えるからね。きれいな名前。
白の山脈の端っこ。

モリア
Moria
mor 黒い、暗い (LR373)
ia  裂け目、割れ目。 (LR400)

黒い淵。黒い裂け目。
霧ふり山脈にドワーフが掘った広大な館。

モルドール
Mordor
mor 黒い、暗い(LR373)
dor 国、土地 (LR376, WJ413)

黒の国。
サウロンの王国。

ラウロス
Rauros
rau  rasの変形
ras  角笛
ros  しぶき、水煙

鳴り渡る水煙、轟く水煙

ネン・ヒソエルの南端にある、ミドルアースで最大の滝。
ボロミアを乗せた舟を流したところ。

ラス・ケレアダイン
Rath Celerdain
S
rath  通り
celerdain  calardanの複数。

calar  
語根はkalで、「輝く」という基本イメージ。
Qでkalmaは光、ランプ。
Sでcaladは光。

tan  「作る」という基本イメージ。 
Qでtanoは作る人、職人。
tがdに変化する。 キアダンのdanもこれ。

ってことで、street of lampwrights という意味になる。
ランプのwrightの通り。邦訳では、燭工通り。

ミナス・ティリスの第一層の大通り。
古旅籠がある。(the Old Guesthouse)

ラス・ディネン
Rath Dínen
S
rath  通り (LR383)
dîn  静かな (Sil)

沈黙の通り
ミナス・ティリスの墓所があるところ。
ゴンドールの王や執政が葬られた。

ランマス・エホール
Rammas Echor
S
ram  壁
et  外
cor  円く取り囲む

シルマリルの語彙集にはthe great wall of the outer circleと説明がある。
ミナス・ティリスの周囲、ペレンノールを取り巻く外壁。
イシリアンを奪われた後、防備のために造られた。

よく、the Rammas と略して呼ばれる。
この略を瀬田訳ではランマスの外壁と訳しているけれど、壁の壁、となるから変。ランマスだけでいい。

リングロー
Ringló
S
ring 冷たい(Sil)
lô  湿原、べしゃべしゃ (UT263、VT42の9〜10)

ゴンドール、白の山脈の南の川。
南の方なのにどうして冷たいって名前かというと、山の雪解けの水が流れ下るから。らしい。
それで、さむ!っていう名前になっている。
lô は、湿地帯のイメージで、だから増水する時期には川幅が広がってそこら中べしゃべしゃになるんだろう。
死者の道を抜けてきたアラゴルンは、大勢を率いてリングローを渡った。あれは春先だからねぇ。冷たいべしゃべしゃになる前くらいの時期かな。山の雪はまだそんなに解けてないくらいかな。
べしゃべしゃで川幅広がっても、あそこは町もあるからちゃんと渡れるようになってるんだろうけどね。

ローはグワスローのローと同じ。

ローハン
Rohan
S
roch 馬 (Sil)
lhand, lhann 広い、地域、土地 (LR367)

Rochand 馬の国から変化

ロスロリアン
Lothlórien
S
loth 花 (Sil、LR370)

Q
olor, lorien 夢 (LR370, 379, 387)

花夢。
霧ふり山脈の東にあるエルフの国。
花夢なんて、なんかお花屋さんにあるようなネーミング。

lorienと後半だけで使われることも多い。
ロリエンとは、元々はヴァラのイルモのことで、イルモの館と庭園のことも指した。
マンドスとイルモは兄弟で、Fantur (雲)という名で、イルモはOlofantur、夢の雲。マンドスはNurufanturで死の雲。

で、ガラさまのロリエンは、そこから名前が来てて、ロスはシンダリンで、ロリエンはクゥエンヤで、ハイブリッドな名前なのでした。