スランドゥイルは、原作でもちょっとエルフっぽくない、茶目っ気のある王さまで、独特の面白さがある。

今回も、ドワーフなんか死んでも構わん、どうせ寿命がきたら死ぬんだし、ってことを言うけれど、でもビルボを投げ落とせとトーリンが喚いた時は、アセって思い切り心配していた。いいひとだ。

鍵をくすねて、ドワーフを逃がしたの、なぜかバレてた。なんでバレたんだろう。隠しカメラでもあったのかも。
スラさまは、ビルボがそういうことしたのも可笑しかったらしく、一目でビルボのことが気に入った感じだった。そばで聞いてたバルドも面白がっている。


テントでは、王自らワインか何かをグラスに注いでバルドに渡し、でもガン爺にはあげない(爆)
わしにはないのか?と言いたいのを魔法使いはぐっとこらえて、話を先に進める。もう可笑しくて可笑しくて。グワは、あそこがすごくツボだった。

スラさまは、ガン爺のことは昔から知ってて、別に気を遣う相手でもなく、失礼なことしても構わないって雰囲気。わかっててああいうことしてるのが可笑しい。

そりゃバルドはスマウグを射落とした英雄だ。スラさまにも出来ないことをやってのけたのだから、王がワインを渡すに値するってことなんだろう。そこがスランドゥイルのいいとこだ。偉そうにしてても、周りは立てる。

並んでも、バルドの前には出ない。横に並ぶ。エルフと人間は対等という形を皆に見せる。自信がないひとは前に出る。スラさまくらい自信のあるひとはあんまりいない。

ガンダルフ相手のときは、自分が上のように振る舞っても、ガン爺がすごいのは知ってるから別に構わないんだろうな。
バルド相手にそれをやると、ほんとに上下になってしまう。


あの細長いグラス、いいなー。ああいうの、欲しいな。で、スラさまのテントごっこをするのだ。
ジジイにはあげないもんねー♪