アメリカ公式サイトにある予告編の訳です。
すごい〜〜!! もうこれ見ただけでドキドキの感動です。引き込まれますね〜
あぁ、トールキン先生に見せたかった。
なんかねぇ、第1部より凄いかも。早く全編見たい! 

えーと、なんせ予告編ですから、映像が切れ切れで、どこで誰に向かって言ってるセリフなのかわかりにくいのもあります。だから、違ってるかもしれません。ご承知おきを。 変なとこあったら教えてね。

青いところのスクリプトは、説明文もセリフも公式サイトに置いてあったものです。

原作のアラゴルンもいいけど、映画のアラゴルンもなかなかじゃん、と、これを見て思ったグワでした。違った意味ですごいアラゴルン。あぁゴンドールの王よ。
グワイヒアは出てくるのかなぁ・・・ちょっと心配。 でも、すっぽんぽんのガンダルフを運ぶのもなんかちょっと・・・(爆)

んじゃ、予告編、楽しんでください。

As they make their way across Middle-earth, Aragorn, Gimli and Legolas are surrounded by an army on horseback.

The three members of the Fellowship are confronted by the men of Rohan. They are led by Eomer, nephew to King Theoden of Rohan.

Eomer: What business does an elf, a man and a dwarf have in the Riddermark? Speak quickly!
ミドルアースを行くアラゴルン、ギムリそしてレゴラスを騎兵隊が囲んでいる。

指輪の仲間であるこの3人は、ローハンの王セオデンの甥、エオメルが率いるローハンの者たちと向き合っている。

エオメル
エルフに人間、ドワーフが騎士国に何用だ?

さっさと言わぬか!
ロヒアリムの槍、カッコいい♪
ここは原作では、3人に気づかずに通り過ぎて行く騎士たちにアラゴルンが声をかけるんだけど、映画では向こうが見つける、って感じのようだね。
申せ!でもいいんだけど、Speak だから、ちょっと違うかなぁ・・・
槍先に囲まれて手を挙げてるアラゴルンに
「パキパキ喋らんかい!」
って感じでしょうか。王様よ、手ぇあげてる場合じゃないんだよ。
Aragorn explains that they are tracking a party of Uruk-hai that captured their friends, the hobbits from The Fellowship, Merry and Pippin.

Aragorn: We track a band of Uruk-hai westward across the plain.
アラゴルンは自分たちがウルク=ハイの部隊を追っていることを説明する。ウルク=ハイは、友であるホビットのメリーとピピンを連れ去った。

アラゴルン
ウルク=ハイの一団を追っているのだ。奴らは平原を西へ向かっている。
アラゴルンとレゴラスに一生懸命ついて行くギムリが好き。
Merry and Pippin are being taken back to the evil wizard Saruman at Isengard. Saruman instructed the Uruk-hai, his personal army, to bring the hobbits to him since he knows that one is the Ringbearer.

Aragorn: They have taken two of our friends captive.
メリーとピピンは堕ちた魔法使い、アイゼンガルドのサルマンのもとへ連れて行かれようとしている。サルマンは自らの軍であるウルク=ハイにホビットを連れ帰るように指図した。ホビットの一人が指輪を持っていると知っているからだ。

アラゴルン
我々の友が二人、連れ去られた。
Eomer warns the group that Saruman has claimed the lands of Rohan and that King Theoden has been weakened by the evil wizard.

Eomer: Look for your friends, but do not trust to hope. It is forsaken, these lands.
エオメルはアラゴルンらに、サルマンはローハンの地における主権を主張し、セオデン王は弱気になっているから用心されよと言う。

エオメル
友人方をお探しあれ。だが救い出せるとは思われるな。この地は見捨てられているのだ。
do not trust to hope
直訳すれば、「望みありと固く信ずることはするな」、ですかね。

itは前のhopeかとも思ったんだけど。それなら、この地には望みはない、となる。
Sam and Frodo make their way slowly to Mordor after they part company with The Fellowship. The landscape has become harsh and rugged, they wonder if they are on the right path.

Sam: We are lost. I don't think Gandalf meant for us to come this way.

Frodo: He didn't mean for a lot of things to happen Sam.
仲間たちから離れた後、サムとフロドはモルドールへ徐々に近づいている。荒涼としてくる辺りの景色の中、二人はこの道でいいのだろうかと思う。

<試訳1>
サム
迷子ですだ。
ガンダルフの旦那はここを行かせるつもりじゃなかったと思いますだ。

フロド
ガンダルフがどんなつもりでいたとしても、それで変わるわけじゃないこともあるんだよ、サム。
<試訳2>
サム
迷子ですだ。
ガンダルフの旦那がここを通る気でいたとは思えねぇですだ。


フロド
通るべくして通ることになったんだ。ガンダルフなら、そう言うさ、サム。
↑さてここは訳しづらい。解説がビヨヨーンと長くなったので別項にしました。こちら

さぁ、ガンダルフのご帰還ですよ↓ 真っ白じじいになりました。
Gandalf the Grey has defeated the Balrog of Moria and returns as Gandalf the White to rally support against the Forces of Evil.

Aragorn: It cannot be.

Gandalf: I come back to you now at the turn of the tide.
灰色のガンダルフはモリアのバルログを打ち倒し、白のガンダルフとして還ってくる。悪の軍勢に立ち向かう軍を結集するのだ。

アラゴルン
こんなことが


ガンダルフ
わしは戻ってきた。今こそ流れが変わるぞ。


the Forces というと、かなり大きな軍隊のイメージ。それに比べてこちら側はsupportですよ〜 だいじょぶかいな・・・

アラゴルンのセリフは、直訳すれば「あり得ない、そんなはずはない」ってことですね。でも、なんか、ああいう時に「あり得ない」って日本語は使わないし。

ガンダルフのセリフ、潮の流れがどうこう、っていうのは原作にもあります。
Thousands of Orcs and Uruk-hai, the minions of Sauron and Saruman, are amassing at the Two Towers of Barad-dur and Orthanc.

Gandalf: Sauron's forces have begun their attack.
サウロンとサルマンの配下である何千というオークとウルク=ハイが、バラド=ドゥアとオルサンクの2つの塔のもと、群れをなしている。

ガンダルフ
サウロンの軍勢が出撃した。

Sauron, the Dark Lord who is seeking to get his Ring of Power back is using Saruman to aid him in his plans to destroy the world of men on Middle-earth.

Gandalf: He is using Saruman to destroy your people.
力の指輪を取り戻そうとしている暗黒の王サウロンは、サルマンを手先とし、ミドルアースの人間の世を壊滅させる目論見でいる。

ガンダルフ
サウロンはサルマンを操っておる。貴殿の民を滅ぼすためじゃ。
ここら辺からは、セオデンの説得に入るようなので、これはたぶんセオデンに言ってるのかと思って。アラゴルンになら、「お前」でもいいんだけど。
Eowyn, niece to King Theoden of Rohan, worries for the safety of their people against such a large force.

Eowyn: They were unarmed. They had no warning.
ローハンの王セオデンの姪、エオウィンは、大軍を相手にしたローハンの民が無事でいられるようにと主張する。

エオウィン
皆、無防備でした。何の用心もしていなかったわ。
worry about でなくてforだから、大丈夫かしら、って心配してるんじゃなくて(そりゃ心配してるんだけど)、safetyにしてくれと、うるさく言っているのです。

エオウィンが過去形で喋ってるのが疑問・・・ これを言ってる時点ではもう武装してるということかな。
King Theoden is counseled by Gandalf and urged to take up arms against Sauron and Saruman, but Theoden is reluctant to enter open war.

Gandalf: This is but a taste of the terror that Saruman will unleash. We must fight.

King Theoden: I will not risk open war.

Aragorn: Open war is upon you whether you would risk it or not.
ガンダルフは、サウロンとサルマンに対し挙兵せよとセオデン王に迫るが、セオデンは開戦には気がすすまない。

ガンダルフ
まだ序の口にすぎんのじゃぞ。サルマンが部隊を放ったらどうなるか。
戦うのじゃ。


セオデン
戦いに賭ける気はない。


アラゴルン
その気があってもなくても戦いは降りかかってくる。

セオデンの説得は続く。


ガンダルフのセリフは、直訳すれば、「これは、サルマンが制御を解くであろう恐怖のほんのちょっとのことにすぎない」
unleashは、要するに、ひもを解いて解放するという意味で、軍が攻撃に転じるとか、戦争が始まるという場合にも使います。
a taste of は、ちょっと、ってこと。
butはonly。
Wormtongue takes his place at the side of his true Master, Saruman.

Saruman: A new power is rising. It's victory is at hand.
蛇の舌が主人サルマンの側に侍っている。

サルマン
新たな兵が立ち上がる。勝利は間近だ。

サルマン、なんと朗々としたお声。
powerを力とするのなら、「新たな力が湧き上がってくる」
ここでは軍事力としてみました。
Saruman commands his army of 10,000 strong to march upon Rohan and destroy the race of men.

Aragorn: It is an army bred for a single purpose: to destroy the world of men.
サルマンは自分の一万の兵力にローハンへ進軍し人間を壊滅せよと命じる。

アラゴルン
人の世を滅ぼすことのみのために産み出された軍隊だ。
ここもセオデン説得シーン。淡々と語るアラゴルンの言葉に愕然とするセオデン。
King Theoden realizes the threat to his people and orders his niece Eowyn to take the citizens of Rohan to safety.

King Theoden: You must lead the people to Helm's Deep.
セオデン王は自らの民への脅威を悟り、ローハンの住民を避難所へ連れていくよう姪のエオウィンに命じる。

セオデン
ヘルム峡谷へ連れていくのだ。
やっと事態を飲み込んだセオデン。
The refugees of Rohan make their way to their ancient fortress of Helm's Deep.

Rohorrim Soldier: By order of the King, the city must empty.

避難するローハンの人々はヘルム峡谷の古い砦へ向かう。

ロヒアリムの兵士
王の仰せだ。町には誰も残ってはならん。


Eowyn: Where is she, the woman who gave you that jewel?

Aragorn is silent, but thinks of his beloved Arwen who gave him the Evenstar he wears.

Arwen is told that the Elves are leaving Middle-earth forever, but she is torn by her love of Aragorn and does not want to leave him.
エオウィン
その石を下さった方はどちらにいらっしゃるのですか?


アラゴルンは何も語らず、身につけている夕星を渡してくれた愛するアルウェンを想う。

エルフたちは永遠にミドルアースを去ると告げられたアルウェンはアラゴルンへの愛のため苦しみ、アラゴルンから離れることを望まない。
エオウィンかわいい。原作のような凛々しいエオウィンとはちょっと違う。アラゴルン、返事くらいしてやんなよ。
Arwen's father, Elrond of Rivendell, asks Aragorn to let his daughter go with the Elves to safety. Elrond knows that Aragorn's future is uncertain as he heads into battle.

Elrond: The alliance between men and elves is over. Our time here is ending. Arwen's time is ending. Let her go.
アルウェンの父、裂け谷のエルロンドはアラゴルンに言う。娘をエルフたちと共に安息の地へ行かせてやってくれと。エルロンドはアラゴルンが戦いに突入するところであって、その未来が定まっていないことを知っている。

エルロンド
人間とエルフの同盟は終わった。この地での我々の時は過ぎ去ろうとしている。アルウェンの時も同じだ。行かせるのだ。

んー、もう大海の西へ行くのか?
ここでのエルフの時はoverしたから、もう行かせてくれ、って言うんだから、西の話だよねぇ。

それにしてもパパは未来の婿に冷たい。
Gollum, the creature who once possessed the Ring of Power, tries to steal the Ring from Frodo while he sleeps.

Gollum: Where is it?
かつて力の指輪を持っていたゴラムは、フロドが寝ている隙に指輪を盗ろうとする。

ゴラム
どこだね?
After a struggle, Sam and Frodo capture Gollum.

Sam: Just tie him up and leave him.
Gollum: No!!!


Frodo decides to use Gollum as their guide to the Black Gates of Mordor.

Frodo: Do you know the way to Mordor?
取っ組み合った末、サムとフロドはゴラムを捕まえる。

サム
ふん縛って置いてけぼりにするといいですだ。
ゴラム
いやだよう!


フロドはゴラムをモルドールの黒門への道案内にすることにする。

フロド
モルドールへ行く道を知ってるかい?

置いてけぼりがいいですだ!
でも置いてくと最後が困るし。

原作では、サムは縛るとしか言ってないんだよね。置いてかないでくれ、ってゴラムが言うの。

ゴラム、黒くないねぇ。
Saruman has instructed his army to destroy the forces of Helm's Deep.

Aragorn takes charge of the courageous forces at Helm's Deep against Saruman's army of Uruk-hai and Orcs.

The battle between good and evil rages through the night.

Saruman: There will be no dawn of men.

Orcs ride the creatures called Wargs to attack Aragorn, Gandalf and Legolas.
サルマンは、ヘルム峡谷の軍勢を壊滅せよと自らの軍に命じる。

アラゴルンはウルク=ハイとオークから成るサルマンの軍に対抗し奮い立つヘルム峡谷の軍勢を指揮している。

善と悪の戦いは夜を徹して繰り広げられる。

サルマン
人間どもに夜明けはない。


オークたちはワーグと呼ばれる生き物に乗り、アラゴルン、ガンダルフ、レゴラスを襲う。
凄い・・・

ワーグっていうのは、邦訳では魔狼。

The evil power of the Ring is weighing heavily on Frodo, as he finds himself growing weaker the closer they get to Mordor.

Sam: It's the ring. It's taken hold of you.
指輪の悪の力はフロドに重くのしかかる。モルドールに近づくにつれ、フロドは自分が弱っていくのに気づく。

サム
指輪ですだ。指輪が旦那を捕まえてるんですだ。
ここにかぶって「フロド!!」というサムの声が聞こえます。
Arwen: You have the gift of foresight. Tell me what you have seen.

The future is fortold by Elrond, Aragorn will not be returning to Arwen.

Elrond: He is not coming back.
アルウェン
お父さまは先を見通す力をお持ちでしょう。何をご覧になったのか教えてください。


エルロンドが未来を予言する。アラゴルンはアルウェンのもとに戻らないと。

エルロンド
彼は帰らぬ。
パパ、冷たい・・・
Faramir takes the hobbits to the besieged city of Osgiliath.

Gandalf and Aragorn are strong in their resolve that the defenses of Helm's Deep must hold back Saruman's army.

Gandalf: The defenses have to hold.
ファラミアは死守しているオスギリアスへホビットを連れて行く。

ガンダルフとアラゴルンは、ヘルム峡谷の砦でサルマンの軍を阻止すると断固決意している。

ガンダルフ
砦は持ちこたえねばならん。

ファラミアがオスギリアスへホビットを・・・?
映画ではどうなってるんだろう。
ヘンネス・アンヌーンじゃなくてオスギリアスなのかな?
The former members of the Fellowship will encounter many new creatures, such as the Ents of Fangorn Forest and Mumakil.

Aragorn: They will hold.
かつての指輪の仲間は多くの新たな生き物に出会うことになる。ファンゴルンの森のエントやムマキルに。

アラゴルン
守り抜く。
ここは、別のシーンが挟まってるけど、ガンダルフのセリフを受けたものでしょう。
theyはdefences。複数だから、防御物、要塞。
Elrond urges his daughter Arwen to leave with him, that there can be no happiness for her in Middle-earth.

Elrond: There is nothing for you here, only death.
エルロンドは娘のアルウェンに自分と一緒に発つよう促す。ミドルアースにはアルウェンの幸せはないと。

エルロンド
お前にとってこの地には何もないのだぞ。あるのは死のみだ。
うーん、やっぱ、もう行っちゃうつもりかぁ。
パパ、全部片づくまで待っとくれよ。
The race of men must defeat Saruman at Helm's Deep, or Sauron will take over all of Middle-earth once more.

Despite the predictions and overwhelming odds, Arwen refuses to give up hope and believes that Aragorn will triumph.

Arwen: There is still hope.
人間たちはヘルム峡谷でサルマンを破らねばならない。さもなくば、サウロンが再びミドルアース全土を掌握することになろう。

予言にも圧倒的な強敵にもかかわらず、アルウェンは望みを捨てることを拒み、アラゴルンの勝利を信じる。

アルウェン
まだ望みはあります。
おぉぉぉ、凄い・・・
The fate of Middle-earth is in the hands of Aragorn, Gandalf, King Theoden and their ability to rally support to hold the forces of darkness at bay. If Helm's Deep falls, all hope will indeed be lost.
ミドルアースの運命はアラゴルン、ガンダルフ、セオデン王にかかっている。暗黒の兵力を寄せつけないよう援軍を奮い立たせられるか。ヘルム峡谷が陥落することになれば、全ての望みは潰える。 凄い・・・



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