第3回プレゼントクイズ 答え

はい、答えです。
どーしてカンニングがバレたのか?

それはグワたちが悪いのではなく(←充分悪い)、評論社がいけない。

そうです、あの部分、間違えてるのです。木の鬚先生は「あそこは間違っとるのう」って知ってたから、答案に本と同じ変なことが書いてあるんで、ふーむ、ふむ! となったわけです。

該当個所は、モルウェン。

モルウェン
バラグンド(バラヒアの甥で、ベレンの父)の娘。フーリンの妻であり、トゥーリンとニエノオルの母である。エレズウェンと呼ばれた。

・・・・まだなんたらかんたらと続きますが、評論社のシルマリルの物語下巻には上記のように書かれています。

では、それに合うように系図を書いてみよう。重要個所だけ。



バラグンドはバラヒアの甥で、ベレンの父。 モルウェンは、そのバラグンドの娘。
ってことは、ベレンとモルウェンは兄妹。ベレンの彼女ルシアンからみれば、モルウェンは小姑。

ところが史実はこれとは違う。下のが正しい。



バラグンドはバラヒアの甥。これは正しい。でもバラグンドはベレンの父じゃない。ベレンのパパはバラヒアだ。

あーらら。 

ここは、原書では次のように書かれてます。
Morwen
Daughter of Baragund (nephew of Barahir, the father of Beren)

訳本はバラグンドの説明をしているカッコの中を訳す際、そのまま並べてしまったんだね。
バラヒアの甥で


ベレンの父

正しくは下を。
こういう説明の仕方はよくある。
あることの説明を何か1つ書いて、その書いたことに対する説明を続ける。
だから、上の英文は、

・・・ってことです。


シルマリルの物語ではベレンはすごい重要人物。だからシルマリルにちょっと詳しければ、バラヒアとベレンの記述のところで「んっ・・・!」と気がつくはず。
別に原書と比べる必要もないしね。

家族関係わかんなくてもさ、本の真ん中辺に系図が載ってるからそこ見ればわかる。
系図見なくても、索引でベレンを引くと、「バラヒアの息子」と書いてある。(^o^)
バラヒアを引くと、「ベレンの父」と書いてある。(^O^)

ここの2ページは、他にはそんなに怪しそうなところはない。指輪にも出てくるのが結構あるしね。
ゴチャゴチャ書いてあるのはモルウェンのとこだけ。
ちょっと調べればすぐわかる。

世の中、要領よく!
で、木の鬚先生にバレないように書き直すには、
「モルウェンは、バラグンド (ベレンの父のバラヒアの甥) の娘」 って感じ。
「バラヒアの甥。バラヒアはベレンの父」の方がわかりやすいかな。

「バラヒアの甥で、ベレンの従兄弟」でもいいけど、これはベレンのパパがバラヒアでなくても成り立つからね。
ま、これでもクイズはマルにしました。

もうひとつ、「ベレンの父であるバラヒアの甥」でも一見よさそうに見える。
でもこれだと、「ベレンの父である」はバラヒアを修飾するんだけど、甥を修飾すると見ることも可能。実際、そう読んじゃう人もいる。
でも、これでもクイズはマルにしました。

日本語難しいよねー。 訳すときにはよくよく注意が必要なのでした。


教訓。
カンニングするには、ある程度の知識が必要。知識がなくても要領のよさが必要。
・・・ということでクラス一同、納得しております。

追試はどうやって乗り切るか・・・ そこが問題だ。木の鬚先生が眠ってくれればな・・・



次の方々は気がついた!単位もプレゼントもゲット!