■ スマウグ最後の日の天文学的現象に関する考察 ■

まず、下の絵をごらんください。スマウグがバルドに射られるシーン。
これをよく見て考えると、当日の謎が浮かび上がります。
David Alterさんの絵 (部分) トールキンのスケッチ。
街の上に、Death of Smaug と書いてあります。

さて、この2つの絵を比べて、異なっているところがいろいろあります。左の絵には森とか樽もありますけれど、スマウグの最後のシーンのところで比べましょう。

第1回プレゼントクイズではDavidさんの絵の間違い探しをしました。大体はそこで出てしまっているのですが、出てこなかった項目もあります。

では、出てしまっている項目を。

はい、2つの絵の相違点です。
  1. スマウグにくっついている宝石。
    スマウグはおなかに宝石がついていて、矢も通さない。でも背中にはついていない。
    トールキンの絵が正しい。

  2. スマウグを射た矢の色。
    バルドが射たのは黒い矢。
    トールキンの絵が正しい。

  3. エスガロスの街の状態。
    本当は炎上していた。
    トールキンの絵が正しい。

  4. エスガロスの街の橋。
    スマウグが飛んできたとき、外され、壊された。
    トールキンの絵が正しい。

    また、エスガロスは湖の西岸にあり、橋も西に向いている。
    これもトールキンの絵が正しい。
    ただしこれは、Davidさんの絵では左側に描くスペースがないので仕方がない。

  5. バルド。
    橋はもうないから、バルドは橋の上にいることは出来ません。
    だけどトールキンの絵ではバルドは見えない・・・! でも、杭の左の端っこにいるべきである、と、このスケッチの下に書いてあるのです。トールキンの頭の中では、そういう映像になっていたらしい。よっく見ると、その杭の端に向かって矢印が書いてあるでしょ。バルドはそこから射たんだよ。
    お話の中にはバルドのいた場所は明確に書かれてないけどね。

で、ここまでは割と普通にわかります。
問題は次。

月の形です。
Davidさんの方は  トールキン先生の方は

ふーん。
でもさぁ、そんなの、雰囲気で描いただけでしょ。グワイヒアよ、細かいこと言うなよな。

・・・とか、思った人、いるでしょ・・・ほれ、そこのアナタ! 

いやいや、これは結構重要なんだもんね。

Davidさんの絵の月は、森の上にあるし、この時点での月のつもりではないのかもしれませんし、そのつもりなのかもしれません。
どちらも同じ日の月だとすると、crescentが2種類。うーん。
ちなみに英語では、三日月も二十六夜月もどちらもcrescentといいます。

さて、スマウグ最後の日の月、どっちの月が正しいのでしょう? 
そしてその理由は? 理由が大事だぞ。


答えはこちら。ちゃんと考えてから開けるんですよ!