さて、ビルボおじさんは時速何キロで走ったか、です。

ホビットの冒険に書いてある。

ビルボはドワーフたちの訪問でてんてこ舞いで、イヤになって、起きてみたらみんないなくて、やれやれと朝ご飯。そこへガンダルフが来て、さっさと行かないと間に合わんぞ、と言う。
そこで行かなきゃいいものを、あと10分じゃ!と気合いがかかって、つい走り出しちゃう。なーんにも持たないで水の辺村目指して全速力。
家を出たのが10時50分で、着いたのが11時ジャスト。これはどの本でも同じ。

緑竜館までの距離は、原書では、1マイルかそこら。1マイルとちょっとあるかなってくらい。
瀬田訳では、1キロ半。
山本訳では、さらに1マイル以上も。 さらにっていうのは橋を渡ってからさらに。

一番多かった答えは、やっぱ瀬田訳の1キロ半から出たものでした。さすが瀬田さん、売れてますねー。
ええと、10分で1キロ半だから、一番簡単なのは、6を掛ければ1時間になる。
1キロ半×6=9キロメートル。
時速9km

ちゃんと式立ててもいいね。みんな、いろんな式で計算してくれました。

きっちりと答えが出るのは瀬田訳だけ。他のはどうしてもアバウトになる。

まず、原書の場合。1マイルかそれ以上というか、そこらへんというか、1マイルよりは少なくないべぇ、もうちょっと多かったかもしれないべぇ、って感じだから、いいや、1マイルにしてしまおう。
1マイル×6=6マイル。 時速6マイル。
1マイルというのは1,609m。だからこれをkmに変換すると、1609×6で、時速9.654km
距離をちょっと足して、ちょっと速く10kmとかにしてもいいね。

それで困ったことに、瀬田訳と山本訳の違いでもわかるように、この1マイルとちょっとあるくらい、っていうのは袋小路屋敷の玄関前から計るのか、それとも川を渡ったところから計るのか、解釈が分かれるんだよ。
橋を渡ったあたりは、要するにホビット村の中心って感じ。ビルボの家は集落の外れだからね。
指輪本編についてる地図では、ホビット村から水の辺村までは1マイルとかじゃなくって、もっと遠い感じ。でも、文に1マイルって書いてあるんだから1マイル+ちょっとなのは明白だ。結構近い。すぐそこじゃん。
橋から袋小路屋敷までどのくらいあるかというと、これははっきりは書かれてない。トールキンの絵を見た感じでは1キロはないな。たぶん。家の大きさもホビットサイズだから、大きい人の街とは距離がだいぶ違うはずだし。
大体300mか、多く見積もっても500mかな。

で、これを全部足すと、300m+1mile+ちょっと=2kmくらい?

そしたら、時速12km

だから、原書のビルボの方が、瀬田訳のビルボよりも足が速いのでした!
上のように3種類の答えがあります。
クイズの答えとしては、ビルボが緑龍館へ走るシーンを元に計算してあればおっけ〜としました。


瀬田訳では、ホビットは児童書ということで、日本で馴染みのないマイルを使うと読むときにわかりにくいからkmに直してある。このとき、1,609mかそこらを駆け抜けて・・・って訳すと変だし。 だから瀬田さんはアバウトに普段使う言い方のように1キロ半って書いたのでしょう。

で、えれんしらさんは答えが時速18kmとなりました。なぜか? すんごく速いビルボおじさん。
えれんしらさんの持ってるホビットの冒険には、水の辺村まで3キロって書いてあるんだって。
重版したときに1キロ半に直したのかもね。初めの頃の版は計算間違いしてたのかも。
3キロって書いてあるの持ってる人、お宝ですよ〜


今回は全員正解でした! ヤフトピは「な」行で当選者2人決定です。



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