スマウグ あぁ、だいぶ涼しくなってきたかな。
つぐみ だんだん寒くなりますよ。
スマウグ 任せておけ、スマウグさまがゴォォぉぉっっ!!とすれば暖は取れるぞ。
つぐみ 火、こっち向けないでくださいよ。
スマウグ 焼き鳥にしてもその体積では腹の足しにもならんからな。
つぐみ とか何とか言って、僕がいなくなったら寂しいでしょう。
スマウグ うるさいぞ、単純に体積の問題だ。
つぐみ ダチョウくらい大きかったら焼き鳥にするんですか?
スマウグ ダチョウは見たことがないな。
つぐみ おっきな鳥ですよ。飛べないですけど。鳥類図鑑に載ってました。
スマウグ 竜図鑑、ってのはないのか。
つぐみ うーん、本屋さんで探してみます。
スマウグ アマゾンじゃないのか。
つぐみ 台風でネットがつながらないんですよ。
スマウグ 動物図鑑も揃えて並べるとしよう。
つぐみ じゅうは、指輪のはエレファントじゃなくてオリファントです。エレファントだと迫力がないんで。
スマウグ それなら、ダチョウも迫力の違うのがいるのではないのか。
つぐみ あー、それは図鑑には載ってないですねぇ。なんて名前かな。
スマウグ ダチョウの迫力版か。デぃヤァチョウっ!!ってのはどうだ。
つぐみ デぃヤァぁチョウっっ!!ですか。
スマウグ いい感じではないか。
つぐみ でもそれって、いちいち叫ぶわけですか?
スマウグ デぃぃヤァぁぁチョぉぉぉウっっ!!!!
つぐみ なんか品がありませんねぇ。
スマウグ ダチョウだからな。竜は品があるぞ。
つぐみ Dragooooooon!!!!!! 
スマウグ うむ、響きだけでも品格が高いな。
つぐみ はいはい。
スマウグ トールキンは品があるからな、指輪にも品格の高い竜を出演させろと言ったのに、PJの野郎、断りやがった。
つぐみ だって、エスガロスで死んだはずなのに指輪に出てきたらおかしいでしょう。
スマウグ あれだけ話を変えたんだぞ、死んだはずなのが出てくるくらい、何でもなかろう。
つぐみ そうかなぁぁ。
スマウグ 翼をもつ獣だか何だか知らんが、あれはチャちいな。
つぐみ 竜と比べれば何でもチャちいですよ。
スマウグ おぉ、珍しくいいことを言うではないか。ぜひもう一度聞きたい。
つぐみ 竜と比べれば何でもチャちいです。
スマウグ おぉ、ぜひぜひもう一度聞きたい。
つぐみ 竜と比べれば何でもチャちいです。そんなん、とーぜんですよ。
スマウグ よしよし。
つぐみ ちっちゃい頃から立派だったんでしょうねぇ。
スマウグ そうだな、みっちゅの頃は、神童と呼ばれてたからな。
つぐみ みっちゅの頃があったんでちゅねぇ。
スマウグ 竜界の期待の星、そして今や世界的スーパースターなわけだ。
つぐみ ちゅごいでちゅ。
スマウグ 同じみっちゅでも、あのダインとかいう野郎とは大いなる違いがあるわけだ。
つぐみ あれはあれでドワーフとしては期待の星なんですよ。
スマウグ ドワーフとしては、か。
つぐみ でも、ひとちゅでも、みっちゅでも、竜には敵いませんよ。
スマウグ よしよし。
つぐみ 穴はひとちゅでしたよね。
スマウグ ・・・・・やはり焼き鳥志望のようだな。
つぐみ さ、本屋さんに行ってきます。


スマウグがエレボールに来て、ごぉぉぉぉぉぉっっっっ!!!ってやったのは、2770年。
ダイン二世が生まれたのは、2767年。
だからダインちゃんは、当時3つだったのだ。でも、きっと、ちっちゃくても超ナマイキだったに違いない。

そのダインと同じ年に生まれたホビットは、バギンズ家の、バルボ・バギンズ。シャイア暦で1167年生まれ。
シャイアの暦は、普通の第三紀の年と1600年ずれるから、第三紀2767年とシャイアの1167年は同じ。

バルボはビルボの曾祖父ちゃんにあたる。ビルボはバルボのひ孫になる。

ここら辺は、指輪の追補に載っている。年表やら家系図やら、必須項目ですよ!

ということで、答えは、

 1.みっちゅ
 2.バルボ・バギンズ
 3.バルボはビルボの曽祖父

っていうか、問題のところに答えは実はうっかり書いてあったのだ。うはははは
メールに書くのは、の2つ目、「答え 3つ」
いやその、3問という意味ですよ。はい。

ドワーフはホビットより長生きだ。
五軍の戦いは2941年。鉄の足ダインは174歳になっていた。ホビットではここまで長生きはちょっと無理だけど、ドワーフとしてはまだまだ中堅である。指輪戦争の時のエレボールでの戦いでダインは252歳で没する。

トールキンの世界では、歴史の流れが長期に渡って描かれ、年代を見ていくと、なかなか感慨深い。

ダインはトーリン・オーケンシールドより21歳若い。トーリンは、ビルボのひい爺さんより年上なのだ。

ビルボはそのトーリンと旅をして、ケンカして、仲直りして、そしてトーリンは逝ってしまう。その跡継ぎとなったのは、ひい爺さんと同い年のダインだった。

そのダインも指輪戦争の時、戦死する。ビルボはその頃はもうあまり動けなくて裂け谷にいた。

皆、自分の寿命の中で、役割を果たし、去っていく。死んでしまうと会えないのだけれど、それぞれの役割によって世界は変わり、その世界が残される。

普段は忘れているけれど、誰とでも、いつかはさよならしないとならない。
さよならしても、その人が関わった世界はある。だからその人がそこにいるのと同じなのだ。
話もできないし、声も聞けないし、それは寂しくて、どこかにいないかと探してしまう。どこにもいないのがまた辛い。でも世界は残されている。

トーリンが変えた世界、ダインが変えた世界、ビルボが変えた世界。
フロドもガンダルフも西へ去り、会えなくなってしまったけれど、ゴンドールもローハンも、そしてシャイアも、エスガロスもエレボールも、彼らがいなかったらその形ではなかったであろう形で生きている。

種族によって生きる長さが違い、同じ100年でもその密度はそれぞれだ。その複数の種族が交錯し、関わり合って展開する世界は、今、人間しかいない21世紀とはまた雰囲気が違う。

今は人間しかいないのだけれど、でも人によって生きる長さも、生き方も違い、個々の人生が重なり合うのは第三紀と変わらない。

ダインは物語の中にちょっとしか出てこない。でも東の山脈で一族をまとめ、そしてスマウグが墜ちた後は山の王になり、指輪戦争ではブランドの亡骸を守って死んだ。
その生涯は、それだけで長い物語として描くことができるだろう。
ダインだけでなく、どの個人の背景も、限りなく奥深い。
ホビットも、指輪も、もっと昔のゴンドリンやヌメノールの物語も、その蓄積のほんのほんの一部を文章にしたにすぎない。

ダインは東の山でエレボールとその一帯の荒廃の物語を聞いて育ち、そして自分がそのエレボールの王として君臨することになった。
普通に継がれていけば、自分には回ってこなかったはずの王位継承権。
悲しいことがたくさんあって、だから自分に回ってきた王の位。
それを継いだ責任感と、ドゥリンの末裔の誇りと、さまざまな想いが、指輪戦争の時、エレボールでの戦いでダインを支え、その最後に繋がったのだろう。

トールキンの物語は、書かれていないことがほとんどで、大体、書ききれるような量ではなく、それを先生は年表や家系図に込めたのだろう。先生の胸の中には壮大な世界が展開されていて、でも人間の一生はそれをたくさん書けるほど長くはない。だから年表や家系図をつけておくことで、ミドルアースの空間的にも時間的にもあまりに大きすぎる世界を、端的に表すことがベストの表現法だったのに違いない。

ってことでですね、スマウグがエレボールでゴォォぉぉっっとしたシーンを見る時は、その頃はみっちゅだったダインちゃんのこれからの生涯をチラっとでも考えていただくと、また感慨が深まるのでは、とか思います。


17日、夜11時のヤフトピは、


で、土俵で「とひ」でした!
ゆるキャラの相撲大会の決勝戦、押し出されているのはナガイモの「ねばっち」、
優勝したのはナガイモの足など体が農産物8品目でできている「つがーるちゃん」だそうです。
ねばっち、ねばりが足りなかったようです。

今年は暑かったからねぇ。ナガイモの出来にも影響したかもね。でも、つがーるちゃんの足はナガイモなんだねぇ。頭はスイカみたいだけど。全身ねばるより、足だけねばる方が強いのだろうか。これは研究の余地ありですな。

とひ以降ということで、当選はカシオペイヤさま♪でした。
おめでとうございます☆


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