ピピン 涼しくなってきたね。
メリー そろそろ秋だな。
ピピン 焼き肉だねぇ。
メリー キノコもこれからシーズンだし、いろいろ一緒に焼いて・・・
ピピン ワインで。
メリー 焼酎も。
ピピン もちろんビールも。
メリー ひひひひひ
ピピン ふふふふふ
メリー そうだ、花火もらったんだ。焼き肉食べて、夜になったらしようぜ。
ピピン 花火?打ち上げるの?
メリー じゃなくて、線香花火ってやつ。
ピピン ガン爺のみたいなのじゃなくて?
メリー 手で持ってするんだ。おとなしいやつさ。繊細で、儚くて・・・
ピピン あぁ、それって、エオウィンさまみたいだねぇ。
メリー あのな、お前、姫がどれだけコワイか知らないだろ。
ピピン え・・・そうなの? じゃあ、ファラミアさまは今頃・・・
メリー 気の毒にな。
ピピン メリー、教えてあげればよかったのに。
メリー 何をだよ。
ピピン 姫はコワイからやめときなさいって。
メリー わかってないな、ラブラブの時にそんなこと言ったって聞こえやしないんだよ。
ピピン ふうん。そんなもんかねぇ。
メリー でもまだガラさまのとこよりはマシだろうな。ケレボルンさまも気の毒に。
ピピン ガラさまコワイよね。メリー、ホビット観た?
メリー 観た観た。サウロンがビビって逃げたもんな。
ピピン 可哀相だよね。
メリー あれこそ気の毒だ。いくら敵とはいえ。
ピピン めらめらめら!!!って感じだったよね。
メリー めらめらめら!! ぎらぎらぎら!!! バシバシバシ!!!
ピピン こわいこわいこわい
メリー あれと比べたらガンダルフの花火は平和だなぁ。
ピピン うん、楽しいし。うれしいし。しあわせだよね。
メリー へんくつのかんしゃく玉の頑固ジジイでも、やっぱ好きだもの。
ピピン もっかい、見たいなぁ。
メリー うん。まぁ、線香花火でガマンしな。あれもキレイだから。
ピピン うん。


ほんとにね、ガンダルフがいなくなっちゃうと、花火もなしになる。
ガン爺はずっといてくれないと困るのだ。
でも第四紀の花火師さんたちにもガン爺のパワーが入っているのかもしれない。


ガンダルフはトゥックじいさん(the Old Took)と仲良しだった。じいさんの名前はゲロンティウス。ガンダルフは夏至の祭りの時にはやって来て、花火をしてホビットたちを楽しませていた。

映画では、追加映像で、この昔の夏至祭りのシーンが入った。観てない人は、Extended Editionを買いましょう。ブルーレイはこちら3作セットもある。



トゥックじいさん。 なかなかオシャレ。
これは美術監督のダン・ヘナさん。物語を支える非常に重要な役に、こうして大物スタッフを起用するのがまたオシャレ。
ビールジョッキがまたいい雰囲気。




楽しそう。




魔法使いのジジイにちょっかいを出したくなるビルボ。 それはスティングかな。本物を手にするのはまだまだ先。




たいへんだわ!! だいじなビルボがヘビにでも変えられたらどうしましょ。
駆けつけるママはゲロンティウスの娘のベラドンナ。
ママのドレス、すてきだね。

ホビットは定命だから、トゥックじいさんもお亡くなりになり、ガンダルフはしばらく姿を見せなくなった。
ドルグルドゥアのことで忙しかったというのが理由みたいだけれど、たまには行ってもいいのに、ゲロンティウスの死後はずっと花火はなしだった。
仲良しがいなくなるのは寂しい。会えないというのは寂しいものだ。
ガンダルフは、シャイアに行っても、あいつはもういないというのが辛かったのかもしれない。

イスタリというのは、あのジジイの形を取ってはいるものの、本当は西の海の彼方の高い高い存在なのだ。そんな格の違う存在のガンダルフやラダガストは、定命の者たちにも分け隔てなく接し、上下関係など感じさせず、ただ世界を支え続けた。

シャイアの長老だったトゥックじいさんは、自分がいなくなったらガンダルフが来なくなるほど、ガンダルフの大事な友だちだと、自分でわかっていただろうか。
花火ってのは、楽しくて、派手で、すてきなものだけれど、あくまで遊びで、世界の衰勢を見守り続けるイスタリの仕事の大きさと比べたら、別に無くてもいいものだ。
遊びではあっても、花火は作るには手間もかかるし、下手すれば危ないし、作ってわざわざシャイアに運んで、みんなを笑わせて、楽しませて・・・ 手間と時間をかけても、たまにはシャイアで過ごしたい、ホビットたちの喜ぶ顔を見てほっとしたいのがガン爺の気持ちだったのかもしれない。

トゥックじいさんがいなくなり、ガンダルフはぱったりと来なくなった。でもホビットのことは忘れていない。ビルボはトゥックじいさんの孫だ。

バッグエンドはガンダルフにとって、大切な場所になる。エレボール遠征後も訪れて楽しみ、そして111歳のパーティだ。
ゲロンティウスが生きていた頃、度々していた花火大会。トゥックじいさんは長生きだった。130歳まで生きた。指輪がなくてもそんな長生きをしたのだ。どれだけ強い体をしていたのだろう。
ビルボは、あの時は111歳で、ゲロンティウスと比べたらまだまだだ。ガンダルフは花火を打ち上げながら、80年以上前のシャイアのことを思い出していたことだろう。そして、フロドがいて、メリーがいて、ピピンもいる。トゥックじいさんの血筋は続いている。

トールキンの書き方というのは、表に大々的に書かれていないところが実は重要な土台になっていて、その上に文章が並ぶ。土台は、さらっとしか書かれない。そこから派生する出来事の中に、いろいろな想いがあるであろうことも、あまり書かれない。書かない方が表現できることもある。詳しく書くと安っぽくなるだけだったりもする。

花火、というものは、ガンダルフにとって、とても大切なものだったのだろう。
誰かを楽しませるということは、楽しいことなのだ。大切なひとたちが笑ってくれること、楽しくしていてくれること、元気で暮らしていられること、たまにあるイベントだけで関わるとしても、その楽しみの一端になって、彼らの思い出を作ることができること。
ガンダルフにとって、その手段となるのが、花火だった。イスタルの仕事としては、ささやかなものとしても、イスタルの心としては、大きなものだったかもしれない。
わー!!きゃーー♪ すごーい!! みんなで空を見上げて歓声をあげた夜はホビットたちの大切な思い出になる。じいさんやママや仲良しがたくさんいて一緒に笑って過ごした夜のことは、世界を動かしたホビットたちの心に残りつづける。ガンダルフだからこそできた、大きな仕事だったのだ。


さて、問題の計算ですが、
まず、ホビットの初めのほうに、ガンダルフは、友だちのトゥックじいさんが死んでから、長いことシャイアには来なかった、とある。
で、旅の仲間の初めのところ、花火は高齢のホビットの中でも最年長のじじばばたちが、むかーーーし見ただけで、トゥックじいさんが死んでからは、花火はなかった、とある。

それを踏まえて、年代を見ていくと、

トゥックじいさんが生まれたのは、第3紀、2790年。

孫のビルボが生まれたのは2890年。この時、ゲロンティウスは100歳!!だから上に並べたホビットの映画のエクステンディッド・エディションの花火のシーン、じいさんは100歳超えてるのだ。元気だね。若い若い。ぴちぴちしてる。

トゥックじいさんが亡くなったのが2920年。130歳まで生きた。すごい。 この時、ビルボは30歳。

ガンダルフがビルボをスマウグ退治の旅に連れ出したのは、2941年。この時、ビルボは50歳。

ビルボの111歳のパーティは、3001年9月22日。

ゲロンティウスが亡くなったのが夏至の前か、夏至の後かはわからない。その最後の年に花火があったかもわからない。
もしその年の夏至祭りに花火があって、その後で亡くなったとすれば、2920年がトゥックじいさんの見た最後の花火となる。

その後、花火はビルボのパーティまで、ずっとなかった。

で、引き算すると、3001−2920=81 で、少なくとも81年ぶり!!となる。

ってことは、最年長のじじばばホビッツが覚えてるにしても、幼稚園くらいの年にならないと覚えてないだろうから、85歳くらいになってるホビッツたちが、かろうじて記憶に残しているくらい、だったのだろうな。

プレゼントのページ、鏡に追補編がうつってるでしょ。入れ込んで写すの難しかったんだからさ。要するに、追補を見ましょうということで。なんて優しい鷲なのだろう・・・うるうるしますねぇ。
こういうのは年表か家系図見ないとね。



ビルボにとって、昔の花火は、トゥックじいさんやママやパパや親戚みんなや村の人たちが一杯で、楽しかった思い出だった。
パパとママの絵がバッグエンドには架かっているけれど、あれはほんとに大切なものなんだよね。ま、映画のあれはPJとフラン・ウォルシュの絵なんだけど。

ガンダルフは、ホビットの初めで、ベラドンナの息子がどうのこうのと文句を言う。トゥックじいさんの孫の代になって、ずいぶん年月が流れている。
ホビットの話は、指輪の時代と比べたらだいぶ前のことだけれど、ゲロンティウスがいた頃の楽しい夏祭りは、更に前の時代になる。
ガンダルフにしてみれば、エレボールへの旅にビルボを引っ張り込んだ時は、懐かしいトゥックじいさんの頃からすれば、ベラドンナももういないし、すっかり新しい世代になっていて、その代を担うビルボを迎えに行ったのだ。

そして、指輪の旅の時には、更に更に次の時代になっていて、フロドもメリーもピピンも、新しくて輝かしい世代に映ったことだろう。

不死で永く世の中を見ていると、定命の者たちはどんどん移り変わり、彼らを支えることは、喜びと共に淋しさや辛さも伴うことだろう。

西の海の向こうへ渡ってからも、ガンダルフは花火でビルボを楽しませてくれたかな。だったらいいな、と思う。

ひゅるひゅるひゅる〜・・・・・・どっかーーーーーん!!!
数秒で消えてしまうのに、いつまでも心に残る。思い出になる。花火って不思議。


で、ですね、ヤフトピは、何と何と、クイズにぴったんこで、

長生きでした!
ふふふ。ヤフトピの日は敬老の日だったのだ。

福岡のマレーバクのジュリくん(男の子です)、国内最高齢だそうで、ってことはジジイですな、ごろごろぐでぐでしてるところを可愛いホビッツにブラッシングしてもらってご満悦。

ヤフーさんは、まるでクイズをチェックしてるかのように合わせてくれることが多くて、ほんと、助かります。ありがとうございます。感謝感謝。

シャイアにはバクはいないかな・・・ 似たフォルムのブタさんはいるけど。

みなさん、元気で長生きいたしましょう。そして、ビール片手に花火を見るのだ♪ しあわせしあわせ(^o^) どっかーん!!

ちなみに、たまやー!の玉とは、アーケン石のことで、かぎやー!!の鍵とは、もちろんエレボールの鍵のことです。
いやぁ、花火って、深いですねぇ。

正解者はこちら